平成29年12月1日号

明日はいよいよ『もみじフェスタ』保護者鑑賞日です!

この間、各授業や舞台練習等で取り組んできた『もみじフェスタ』も、いよいよ明日が集大成となります。急な冷え込みで体調を崩してしている児童生徒もいるようですが、本番に向けて一生懸命に練習を重ねてきました。今週の児童生徒鑑賞日では、児童生徒それぞれが本番さながらに舞台での演技を披露しました。明日は、お子様の舞台はもちろん、ぜひ他学部や他学年の舞台も鑑賞していただきたいと思います。たくさんの方々にお越しいただき、児童生徒たちの頑張る姿に声援を送っていただきたいと思います。

本校の「医療的ケア」に関する取り組みについて

本校には現在、何らかの医療的ケア(緊急時投薬は除く)が必要な児童生徒が、全校児童生徒の約3分の1在籍しています。今年度、本校は国(文科省)が新たに実施する『学校における医療的ケア実施体制構築事業』のモデル校に指定され(大阪府下では、箕面支援学校、茨木支援学校、交野支援学校の3校が指定されています)、これまでの医ケア体制の更なる充実と情報発信の役割を担っています。

本校がこれまでも進めてきた「大阪大学医学部との連携」、「高度な医療的ケアに対応するための学校看護師・教員のスキルアップ」、「他の支援学校、小・中学校への情報発信・連携」等の取り組みや、校内で必要な「医療的ケアに関わる必要備品」を一層充実させることで、「より安全・安心な医療的ケア実施体制の構築」を目指して取り組みを進めています。以下、本校の「看護師体制」や「医ケアに関する主な取り組み」を紹介させていただきます。

看護師体制について 

本校では、12名の看護師が一日9名の体制で学部や時間帯を分担して勤務して、児童生徒が安全・安心な学校生活を送れるように医ケアの実施体制を組んでいます。医ケア実施に当たっては主治医の指示書をもとに「校内医療的ケア安全委員会」で検討した後、基本的に教員が実施可能な範囲の医ケアは教員で実施しますが、それ以外のケアや高度な医ケア、健康状態に特別な配慮を必要とする児童生徒の医ケア等については、看護師が実施しています。

主な取り組みについて

①「看護師研修」:昨年度から、府下の支援学校に勤務する学校看護師全員を対象とした「看護師研修」を本校で開催しています。(昨年度は全5回開催。今年度は全3回開催予定)

②「医ケア健康相談」(毎月):『大阪大学医学部』の酒井規夫先生に巡回相談を受けています。学校で特に健康状態が気になる児童生徒に関して相談し、貴重なご意見をいただいています。9月の校内医ケア研修会では講師としてお招きし、「小児医療や医療的ケアの変遷」、「子どもの権利」、「医療的ケアの今後」について学び、実り多い研修会になりました。

③「摂食・嚥下相談」(毎月):『歯と口の機能支援センターみのお』センター長の松野頌平先生に巡回指導を受けています。医療的ケアが必要な児童生徒のみならず、食事や水分摂取時のアドバイスをいただいています。7月の校内人権研修会では講師としてお招きし、『医療的ケアが必要なこどもが抱える摂食嚥下障害 ~よりよい食支援のためにできること~』をテーマにご講演いただきました。