6月18日(月)地震発生
朝の7時58分頃、大阪北部を震源とする震度6弱の地震が発生しました。校舎は左右に大きく揺れ、あきらかに、ただ事ではない大きな揺れを感じました。校内にいた教職員は、揺れがおさまるのを確認後、校舎の外に避難しました。児童生徒のみなさんは、とても怖い思いをしたのではないでしょうか?
学校では、ただちに対策本部を立ち上げ、児童生徒、教員の安否確認を行いましたが、通学バス、児童生徒宅へ連絡をとろうにも、電話回線がすぐにパンク状態になり、なかなかつながりませんでした。そんな中、少しずつ情報が入ってきました。「○○バス、○○名の児童生徒を乗せて○○地点にいます。」「○○バスへ、保護者へ連絡を取り、安全な地点で児童生徒を引き渡してください。」「保護者に連絡がつかないときは、学校まで乗せてきてください。」「○○バス、渋滞に巻き込まれ動けません。」「電車が動かず、駅に足止めされています。」等、様々な情報と指示が飛び交いました。情報はすぐにホワイトボードに書き込まれ、共有していきました。
しばらくすると、引き渡しがまだの児童生徒を乗せた通学バスが続々と学校に帰ってきました。バスを降りた児童生徒は、余震に備えて校舎の出入り口付近に避難をして、保護者のお迎えを待ちました。医療的ケアの必要な児童生徒には、看護師がいつもと同じように対応しました。そのうち、連絡のついた保護者が車でお迎えに来られ、引き渡しが順次行われていきました。児童生徒のホッとした表情が印象的でした。
時間の経過とともに、「お迎えに行こうにも渋滞に巻き込まれていて動けない」という連絡が入ってきました。お昼を過ぎることもわかってきましたので、安全部主導のもと備蓄品を倉庫より運び出し、水とおかゆの配給が行われました。多くの教職員が動いて、机・椅子を運びだし、幸い、曇り空で気温もそれほど高くなかったので、外に食事ができる場所が作られました。
同時に、校舎内の状況もわかってきました。エレベーターが3機とも停止。保守点検業者に連絡がつかない。一部の壁にヒビ。理科準備室のビーカーが割れて散乱している等。各教室と特別教室の安全を点検しました。
14時過ぎ、エレベーターの業者と連絡がつき、復旧のめどがついたので19日は通常授業でいくことを本部が決定し、教職員に周知しました。ちょうどその頃、最後のお迎えが到着し、校内に残っていた児童生徒は全員、引き渡しが完了しました。その後、19日の件と安否確認をするために、担任が各家庭へ電話連絡をしました。
保護者の皆様には、あの大変な中、お迎えや電話での連絡等様々なことに、ご協力いただき誠にありがとうございました。
6月19日(火)20日(水)臨時休業→授業再開へ
19日7:30頃、給食室の水道水に濁りと異臭が発見されました。
前日の地震の影響で、給食で使用する水が濁っており、異臭がするため、調理ができなくなりました。余震も続いており、児童生徒の安全な移動や活動が十分に保障できないため、19日は臨時休業となりました。18日に引き続き、急な変更に対して、ご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
早急に水質の悪化について調べたところ、地震の影響で、箕面市内で断水や濁水の報告がありました。水道局に確認したところ、当初学校付近に異常はありませんでしたが、被害の範囲が広がったため、現在復旧中であることがわかりました。校内でも、復旧作業を急ぎましたが、十分な水質の安全性が確保できないため、20日も臨時休業になりました。
地震の影響で箕面市の水道管からサビや汚れが受水槽に流れ込み、その溜まったサビや汚れを取り除く作業を19日から20日にかけて行いました。
清掃後、保健部による水質検査と学校薬剤師に最終確認をしていただき、水質の安全が確認できたので授業の再開が決定しました。給食については、メニューを変更して実施することになりました。20日は大雨警報(豊中市・池田市・吹田市・箕面市・豊能町)も発令されたり、避難勧告や避難指示があったりした地域もあり、不安な時間を過ごされたことと思います。
私たちは、地震避難を体験しました。多少の混乱もありましたが、保護者の皆様のご協力を得て、避難活動をおこなうことができました。日頃の訓練がいかに重要か、実体験したことで、次に活かしていけるものを肌で感じ取ることができました。今後課題を整理し、保護者の皆様とも共有していきたいと思います。
災害緊急時は、保護者と教職員が力を合わせて児童生徒の安全を守っていかなければなりません。今後ともご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
被災された皆様には心よりお見舞い申しあげます 6月18日の朝、大阪北部を震源とする震度6弱の地震があり、その影響で3日間臨時休業としました。その間の学校対応等にご協力とご理解をいただき誠にありがとうございました。学校では、電気系統や水道関係での不具合がありましたが、その他大きな被害もなく、ほっとしているところです。しかしながら、余震の心配は尽きません。一層の安全確保を考え、状況に応じての対応に全力で努めてまいりますので引き続き、学校生活へのご理解とご協力を重ねてお願い申しあげます。 地震というものは本当に思いかけず突然にきました。いかに日常から意識をして地震に備えることの大切さを実感しました。地震直後から教職員一人ひとりができることを十分に発揮し、混乱もなく対応できたことはよい経験と自信になりました。この経験を振り返り、さらによりよい災害対応につなげていきたいと思います。今後ともご協力のほどお願いいたします。 校長 早野 眞美
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