12月2日(月)大阪府立寝屋川高等学校視聴覚教室に於きまして、京都大学の溝上慎一准教授に基調講演をいただき、その後、パネラーとして京都大学の溝上准教授、大阪国際大学の山本玲子准教授、大阪府教育センターの蛭田部長、松永指導主事にお願いして、本校英語科教諭の授業を題材にパネルディスカッションを行いました。近隣の学校からも多数ご参加いただき、参加総勢80名ほどの実り多き研修会となりました。
基調講演では、「なぜ今21世紀型能力が求められるのか」と題し、学校から仕事へのトランジション、アクティブラーニングなどを中心にご講演いただきました。内容も多岐にわたり大学の現状も織り交ぜながら、我々にとっての未来を考える上で大きな示唆をいただきました。内容を簡単にまとめますと次のようなものでした。
l 社会は新しいことを生み出す協働する力を求めており、知識は集団の中で活かされてこそ意味があるものだ。
l 社会の変化に伴い、学校も変わっていかなければならない。
l 社会人基礎力とGeneric skills 21世紀型能力
l ティーチングとラーニング 知識・理解の社会化
l 授業スタイルの変換「知識注入型」から「アウトプット」「アウトカム」を大切にする授業スタイルへ・・・そのひとつの手法としてのアクティブラーニング
l 大切なことは自己完結の学びではなく、他者とのコミュニケーションをとおしての学びであり、他者との関わりの中から得られる気付きがあること。
l 個々の学びの中では理解できていても、それを他者に伝えることができない大学生が多い。
最後に、パネルディスカッションでは、異なった視点から貴重なコメントをいただき、
今後の授業を組み立てていく上で様々なアイデアやヒントを得ることができました。
是非とも、これからの教育実践に活かしていきたいものです。