おはようございます。この記事では体育祭のクラブ対抗リレーにて科学部はどのような実験をしながら走ったのかについて解説していきます。
①用意した薬品
以下のとおりです。
・重曹
・クエン酸
・BTB溶液
・6.0mol/L水酸化ナトリウム水溶液ィ!
💀CAUTION💀
水酸化ナトリウム水溶液ィ!は大変危険な薬品です。取り扱う際は最新の注意を払いましょう。
②解説
まず、BTB溶液は、pH6.0以下の酸性の状態で黄色に、pH6.1~7.8の中性の状態で緑色に、pH7.8以上の塩基性の状態で青色に色が変化する薬品です。
また重曹とクエン酸は、水に溶かして混ぜ合わせると、塩基性の重曹と酸性のクエン酸が中和反応を起こし、二酸化炭素を生じます。
③リレー本番ではどういうふうに実験してたの?
まず、炭酸水などが入っていた1.5Lペットボトルを用意します。
純水を半分ぐらい入れたあと、遠くから色がついていることがわかるぐらいまでBTB溶液を入れます。今回の実験では結構な量を入れることになりました。
水酸化ナトリウム水溶液やクエン酸を使って、緑色になるように調節します。かなりシビアな作業です。
また、別の容器(今回は走りながら実験するのでガラス容器は危険なため、プラスチック製のメスシリンダーを使用)にクエン酸の飽和水溶液を、重曹は粉のまま紙コップに入れます。
ここまでが体育祭前日の下準備です。
そして、ついに本番がやってきました。白衣を着て準備します。
競技の前に、写真を一枚。
アナウンスのあと、所定の位置に移動します。
スタートの合図のあと、第一走者がバトンの代わりのペットボトルを持って走ります。
バトン受け渡しの際、第二走者が紙コップに入った重曹をペットボトルに入れます。すると、緑色だった液は鮮やかな青色に変化します。
そのままキャップを閉じ、振りながら走りゴールへと向かいます。
ゴール前で、下でビニール袋を構え、キャップを開封し、クエン酸水溶液を一気に投入!!
液が黄色に変わったと同時に、二酸化炭素が生じたことによる泡が発生し、メン●スコーラのごとく一気に吹き出します。ビニール袋構えてて本当に良かった。
これで実験は成功です!!
④まとめ
今回の実験、楽しく行えたうえ、会場を盛り上げることもできたと思います。
これでまた科学部の存在感を学校に知らしめることができたのではないでしょうか。
思い出に残る経験でした。
みんなもやってみてね!!!()