おはようございます。今回は、冬休み実験の実践編のパート1、バファリンを加水分解してアセチルサリチル酸からサリチル酸を作るところをお届けします。
また、実験に集中するため、今回は写真は少なめですが、予めご了承ください。
①用意する薬品
用意する薬品は、以下のとおりです。
・バファリン(アセチルサリチル酸が500mg以上含まれる量)
・2mol/l水酸化ナトリウム水溶液
・6mol/l塩酸
⚠CAUTION⚠
水酸化ナトリウム水溶液及び塩酸は、大変危険な薬品です。取り扱う際は常に安全に細心の注意を払います。
②いざ実験!
まず、薬包紙に錠剤を包み、押しつぶして細かく砕き、試験管に入れます。
次に、水酸化ナトリウム水溶液5mlを試験管に加え、湯浴で透明感が高くなるまで加熱します。
今回の実験では、つぶした時の薬の粒が大きかったために透明感が出てこなかったので、10分程度加熱して引き上げました。
加熱を終えたら、試験管を湯浴から取り出して流水で底を触って冷たく感じる程度まで冷やします。
冷やした後、解けなかった成分を取り除くため、ろ過を用いて透明な液体のみを取り出します。
その透明な液体に、塩酸5ml程度加えて降り混ぜると、白色の結晶が見えてきます。
これがサリチル酸の結晶です。
続いて、その結晶を取り出す工程に入ります。以下の図のように、吸引ろ過装置を組み立てます。
アスピレーターに水を流した後、ろ紙を水で密着させて、試験管の中身を注ぎ込みます。
ろ過が終わった後、ろ紙を取り出して、薬さじなどで結晶を取ります。これがサリチル酸です。
これで実験は成功です!!!
③まとめ
実験の工程の半分が終わりました。今回はバファリンを加水分解してサリチル酸を作りましたが、次の記事にて、いよいよサロンパスを合成する工程に入ります。
興味深い記事なので是非見て行ってね
みんなもやってみてね!!!()