4月20日(土)参加者渡航説明会

 今日は、金曜日までに参加申込書を提出いただいた参加者を対象に、渡航説明会を実施ました。

 最終的に、イギリス語学研修に参加する生徒は77名となりました。府立高校の中でこれだけの人数が参加する語学研修は他に例がないと思います。本校にとっても初めての取り組みですので、気合を入れて取り組んでいきたいと思います。

 今日は、まず旅行社の担当者より申込書についての説明がありました。まず、4月30日までに提出する4点の書類について説明がありました。英語で記入しないといけない書類もたくさんありました。記入例を参考にして、抜け落ちのないようよく確認をして送付してください。もし、不安な部分がありましたら遠慮なく担当の教員に相談に来てください。詳細については説明があった通りです。

 

 次に、パスポートの取得についての説明もありました。持っている人は4月30日に送付する書類と一緒にコピーを入れて送ってください。ない人は、これから取得することとなりますが日程を考慮するとかなりタイトです。自身で申請を行うのであれば、火曜日の6時間目終了後すぐにパスポートセンターへ行くことを勧めます。その際には、戸籍抄本、写真、身分証明書(保険証と学生証)、旅券発給申請書が必要となります。せっかく行っても忘れてしまってはまた行かないといけませんので気をつけてください。また、本籍地が住所地にないと、戸籍抄本を取り寄せなければならず、手元に届くまでに日数がかかるため、期限に間に合わせるのは困難です。その場合は必ず指定の連絡先にご連絡をお願いします。

 なぜパスポートコピーがすぐに必要なのか?それは、航空券を予約してしまうためです。複写式の申込書にローマ字での名前を記入していただきました。航空券の予約の際には個人名が必要で、ローマ字のスペルは必ずパスポートに記載されたものと同一でなければ航空券を取りなおししないといけません。そうなると、キャンセル手数料がかかる上、新しく取得する航空券の費用がかかります。そうした誤りを防ぐために記入したものと本物との差異がないかをチェックするためです。

 話は逸れてしましましたが、気になることがあれば些細なことでもご相談ください。アレルギーのことや健康上の問題などについては、夏休みに入る前に健康診断を実施して知らなかった、ということのないように細心の注意を払いますが、相談いただくことでより気をつけることができます。

 最後になりましたが、書類の記入も生徒にとっての勉強になるはずです。正式な書類になるので、鉛筆で何度も書いて消して、というわけにはいきません。ましてや英語で記入するものもありますので、わからないことも多いかと思います。ある生徒が、『どうやってこれを書けばいいですか?』と質問してきました。私は、『君はどうやって書いたらいいと思った?』と答えると、生徒は『わからなかったので質問に来ました。』と。『じゃあ自分でどう書けばいいか考えた?』という質問には『いえ、考えていません。』ということでした。

 こうした質問は今回の参加者には受け付けないことにします。生徒たちには、『私は、この記入欄に~のように考え、・・・と書こうと思いましたがいかがですか?』このように自分なりにその答えを検証してもらったうえで質問に応じたいなと考えています。わからないことがあるのは当然です。初めての経験だし、英語になるとわからない単語もあるでしょうから。ただ、自分なりの答えを見つけて、それでよかったのか、というところまで考えることを続けてほしい、それが国際社会に出ても競争できる人間に育てることだと思っています。保護者の方々にも、同じような質問がたくさんぶつけられることでしょう。もう研修は始まっています。ぜひ、保護者の方々も同じように対応していただき、いろんな角度から参加生徒たちを育てていけたらいいなと考えています。

 何度も繰り返しますが、英語を学ぶ語学研修ではありますが今回の研修はそれだけではありません。もっともっと高い目標を見据えた研修にします。英語を中心とした人間研修とも言えるかもしれません。この不況の時代に総額50万円近くも出してくださる77名の保護者の思いに応えられる研修にします。生徒の皆さんもその自覚を持って取り組んでほしいという担当者の思いでした。

 ・・・でも、せっかく素晴らしいイギリスに行かせていただくのですから、精一杯楽しみましょうね!