3月25日(金)「京都大学 春の研究室訪問」

3月25日(金)に「京都大学 春の研究室訪問」を行い、40名の生徒が参加してくれました。

当日は9時に京都大学 吉田キャンパス 時計台の前に集合し、総合人間学部棟に向かいました。

総合人間学部棟では、京都大学大学院 人間・環境学研究科 の小島泰雄教授に講義を受けた後、本校64期卒業生で、現在は、京都大学大学院 人間・環境学研究科で研究されている北西 諒介さんから総合人間学部についての概略をお聞きしました。

小島先生には「中国はどこまで巨大になるのだろう」というテーマで講義をしていただきました。生徒が主体的に参加する講義形式で、今現在生徒たちが抱いているイメージを引き出しつつ、「中国」という国家のこれから、日本と中国とがどのように共存・競争できるか、といった内容について掘り下げていただくことで、興味関心をもって聞くことができる、非常に知的好奇心がくすぐられた講義でした。講義の内容だけでなく、そこでの対話や思考の進め方を通して、生徒たちは学びにおける新たな視点を得たことと思います。

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(小島教授の講義)

北西さんからはご自身の経験を踏まえて総合人間学部という学部はどのような学部なのか、総合人間学部での学びにおいて重要なこと、といった内容をお話しいただきました。総合人間学部は非常に幅広い学問領域を持ち、入学後は広い視野を持って自由に研究ができる一方、そこでの自由を謳歌するためには主体性が求められることを教えていただきました。「総合人間学部」では何が学べるのか、漠然としか理解していなかった生徒たちに具体的なイメージとビジョンを与えていただきました。

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(北西さんの講義)

その後は、現在京都大学で学んでいる、もしくはこの春から京都大学に進学する本校卒業生、総勢14名に協力していただき、京都大学 吉田キャンパスを散策しました。在校生たちは初めて歩く京都大学のキャンパスの広大さや、様々な施設設備に圧倒されながらも、卒業生たちから聞く京都大学での学びの日々に目を輝かせていました。キャンパスを散策しながら、具体的な授業の様子、サークル活動や部活動、日々の過ごし方や進路、高校在学時の勉強方法まで、在校生たちは先輩たちから様々なことを聞き、多くのことを学び取っていました。

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(散策の様子)

最後は時計台で集合写真を撮って解散をしたのですが、その後も先輩後輩分け隔てなく話し込む姿や、友人と笑顔で帰る姿を見ていると、非常に有意義な活動となったことを教員としても実感しました。

卒業生たちからは「私たちもとても楽しかった。また是非企画してください!」「後輩たちにもっと魅力を語れるよう勉強頑張ります!」といった声をもらいました。自分たちも楽しみながら、後輩たちのためにここまで行動してくれる先輩たちの姿を見て、畷高生の素朴さや優しさを改めて感じることができました。

(全体集合写真)

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(協力していただいた卒業生の皆さん)

進路行事としても、先輩後輩の繋がりを作るきっかけとしても、非常に有意義な研究室訪問となりました。四條畷高校はこれからも、在校生、教員、卒業生、皆で協力して、どんどん知的好奇心をくすぐるような「おもしろい」ことを進めていきます。これからもっともっと四條畷高校をよりよくしていきましょう。

最後になりましたが、今回の研究室訪問を開催するにあたって協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

進路指導部 浅田