八重桜

 皆さん、こんにちは。

 冷たい風が吹く一日でしたが、よく晴れていて、日射しのあるところは暖かく感じました。

 2週間前は、満開の花で私たちを楽しませてくれた桜が今はこんなに緑の葉が茂っています。強く生きようとする意思を感じさせる姿だと思いませんか。

 この桜の木の右奥、校庭の東南の隅に、1本の桜があります。2年前、あの台風21号が大阪を直撃したとき、天王寺高校でも強風によって根元から倒れた木がありました。先生方が協力して倒れた木を起こし、土を入れて支柱で支えました。一度倒れた木はなかなか元に戻らないと聞いたので、心配でしたが、今日、うれしい姿を見ることができました。

 復活です! それはそれは見事な八重桜です。ピンクの花びらを幾重にも重ね、誇らしげに、私たちの前にそのふくよかな姿を見せてくれました。

 どうです? 元気そうですね。本当によかったです。生命はやはり偉大です。

 八重桜、花言葉が素敵です。「豊かな教養」だそうです。学校の校庭にふさわしい木だったのですね。天高生の皆さんを優しく見守るこの八重桜のように、強く、逆境に負けない「豊かな教養」を身につけていきましょう!(今日の73期学年ブログのお話のように、教材の中にもたくさん教養の種が含まれています。その種を育てるのは皆さんですよ!)

 令和2年4月23日 学校長