10月26日の日曜日に、天王寺高校で、「大阪サイエンスデイ(大阪府生徒研究発表会)」
が開かれました。大阪府立のスーパーサイエンスハイスクールの学校を始め、この日に発表を準備をしている多くの学校が参加しました。本校からは、科学部から、この度、大阪府学生科学賞の優秀賞を受賞したグループをはじめとして、パワーポイントで発表するオーラルセッションに二本(「なぜ、石川にアユとウナギがいないのか?」「富田林におけるホタルの生息状況の変遷」)体育館で発表するポスターセッションに二本(「円運動する自走式ロボットの製作」と「すっぽんの骨格構造について」)の計四本がエントリーしました。発表はそれぞれ素晴らしいもので、その堂々とした発表姿勢と、自分たちの身近にあるテーマを取り上げていることと、研究の次への発展が期待できるという事で大変高い評価を受けました。
当日は、一年生の生徒には、Eタイムでのそれぞれのポスターセッションのイメージ作りにしてもらおうと参加を呼びかけ、当日は、部活等で忙しい中、時間を縫って多くの生徒が参加してくれました。158テーマにも及ぶ今回のポスターセッションのテーマは、この大会がサイエンスデイの大会であるため、理科系的なテーマばかりだったのですが、「ハザードマップを作ろう」「ユルキャラについて」「足元の雑草から見る環境問題」「学校に飛来する野鳥について」などのテーマは、十分にEタイムのテーマ設定にヒントを与えてくれるものであり、私としては、生徒たちが「学校前の交通量について」や「学校食堂の活用人数と傾向」「一番朝起きしやすい目覚まし時計の鳴らし方」など(いくらでも浮かんできますが)もっと身近なテーマを見つけアンケートや実地調査で自分で調べたら面白い発表になるのではないかと期待しています。
この日は、高校生たちの持つ好奇心に大いに刺激された一日でした。
富高生が、狭い意味での受験学力だけでなく、幅広く興味関心を広げ、課題解決力を高め次の時代を乗り越える力を付けてくれることに大いに期待します。