- 昨日（6月4日）６，７限目、高校２年生を対象に「人権講演会」が本校アゴラホールで行われていました。講演タイトルは「『性』っていったい何やねん？～LGBT、セクシャルマイノリティと私たち～」、講師役として弁護士の仲岡しゅん氏が講演してくださいました。
- 仲岡弁護士は、ご自身がMTFトランスジェンダー（戸籍上は男性の女性弁護士）であることを明らかにされており、今回の講演でもご自身の経験も踏まえ、分かりやすく「性」について語ってくださいました。用語解説や法律の紹介といった硬派な内容もありましたが、全体にユーモアを交え、笑いの絶えない講演会となりました。「セクシャルマイノリティは人口の数％、あなたの友達がそうかもしれない、あなた自身もそうかもしれない」、そして「君らはこれから、どないする？」と問いかけられ、生徒たちは自分自身の問題として理解を深めていったようです。最後の質問タイムでは、「（仲岡弁護士の髪が長く美しいので）シャンプー、リンスは何を使ってらっしゃいますか？」といった笑いの起きる質問から、「戸籍を変えることによるメリット、デメリットは？」「カミングアウトされた時の家族の受け止めは？」など、終了ギリギリまで質問が続き、チャイムが鳴った後も、高校時代の写真を見せてもらおうと生徒たちは仲岡先生に群がっていました。仲岡先生、お忙しい中、2時間にもわたるご講演を本当にありがとうございました。
- 一方、同じ時間帯に、多目的ホールでは高校１年生に対して来年からのコース、科目選択についての説明が行われており、こちらもまさに「君らはこれから、どないする？」でした。保護者の方々へも20日(木)に説明会が実施される予定です。一次調査の締め切りは6月24日(月)とのこと。文化祭準備や部活動に忙しい中、なかなか重たい検討課題ですが、悔いの残らないようしっかり考えてください。
富田林高校 校長 栗山 悟
