校長よりごあいさつ

 大阪府立岸和田高等学校校長の植木信博です。本校のWebページをご覧いただき、ありがとうございます。

 昨年度は新任校長として、本校における教育活動の改善・充実をめざし、これまで行ってきた取組みの成果検証と課題整理などに取り組んできました。校長着任2年めとなる今年度は、それらを踏まえたさらなる改革を進め、生徒により一層、「確かな学力」と「幅広い資質・能力」を育成し、「豊かな感性」、「高い人間性」を涵養できるよう尽力したいと考えています。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 本校は明治30年(1897年)に大阪府第六尋常中学校として開校され、本年で126年を迎える伝統ある学校です。そうした伝統のなかにも、常に時代の変化や発展する社会を見据えた教育を実践することにより、これまで、地域、社会に有為な人材を輩出してきました。     

 平成23年度からは、大阪府より指定されたGLHS(グローバルリーダーズハイスクール)として新たな専門学科「文理学科」が設置され、豊かな感性と幅広い教養を身に付けた、社会に貢献する志を持つ、グローバル社会をリードする人材の育成に取り組んでいます。
 平成30年度入学生からはすべてのクラスが「文理学科」となり、現在はすべての生徒が必履修科目である「文理課題研究」などにおいて、自主的で深い学びを実践しています。GLHS事業として、「英語研修プログラム」や「留学生や海外生徒との交流プログラム」、「GLHS講演会」などの取組みも行っています。

 また、「文理学科」の設置と同じ平成23年度から、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、将来のイノベーションの創出を担う科学技術関係人材の育成をめざし、科学技術の最先端となる施設見学や研究者による講演会の実施、海外の姉妹校と連携したフィールドワークなどにも取り組んでいます。
 なお、令和4年度のSSH新規採択に関する審査の結果、本校は改めて令和4年度から5年間の指定を受けました。平成23年度から継続して3期目の指定となります。

 日々の学習活動においては、生徒の「思考力を鍛える」「主体的に学ぶ」姿勢を育むため、教員一人ひとりが、また、学校として組織的に授業力のさらなる向上に取り組んでいます。進路指導においては、生徒の有する素晴らしい能力を一層伸ばし、幅広い視野を持ったコミュニケーション能力の育成、そして高い志を持った進路実現に向けて生徒の指導・支援に尽力しています。

 我々教職員一同は今後とも、GLHS及びSSHとしての責務のもと、「岸高生としての誇りと高い志を持ち、主体的な学びができる爽やかで骨太な生徒」、「チャレンジ精神に富み、将来、リーダーとして、未来を拓きグローバルに活躍する生徒」の育成に全力を尽くしてまいります。保護者の皆様、同窓会・後援会の皆様、また、地域の皆様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、引き続き、温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 

植木校長

令和5年4月3日

大阪府立岸和田高等学校長
植木 信博

 

スクール・ミッション

(「スクール・ミッション」とは)
 「スクール・ミッション」とは、生徒の状況・意向・期待、現在の社会・地域の実情、学校の歴史・伝統を踏まえるとともに、将来の社会像・地域像を見据えながら、各高等学校の存在意義や各校に期待される社会的役割、めざす学校像等を学校の設置者が定義するものです。
(本校の「スクール・ミッション」)
 明治30年(1897年)創立の伝統校として、またグローバルリーダーズハイスクールとして、地域や社会の期待に応える、自信、誇り、高い志、チャレンジ精神を持ち、主体的に学び、たくましく生き抜く力を身につけ、リーダーとして未来を拓き、グローバルに活躍する人物を育成する。

 

教育方針

(育てたい生徒像)
岸高生の誇りと高い志を持ち、主体的な学びができる爽やかで骨太の生徒
チャレンジ精神に富み、将来、リーダーとして、未来を拓きグローバルに活躍する生徒
(目標とする学校像)
「すべての教育活動を通じ、生徒・教職員がともに、主体的な学びで成長する学校(学びの時空間)」をめざす。

 

沿革・歴史

明治30年(1897) 4月1日
大阪府第六尋常中学校として創立
明治30年(1897) 5月17日
岸和田村元泉南郡倶楽部跡の仮校舎で授業を開始
明治32年(1899) 4月1日
大阪府第六中学校と改称
明治34年(1901) 4月1日
大阪府岸和田中学校と改称
明治34年(1901) 6月3日
大阪府立岸和田中学校と改称
昭和13年(1938) 1月7日
校舎を新校舎(鉄筋コンクリート3階建)に移す
昭和22年(1947) 4月1日
第1学年は募集せず、第2・3学年は新制中学校として併設
昭和23年(1948) 4月1日
大阪府立岸和田高等学校と改組
昭和23年(1948) 4月16日
男女共学実施。府立和泉高等学校・佐野高等学校と教員・生徒交流
昭和23年(1948) 5月
生徒自治会・PTA結成される
昭和24年(1949) 3月
併設中学を廃止。岸和田高校第1回卒業式を挙行
昭和24年(1949) 7月8日
旧岸和田中学校同窓会を発展させ、旧岸和田中学校、岸和田高等学校及び併設中学校の卒業生を以て岸和田高等学校同窓会を結成
昭和41年(1966) 7月20日
プール竣工
昭和42年(1967) 10月20日
同窓会館・生徒食堂竣工(旧保健室解体)
昭和46年(1971) 1月22日
既設同窓会館2階屋上に図書室増築(鉄筋コンクリート)
昭和50年(1975) 5月31日
体育館竣工(鉄筋コンクリート3階建)。第2運動場整備
昭和58年(1983) 2月28日
東棟竣工(鉄筋コンクリート4階建)
平成元年(1989) 4月1日
36学級定員1,728名。最高の収容人員となる
平成3年(1991) 3月28日
セミナーハウス竣工(鉄骨2階建)
平成8年(1996) 4月1日
第1学年定員360名となる
平成9年(1997) 7月31日
黎明館(鉄骨鉄筋コンクリート2階建)竣工
平成9年(1997) 11月15日
創立百周年記念式典・祝賀会挙行
平成11年(1999) 3月
校舎改築第1期工事竣工
平成15年(2003) 3月
校舎改築第2期工事竣工
平成15年(2003)  
エル・ハイスクールに指定
平成19年(2007)  
本校所蔵の「落合文庫」が岸和田市有形文化財に指定
平成23年(2011) 4月
大阪府より「進学指導特色校(GLHS)」指定。文部科学省より「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」指定
平成29年(2017) 4月
文部科学省より第2期「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」指定
平成30年(2018) 4月
73期入学生より全クラス文理学科に改編

 

校歌・応援歌

岸和田高等学校校歌
作詞 有岡 恭助(高3) 作曲 保田  正

下記より岸高校歌の再生が出来ます。

1、聞け黎明の鐘の音は
    猪伏が原に鳴り響き
    告げる自由と真理の道
    あヽ光栄の学び舎に
    若き生命の三歳を
    われらぞ学を研くあり

2、見よ葛城の翠巒は
    星霜移り歳旧りて
    なお永遠に変りなし
    あヽ懐しの胞友と
    高き栄誉を相抱き
    理想の自治へ進むなり

3、知れ黒潮の高鳴りは
    茅渟の浦わに打寄せて
    今青春を謳うなり
    あヽ輝やかな伝統に
    熱き血潮の若人が
    わが名を四方に揚げんかな

 

岸和田高等学校応援歌
作詞 福田 道雄(高3) 作曲 大澤 壽人

下記より岸高応援歌の再生が出来ます。

1、荒城春の想い出を
    金杯花とかざるべく
    君が腕の一振りに
    望みを託すものは誰ぞ
    岸高 岸高 岸高 岸高
                  われらが岸高

2、銀漢空の高鳴りに
    投げかく声は凍るとも
    そはせじ我等友垣の
    肩とり立ちしスクラムは
    岸高 岸高 岸高 岸高
                  われらが岸高

3、倒れど朽ちぬ闘魂は
    今あるを待ち来るなり
    こヽぞ力の出す時は
    十有秋の月にかけ
    岸高 岸高 岸高 岸高
                  われらが岸高

4、南海道の月高く
    梢を漏るる清香に
    君が栄誉を誓いては
    砕きし杯ぞ何処にや
    岸高 岸高 岸高 岸高
                  われらが岸高

5、豊穣和泉の中原に
    そびゆる高き塔の下
    立てよ王者今日の日に
    健児千余の気は満てり
    岸高 岸高 岸高 岸高
                  われらが岸高

 

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