大阪府立岸和田高等学校校長の植木信博です。本校のWebページをご覧いただき、ありがとうございます。母校である岸和田高校の校長に着任して3年めを迎えました。今年度もどうぞよろしくお願いします。
本校は平成23年度から、大阪府よりGLHS(グローバルリーダーズハイスクール)、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、将来グローバルに活躍するリーダー及び科学技術人材の育成をめざし、生徒にとって有意義で充実した教育活動を展開しています。
GLHSとして、国際的な視野を広げるとともに、コミュニケーション能力や英語による表現力の育成をめざし、海外研修や国際交流プログラムなどを実施しています。今年度はイギリス研修とオーストラリア研修、グローバルリーダー養成プログラム(校内版)の3つを柱に取組みを計画しています。また、今年度から台湾への修学旅行及び姉妹校である景美女子高級中学との交流を再開します。
SSHとしては、生徒が自然科学に対する興味・関心と高い志を持ち、早い段階で自らがめざす将来像を描けるよう、夏季サイエンスツアーや研究者による講演会などを実施しています。今年度の夏季サイエンスツアーでは、JAXAや国立科学博物館などを訪れる探究スタディーツアーと沖縄への生物フィールドワークを計画しています。なお、SSHについては、令和4年度から第Ⅲ期となる5年間の指定を受けました。
また、本校では、すべてのクラスが専門学科「文理学科」である専門高校として、幅広い教養と各教科の高い専門性を身に付けるとともに、生徒の主体性や探究心、問題発見・解決能力や情報活用能力などの育成をめざし、大学や地域NPOなどの協力を得ながら、3年間(1年次1単位、2年次2単位、3年次1単位)を通して、課題研究に取り組んでいます。
昨年度は、この春に卒業した生徒の研究「薬草ドクダミによる魚病予防・治療への可能性」が大阪府学生科学賞で大阪府知事賞を、日本学生科学賞では文部科学大臣賞を受賞するなど、課題研究において大きな成果を挙げました。
さらに、生徒の豊かな人間性の涵養とリーダーとしての資質・能力の育成をめざし、学校行事や自治会活動、部活動など、生徒が主体的に、かつ、共感・協働の気持ちを持って取り組める活動の充実に努めています。部活動加入率は兼部を含めると95%を超え、文化祭や体育祭、1,2年生の合唱コンクールやクラスマッチなどでは、生徒たちが団結してそれぞれの行事を盛り上げてくれます。私は様々な場面で生徒たちに「楽しく充実した高校生活を送ってほしい」と話していますが、十分に、その期待に応えてくれています。
今後とも、これらの多岐にわたる特色ある教育活動を通して、スクール・ミッションにある「自信、誇り、高い志、チャレンジ精神を持ち、主体的に学び、たくましく生き抜く力を身につけ、リーダーとして未来を拓き、グローバルに活躍する人物」の育成に全力を尽くしてまいります。
保護者の皆様、同窓会・後援会の皆様、また、地域の皆様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、引き続き、温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
【スクール・ミッション】
明治30年(1897年)創立の伝統校として、またグローバルリーダーズハイスクールとして、地域や社会の期待に応える、自信、誇り、高い志、チャレンジ精神を持ち、主体的に学び、たくましく生き抜く力を身につけ、リーダーとして未来を拓き、グローバルに活躍する人物を育成する。
令和6年4月1日
大阪府立岸和田高等学校長
植木 信博
「スクール・ミッション」とは、生徒の状況・意向・期待、現在の社会・地域の実情、学校の歴史・伝統を踏まえるとともに、将来の社会像・地域像を見据えながら、各高等学校の存在意義や各校に期待される社会的役割、めざす学校像等を学校の設置者が定義するものです。
以下が、本校の「スクール・ミッション」です。
■ スクール・ミッション
「スクール・ポリシー」とは、「スクール・ミッション」を踏まえ、高等学校の入口から出口までの教育活動の指針となる3つの方針「グラデュエーション・ポリシー」、「カリキュラム・ポリシー」、「アドミッション・ポリシー」を定めるものです。
「グラデュエーション・ポリシー」は、生徒の卒業後の姿を見据えて、学校教育活動を通じて生徒にどのような資質・能力を育成することをめざすのかを定める基本的な方針です。 「カリキュラム・ポリシー」は、グラデュエーション・ポリシーを達成するために、どのような教育課程を編成し、実施し、学習評価を行うのかを定める基本的な方針です。 「アドミッション・ポリシー」は、スクール・ミッションや、グラデュエーション・ポリシーとカリキュラム・ポリシーに基づく教育内容等を踏まえ、入学時に期待される生徒像を示す基本的な方針です。 以下が、本校の「スクール・ポリシー」です。
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■ 学校紹介動画(スライドによる学校紹介)
スライドによる岸和田高校紹介 [YouTubeへ]
■ 学校紹介動画(学校施設紹介)
校内紹介 [YouTubeへ]
■ 学校案内 (令和6年5月 新しい学校案内ができました)
PDFファイル明治30年(1897) 4月1日 |
大阪府第六尋常中学校として創立 |
明治30年(1897) 5月17日 |
岸和田村元泉南郡倶楽部跡の仮校舎で授業を開始 |
明治32年(1899) 4月1日 |
大阪府第六中学校と改称 |
明治34年(1901) 4月1日 |
大阪府岸和田中学校と改称 |
明治34年(1901) 6月3日 |
大阪府立岸和田中学校と改称 |
昭和13年(1938) 1月7日 |
校舎を新校舎(鉄筋コンクリート3階建)に移す |
昭和22年(1947) 4月1日 |
第1学年は募集せず、第2・3学年は新制中学校として併設 |
昭和23年(1948) 4月1日 |
大阪府立岸和田高等学校と改組 |
昭和23年(1948) 4月16日 |
男女共学実施。府立和泉高等学校・佐野高等学校と教員・生徒交流 |
昭和23年(1948) 5月 |
生徒自治会・PTA結成される |
昭和24年(1949) 3月 |
併設中学を廃止。岸和田高校第1回卒業式を挙行 |
昭和24年(1949) 7月8日 |
旧岸和田中学校同窓会を発展させ、旧岸和田中学校、岸和田高等学校及び併設中学校の卒業生を以て岸和田高等学校同窓会を結成 |
昭和41年(1966) 7月20日 |
プール竣工 |
昭和42年(1967) 10月20日 |
同窓会館・生徒食堂竣工(旧保健室解体) |
昭和46年(1971) 1月22日 |
既設同窓会館2階屋上に図書室増築(鉄筋コンクリート) |
昭和50年(1975) 5月31日 |
体育館竣工(鉄筋コンクリート3階建)。第2運動場整備 |
昭和58年(1983) 2月28日 |
東棟竣工(鉄筋コンクリート4階建) |
平成元年(1989) 4月1日 |
36学級定員1,728名。最高の収容人員となる |
平成3年(1991) 3月28日 |
セミナーハウス竣工(鉄骨2階建) |
平成8年(1996) 4月1日 |
第1学年定員360名となる |
平成9年(1997) 7月31日 |
黎明館(鉄骨鉄筋コンクリート2階建)竣工 |
平成9年(1997) 11月15日 |
創立百周年記念式典・祝賀会挙行 |
平成11年(1999) 3月 |
校舎改築第1期工事竣工 |
平成15年(2003) 3月 |
校舎改築第2期工事竣工 |
平成15年(2003) |
エル・ハイスクールに指定 |
平成19年(2007) |
本校所蔵の「落合文庫」が岸和田市有形文化財に指定 |
平成23年(2011) 4月 |
大阪府より「進学指導特色校(GLHS)」指定。文部科学省より「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」指定 |
平成29年(2017) 4月 |
文部科学省より第2期「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」指定 |
平成30年(2018) 4月 |
73期入学生より全クラス文理学科に改編 |
岸和田高等学校校歌
作詞 有岡 恭助(高3) 作曲 保田 正
下記より岸高校歌の再生が出来ます。
1、聞け黎明の鐘の音は
猪伏が原に鳴り響き
告げる自由と真理の道
あヽ光栄の学び舎に
若き生命の三歳を
われらぞ学を研くあり
2、見よ葛城の翠巒は
星霜移り歳旧りて
なお永遠に変りなし
あヽ懐しの胞友と
高き栄誉を相抱き
理想の自治へ進むなり
3、知れ黒潮の高鳴りは
茅渟の浦わに打寄せて
今青春を謳うなり
あヽ輝やかな伝統に
熱き血潮の若人が
わが名を四方に揚げんかな
岸和田高等学校応援歌
作詞 福田 道雄(高3) 作曲 大澤 壽人
下記より岸高応援歌の再生が出来ます。
1、荒城春の想い出を
金杯花とかざるべく
君が腕の一振りに
望みを託すものは誰ぞ
岸高 岸高 岸高 岸高
われらが岸高
2、銀漢空の高鳴りに
投げかく声は凍るとも
そはせじ我等友垣の
肩とり立ちしスクラムは
岸高 岸高 岸高 岸高
われらが岸高
3、倒れど朽ちぬ闘魂は
今あるを待ち来るなり
こヽぞ力の出す時は
十有秋の月にかけ
岸高 岸高 岸高 岸高
われらが岸高
4、南海道の月高く
梢を漏るる清香に
君が栄誉を誓いては
砕きし杯ぞ何処にや
岸高 岸高 岸高 岸高
われらが岸高
5、豊穣和泉の中原に
そびゆる高き塔の下
立てよ王者今日の日に
健児千余の気は満てり
岸高 岸高 岸高 岸高
われらが岸高