あけましておめでとうございます。平成20年(2008)がやってきました。城山高校にとっては特別な年であります。園芸高校東能勢分校時代以来の歴史を閉じる年であります。
私も第11代校長として赴任以来、この年をどのように迎えるか教職員やPTA、同窓会の方々と協議を重ね、城山高校が余野の地を去ることを惜しんでいただけるよう様々な事業を生徒達と共に取り組んでまいりました。この「巻頭言」も今回を含め残すところ3回。「城山高校の歴史シリーズ」もあと数回で終了ということになります。
「城山高校の歴史」シリーズ 第8回
50周年の記録は、当時としては革新的な「CD−ROM」によって製作されています。
この記念CD−ROMは、牧瀬十二朗先生、大岡典夫先生、そして現在「府教育委員会」に勤務されている当時の国語科門田先生を中心に作成されました。
内容は、10周年から30周年、40周年記念誌の「電子情報化」。加えて、「50周年記念誌」としての内容を満載したものです。(CD−ROM化については「製作を終えて」の門田先生の“雑感”が秀逸。)50周年記念誌の「編集後記」から意気込みをみてもらいましょう。
「創立50周年という大きな節目にあたり、(中略)記念事業の一環として単に従来の記念誌を作るよりも、50周年に値する内容と形式のものを作り、多くの方々の興味関心を期待できるものにしたいとの意気込みで、思い切って最新の情報システムを利用したものにしようということになり、CD−ROMによる記念誌作りに取り組むことになったわけです。(中略)本CD−ROMが、創立以来本校発展に関係していただいた各方面の方々にとって思い出深く、貴重な資料として保存していただけるのではないでしょうか。また、将来城山高校の存在を振り返る節目などには貴重な資料として役立つのではないかと秘かに自負いたしております。(後略)」
まさに、そのとおり、全ての記事や写真、動画がデジタル化された素晴らしいものでした。平成17年に赴任した私は、このCD−ROMを何度も見せていただき「城山高校」を理解させていただきました。その全てを紹介することは困難ですが、一端なりとも、味わっていただきたいと思います。
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