大阪府立城山高等学校(全日制課程)2007年度暫定ページ

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【学校長より】

 新年度がスタートした4月、生徒会執行部が、豊能町の皆さんへの感謝の気持ちを表現するために、「クリーンキャンペーン」と銘打ち、余野周辺のごみ拾いをはじめました。朝8時から、週に2回のペースで行う予定です。もし、見かける事があれば声をかけてやってください。

 さて、お約束の「城山高校の歴史」第2回です。前回は、現在の地に新しい校舎が出来たところまででした。記念誌や校舎の写真、図をみていただきました。今回は、「10周年記念誌」からピックアップしてみます。

「創立10周年記念誌」は、昭和34年2月14日付けで発行されました。もちろん、まだ、園芸高校東能勢分校です。この記念誌は、薄く小冊子ながら力作です。学校長による巻頭言、校歌に続いて

 @私たちの念願

 A校史備忘

 B学校概要

 C座談会「当年十歳」

 D地域社会の農業展望―農業経営実態調査にもとづいて

 Eむすび(分校農業科の使命)

という農業と地元に対する責任感あふれる構成になっています。

 ACDEなどの文面から、当時の学校関係者の喜びと熱意が、時空を超えて現代の我々に伝わってきます。そのうち今回はC、座談会から紹介します。

 「当年十歳」は、1期生から7期生までの生徒と4名の学校側教諭が参加。驚いたことに、当時珍しかった「テープレコーダー」によって収録、編集しています。同窓会前会長の室木啓一さんも登場されています。開校当時の授業の様子、青空教室、移転・移転、狭い農場、敬老会でのあんま奉仕、校舎落成式etc・・が語られます。特筆すべきは、校舎建設の陳情に、村長、村会議員、保護者と一緒に2期生生徒も行ったという話や、校舎の増築も生徒の手で行ったという話。今も残る坂道の階段も生徒たちが自らの手で作りあげたことなど、「記念誌」と「座談会」は生徒、教職員、村の方々が一体となって分校を作り上げていた時代を映してくれています。(座談会の一部写真で掲載)

2007年5月1日 更新

 

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生徒が行った校舎の建築 (創立10周年記念誌 昭和34年より)