学校を再開しました

 ご心配をおかけしましたが、昨日(18日)、無事に学校を再開することが出来ました。朝8時40分に臨時のホームルームを開き、担任が生徒一人ひとりの健康チェックを行い、その上で、毎月配付している健康観察カードの今月分を配付して、生徒の皆さんには日々の体調管理をお願いしました。その後、私より放送でこの間の経緯や生徒の皆さんに気を付けてほしいことを伝えました。以下がその放送の内容です。

『生徒の皆さんへ。おはようございます。まずは、今回の新型コロナウイルス感染については、皆さんに心配をかけることとなりました。さて、この間の経過ですが、1月14日に、本校の生徒が新型コロナウイルス感染症にり患していることが分かりました。すぐに保健所に連絡を取り、その指導のもと、府教育庁ならびに本校学校医の先生とも連携しながら対応を進めてきました。保健所が実施した疫学調査(接触者に関する調査)の結果、一部の生徒について「濃厚接触者」に該当すると示され、保健所がその生徒に対しては対応してくれています。その後、「濃厚接触者」に特定された生徒以外の、生徒、つまり皆さんですね、及び教職員は、今回の感染に関する影響がないとの見解が、保健所から示されました。併せて、保健所の指示により学校施設の消毒を徹底して実施しました。以上の結果を踏まえ、本日より学校を再開することになりました。朝のSHRで担任の先生から健康チェックを受けたと思います。健康観察カードも配ってもらっていると思います。こちらも使って、生徒の皆さん一人ひとりで自分の健康状況の管理を、引き続きお願いします。なお、今日はこの後、45分授業になります。また、部活動については、緊急事態宣言下の指示に基づき、制限をかけた中で感染防止を徹底して実施できます。先ほども言いましたが、陽性になった生徒、濃厚接触者に特定された生徒は、2週間程度は入院もしくは自宅待機になります。何人かの生徒が自宅待機をしています。学校に戻ってきた時には、しっかりと受け入れてあげてください。1学期の終業式の時にも、皆さんにお願いしましたが、「新型コロナウイルスは、感染経路を特定することが非常に難しい」のです。「感染経路を特定しにくい」ということは、「いつ・どこで・誰が・どのように感染したのかわかりにくい」ということです。視点を変えると、「いつでも・どこででも・誰もが感染することがありえる」ということです。沖縄の最前線で治療に当たっている高山先生も言われています。「できることを地道にやってリスクを減らしていくしかありません。症状のある人は休む、手をきちんと洗う、マスクをつける、皆が触れるところを丁寧に定期的に消毒する。こうした基本的なことを地道にやっていく。とはいえ、ウイルスを持ち込まれる可能性はあります。その時に大切なのは、非難しないということです。」改めて、皆さんにお願いします。日々の体調管理、マスクの着用、手洗い消毒、密を避ける行動、換気の励行、不要不急の外出をしないこと。特に食事時は、どうしてもマスクを外しますので、向かい合って食べないなど気を付けてください。これは、私たち教職員もしっかりと実践していきます。毎朝検温をし、廊下や教室の窓を開け、サーキュレーターを動かし、そして毎日の消毒作業を徹底して行っていきますので、皆さんも協力してください。それでも、感染することはあります。その時は決して非難しないでください。大阪大学の三浦先生は、「感染した人に声をかけるのであれば、『あなたのせいじゃないよ』という内容にしてください。」と言われています。本当にそう思います。最後になりますが、生徒の皆さんは今回の件を安易にSNS等に上げることのないように気をつけてください。』

 こんな話をしました。緊急事態宣言が出ている中、府立学校での臨時休校も非常に多くなっています。重ねて、皆さんへお願いです。感染防止策を徹底しましょう。その上で、陽性になった生徒がいても、責めることなく、皆で支え合いましょう。