3年学年集会‐最後まで第一志望をあきらめない!

 本日4月8日始業式の後に3年学年集会が開催されました。学年主任の先生に「お邪魔してよろしいか?」と尋ねると「どうぞ、どうぞ。校長先生何かお話になられますか?」と言っていただいたので、3年生に少し話をしました。このような内容です。

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今年は、君たちにとって勝負の年です。18年間生きてきた人生をかけて勝負してください。多くの生徒は大学を希望して入試に臨むと思いますが、君たちが経験した高校入試と大学入試は全然違うものです。全く別物と思ったほうが良いです。大学入試に臨むにあたって一番大切なことは、「第一志望をあきらめない」「最後まで粘る」ということです。これから、入試に向け模擬試験を受けると思いますが、現役生は6月・9月と模試の結果が返ってきても、D判定、E判定が当たり前です。なぜなら、受験生は全国にいる、浪人生もいるのです。6月の時点でD判定がつけば、それは「志望レベルが低すぎないか?」と考えるべきです。そして一番やってはいけないことは、その模試の結果に左右されて「志望を下げること」。これは絶対やってはいけません。模試の結果に左右されて、第一志望を下げた生徒がその志望大学に合格することは、ほとんどないと思ってください。逆に最後まで第一志望にこだわった生徒が第一志望を勝ち取っていく例のほうがたくさんあります。ですから、「模試の結果に一喜一憂するな」ということです。

 そうしたら、模試の結果の何を見ればいいか?それは、何ができて何ができなかったか、あと何点取れば判定がレベルアップするか、このことが大事なのです。そのように模試を活用してください。最後にもう一度言います。

 「第一志望をあきらめない」

 「最後まで粘る」

 「模試の結果に一喜一憂しない」

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 言い残したことがあります。これも大切なことです。現役生は、3年生の勉強をしながら受験勉強もやらなければなりません。それに高校生最後の行事もありますし、クラブ活動の引退もまだ先です。そして、大学入試に必要な学習は、とてつもなくたくさんあります。ですから、何回模試をうけてもすぐには結果は出ません。少々の勉強では、結果が出てこないのです。この事態に展望をなくしてあきらめてしまう人がいます。とても、もったいなく、残念です。現役生が実力を発揮し、模試の結果が好転してくるのは、12月以降、だいたい多くの現役受験生は、1月だと思ってください。そこまでひたすら下積みの雌伏の時間を過ごすことになります。

 このように書くととてつもなくしんどい気持ちになってしまいますが、いったん成果が出始めると現役生は急激に伸びるのです。それもまた事実。指数関数のグラフのように伸びていきます。だから、「最後まであきらめてはいけない」のです。

以上、70期生の奮闘に期待します!