俺は、お前たちが大好きだ!

7月14日、硬式野球部の夏の大会、初戦が住之江球場で開かれました。相手は、甲子園出場経験のある強豪校。結果は、7回コールド負け。

試合が終わって、顧問の先生が、私のところに来て、生徒に話をしてやってほしいと頼みに来ました。正直嫌だった。語りかけてやる言葉が出てこない、そして絶対に涙があふれると思ったから。だけど、「是非とも」ということだったので、覚悟を決めて彼らの前に立った。

最初の一言、「よく頑張ったと思う」という言葉を言った途端、涙が止まらなくなった。堪えても堪えても涙が止まらなかった。悔し涙じゃない、悲しくて流す涙じゃない、まして腹が立って流す涙じゃない。何なんだ!この涙は!と思いつつ、涙が止まらなかった。

そして、最後に絞り出した言葉、「俺は、お前たちが大好きだ!ありがとう!」

これが正直な自分の気持ち。布施高校で、青春の真っただ中を思いっきり生きるお前たちが大好きだ。それは、野球部の部員たちだけじゃない。あのスタンドで、仲間の健闘を願い、多くの布施高校の生徒が応援を続けた。そんなお前たちが、本当に好きだと思った。

あの試合から1日が経って、やっとあの時の気持ちを言葉にすることができたと思う。