「ブラタモリ」はなぜ面白いのか?

 私は、タモリさんが出演する「ブラタモリ」の大ファンです。毎回、録画しています。まだ、タモリさんが毎日民放に出演して、東京を離れることができない頃から見ていました。今回、吉祥寺で94回を数えました。

 布施高校の皆さんは、「ブラタモリ」を見ていますか?とにかく、おもしろい。この面白さこそ、「知的関心」が刺激され脳が喜ぶ面白さですね。

 タモリさんとNHKのアナウンサーが、スタッフから何も知らされずにある街に行く。そこにはその町のスペシャリストがいて、その町についていろいろと教えてくれる。大概は、タモリさんに質問をして、タモリさんが頭の中の知識を巡りに巡らせ答える。また、その答えが的を射ているからすごい。このタモリさんが回答を導き出す思考過程がすごい。これぞ!教養!というものです。地形、地理、歴史、生活、商業、工業・・・とてつもなくタモリさんの頭には教養が詰まっています。タモリさんの思考過程を見ていると、「知識と教養」の違いがよくわかりますね。知識を単に知識の断片としないで、それぞれをつなぎ合わせて、「教養」としています。これが思考力だと思います。

 全然知らない町、よく知っている町、その町を歩くとき、教養があるかないかで、「町を見る眼」が変わりますね。教養って素晴らしい!そう思いませんか?みなさん!

 最後に一言、説教臭く言います。「だから、高校の勉強って大事なんだよ!」(教師だから仕方ないですね、説教臭くなるのも・・・)