PTA講演会「地域と共にある学校とは・・・」

 台風24号が近づいている9月29日土曜、13:30~15:30、「地域と共にある学校とは・・・」というテーマで、横浜市立東山田中学校のコミュニティハウス館長の竹原和泉氏をお招きし、講演会を開催しました。

 竹原氏は、2005年にコミュニティハウスが開設して以来、館長を務められ、さらに、平成27年5月より、中央教育審議会生涯学習分科会学校地域協働部会専門委員を務められています。講演会には、他の府立高校のPTA、校長、教頭、地元中河内地区の小中学校、そして泉大津市の教育委員会関係者、市会議員の方など、全体で約50名の参加がありました。

 泉大津市の冨田教育長は、昨年度まで私が学んでいた兵庫教育大学大学院教育政策リーダーコースで、共に学んだ間柄です。大学院では、コミュニティスクールの重要性を学んできました。今回布施高校にコミュニティスクールのマイスターでもある竹原氏をお呼びするということを伝えると、市会議員や教育委員会の幹部を連れて「勉強させてほしい」という申し出がありました。写真は、講演会後に校長室で竹原さんと懇談されている泉大津市の方々です。

 竹原さんは、中学校のコミュニティスクールに関わっておられますが、今回は高校での講演会ということで、高校段階でのコミュニティスクールとの取組も紹介していただきました。そのひとつは横浜にある市ヶ尾高校での「市ヶ尾ユースプロジェクト」の取組で、中学生と高校生が、クラブ活動や塾などからの帰り道にある「危ないな・・・、怖いな・・・」と思うような箇所を調べ、危険MAPの作成をするというものです。

 竹原さん曰く、「高校にとって、地域とは何か?まずは立地している場所、そして立地している市町村です。高校生段階になると、地域に何が貢献できるかという視点も重要になります」と訴えられていました。全くその通りだと思います。

 竹原さんの2時間の講演、話を聞いている間の私の頭には、色んなアイデアが浮かび上がり、「これもやりたい、あれもやりたい」と次々と頭をよぎりました。参加した教員も「2時間はアッと言う間に過ぎましたよ、とても良い話を聞きました」と感想を述べていました。

竹原さん、ありがとうございました。竹原さんの話を、今後の活動に活かしていきたいと思います。