台風24号に対応した1日、そして不可思議な電話

 9月30日から10月1日にかけて、台風24号が日本列島を縦断しました。金曜日の段階から台風に備えて「2号配備」(管理職以下、必要と思われる人数の学校待機)が発令されるという通知が、教育庁からありましたので、その準備をしていました。

 土曜日の9月29日の夕刻に、教育庁から「9月30日の正午より2号配備発令」の通知がありました。以下、その日の1日を綴っていきたいと思います。

9月30日 11時出勤。12時には、私以下、4名の教職員で学校待機。前回の台風21号が来たときに、布施高校に避難をしてくる東大阪市民の方がおられたので、今回は受け入れを決定。東大阪市立の小中学校ほど十分な対応はできないことを伝え、それでも良いということであるならば、避難を受け入れることとした。校門は全開し、東大阪市からの住民放送が入るたびに、教職員が校門付近を見回り、対応にあたった。

9月30日 午後6時ごろからいよいよ台風24号が近畿に接近。かなりの暴風雨を覚悟して待機していた。しかしながら、テレビで放映されているような暴風雨はなく、比較的落ち着いた状況。避難してくる人もなし。

9月30日 午後9時 管理職以外の教職員に帰宅を指示。管理職のみで対応することを決める。

9月30日 午後10時 校内の点検を定時制の教職員が実施し、台風21号での被害以外で、大きな損傷が無いことを確認。

10月1日 午前1時ごろ 大阪府の暴風警報が強風注意報に切り替わったことの通知が教育庁より来る。重大な被害の有無について報告を求められたので、「重大被害無し」と報告。

10月1日 午前1時15分 「2号配備解除」の通知が教育長より来る。

10月1日 午前2時 私も含め、管理職は学校を出る。

以上が、台風24号に対応した9月30日昼から10月1日午前2時までの対応です。ここで、あえてお知らせしたいのは、9月30日の正午から、合計約10回ほど(私が対応したものだけでも4回)、電話がかかってきた件です。何があるか分からないので、教職員には必ず対応するように指示をしていました。ところが、用件のあった電話は、教職員からの1件だけで、あとは電話に出て「もしもし、布施高校です」ということを伝えると3秒ほどで切れる電話ばかり。「いたずら電話ではないか」と思われるものです。台風24号は、台風21号に比べて比較的被害が少なく、緊急に対応するような事態はありませんでしたが、もし緊急に対応している最中に、このような電話が頻繁にかかってきたらどうなるか。ムダな時間を費やさなければならないのではないかと思います。どういう意図でこのような電話をかけてきたかは分かりませんが、「いたずら目的」であるならば、緊急対応が求められるときには、厳に慎むべきだろうと思います。