3学期始業式ー陸上部のエール!そして宝島社の広告

 本日1月8日、3学期が始まりました。1限目は始業式。体育館に全生徒が集合しての始業式です。私が赴任してから、この3学期の始業式では後輩から3年生に応援のエールを送ってもらっています。3年生は、2週間後にはセンター試験が始まり、私立大学の一般入試、国公立大学の2次試験と進路実現に向けた「勝負の時」がやってくるからです。

 今年は、陸上部にエールの依頼をしました。1年・2年の陸上部約40名ほどが、全校生徒の前に整列し、キャプテンの応援スピーチといつも試合で行っている陸上部オリジナルの応援を披露してくれました。私が布施高校に在籍している限り、この3学期の始業式での先輩への応援エールは続けていきたいと思います。「布施高校の新たな伝統になれば・・・」などと夢想しています。

 さて、私は何の話をしたかというと、新聞の広告の話をしました。1月7日の新聞に宝島社の全面広告が2種類掲載されていました。私が紹介したのは朝日新聞から。タイトルは「嘘つきは、戦争の始まり」。写真は、重油にまみれた海鳥です。そして、以下のメッセージが書かれていました。

「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった1枚の写真。しかし、その真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。」

 かなりセンセーショナルな内容です。2018年に世界で起こった様々な事件に嘘が混じりこんでおり、自分の都合の悪い報道を「フェイクニュース」と決め付ける指導者への痛烈な批判です。私はこの広告を使って、事実をしっかりと確かめること、デマに踊らされてはいけないこと、そのためには新聞やニュースからしっかりと情報を得ること、今の若者はスマホなどからネット上の情報を得ることが多いこと、しかしその情報には真実ではなかったり、事実ではないことも多く紛れ込んでいること、何が事実なのかをしっかりと見極める目を持つためにも新聞やニュースを見てほしいことを話しました。

 ネットでもこの広告には、肯定的な評価が飛び交っているようです。「嘘を見抜く力」をつけてほしいと思います。そのために、新聞を読むことをお勧めします。