12月24日(木)に第2回北河内職業コース作業交流会がありました。
昨年度にスタートしたこの取り組みですが、今年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、
会場にて生徒たちが一堂に会せず、「Zoom」というweb会議システムを活用して、
オンラインでの口頭発表を中心とした交流となりました。
今年度は、交野支援学校四條畷校、寝屋川支援学校、守口支援学校に参加いただき、
教員・生徒合わせて73名に加え、北河内地区の複数の企業様にもご参加いただきました。
オンラインでの交流という初めての経験に、
生徒たちは当日まで中々イメージが持ちにくかったようでしたが、
交流会の開始前に実際に各校とビデオ通話が繋がると目を輝かせ、
手を振るなどしてしっかりと言動が伝わっているかどうかを確認する姿が見られました。
交流会がスタートするとさすがは職業コース生。緊張感を持って参加することができました。
枚方支援学校の口頭発表は1番目で、日ごろの職業コースでの取り組みを
パワーポイントや動画にまとめて発表しました。
直前まで何度も練習してきましたが、やはり本番は緊張するもので、硬さの見られる生徒もいました。
途中ネットワークトラブルもあり、発表を最初からやり直す事態もありましたが、
冷静に対処して最後までやりきった生徒たちは本当に素晴らしかったです。
他の学校の取り組み発表の時には真剣な表情で聞き、
質疑応答では生徒間で積極的なやりとりが行われていました。
企業様による講話では、企業側からの目線で「求める人材」等についてお話しをしていただきました。
質疑応答では、「失敗したらどうしよう・・・って思うんです。どうしたら良いですか?」、
「挨拶が苦手なんです。どうしたら良いですか?」という質問に対しても丁寧に答えていただき、
質問した生徒たちは納得した表情を見せていました。
今年は、例年とは異なる状況下での交流会。
生徒たちは不安な気持ちの中で準備を進めてきましたが、最後の振り返りでは、
「パワーポイントでいちから最後まで作ることができて楽しかったです!」
「難しかったけど、頑張りました」
と、感想を述べる生徒もいて、多くの生徒が達成感を感じているようでした。
職業コース生には、発表をやりきったことに自信を持ってもらうだけでなく、
他校の同年代の生徒の取り組みを聞いて良い刺激を感じ、
この経験をこれからの人生に役立てていってほしいと思います。