本校の前身である茨木東高校OBで俳優として活躍中の井路端健一さん(SABカンパニー副座長)が後輩演劇部のためにかけつけてくださり、自身の体験や演劇にかける思いを熱く語っていただきました。
井路端さんは舞台俳優として大阪を中心に幅広く活動している方で、映画やテレビ、CMにもたびたび出演されています。一月前には京都祇園花月で辻本茂雄さん主演の吉本新喜劇にも出演。私ごとですが、辻本茂雄さんの大ファンということもあり、妻と一緒に観劇いたしました。公演後、あつかましくも井路端さんに面会を求め、後輩のためにぜひ学校に来てほしいと依頼したところ、快く引き受けてくださり、今回の激励会実現の運びとなりました。
井路端さんは高校時代、実は演劇部ではなくサッカー部に所属していたそうですが、大学卒業後演劇に興味を持ちUSJのパレードチームのオーディションに合格したのをかわきりに芸能界入り。「どうして演劇に興味を持ったのですか」という生徒の質問に、幼いころから映画好きのお父さんが何度も観ていた洋画のビデオを一緒に観ているうち知らず知らずに興味をもったことかなとぽつり。一足先に声優になっていた姉の影響もありましたと。
当初30分位を予定していましたが、生徒の質問に答えているうちにいつの間にか2時間を経過。せっかくの機会なので実技指導もという私の厚かましいお願いも聞き入れてくださり、午後からは実技指導もたっぷりやっていただき、すばらしい一日となりました。
演劇部員の質問に答える井路端さん
身振り手振りで演技指導。
「喫茶店に入りコーヒーを注文し、店を出ていく」という設定で
独り芝居をする演技のレッスン。全員にやらせ、井路端さんが
アドバイスをしてくれました。さすがプロという深い内容でした。