1学期終業集会

7月19日(金)、令和6年度1学期終業集会を行いました。
校長式辞の概要は以下のとおりです。

1学期の始業集会では、社会貢献についてお話をしました。
あなたができる社会貢献は何でしょうか?
「自分がやってもらって嬉しい事を人にすること」です。
「何だそんなこと」と思うような小さなことでいいんです。
一人ひとりの小さな行動の積み重ねが大きな大きな幸せにつながっていきます。という内容でした。

先日、本校の男子生徒が高齢者の方を助けてくれていましたとの連絡をいただきました。目のまえに困っている人がいた時にすっと手を差し伸べる勇気とその行動力を大変嬉しく思いました。
生徒の皆さんのこのような行動がどんどん広がっていくことを期待しています。

先週の7月12日(金)~16日(火)の日程で第16回気仙沼ボランティアに参加してきました。いつもは参加した生徒の皆さんのお話を聞くだけでしたが、今回は私自身参加者の一員として活動してきました。
 津波伝承館や復興記念公園等の見学を行いました。目の前は広大な芝生広場がきれいに整備されていました。しかし、そこはかつて家があり店があり人々の暮らしがあった場所なんです。そのことを思うと改めて東日本大震災の被害状況、津波の怖さを知ることができました。

ボランティア活動の1つを紹介します。

牡蠣の養殖工場の周辺整備を行いました。

この養殖工場は13年前の東日本大震災の大津波によりすべてが流されました。そのような状況のなか、君たちの先輩たちはがれきの撤去や工場再建に向けた活動を地道に行ってきました。これまでの活動を引継ぎ、今回の周辺整備活動につながっているのです。

私は今回初めてボランティア活動に参加しました。
活動に参加してこそ見えたことや感じたことがたくさんありました。
これら経験が自身の成長につながっていきます。

みなさん、これから始まる夏休み、何か1つでもいいので新しいことにチャレンジし今の自分より少し成長した姿で2学期を迎えてください。

人はいつでも、どこからでも成長することができます。
できない理由を探す前にできる方法を探すことから始めましょう。