活動名:RUMBLE RAMBLE
日付:2023年10月29日(日)文化祭
場所:多目的ホール
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10/29(日)茨木高校では文化祭があり、軽音楽部は多目的ホールでのライブ公演、「RUMBLE RAMBLE」を開催しました。アンコールも含め、約2時間半で計21曲演奏させていただきました。今回は「フェス」をコンセプトに様々なことを企画し、挑戦しました。
フェスのタイトルを考えることから始め、数々のフェスを参考にしながら、「RUMBLE RAMBLE (「RUMBLE」:低く雷鳴が響く様/「RAMBLE」:ぶらぶら散歩すること)」と名付けることにしました。部員が多く公演時間が長いため、パート長を中心に話し合い、4部構成にしました。主に企画したことが3つあります。
①プロジェクターを利用した演出
舞台の両サイドにパーテーションを置き、そこにプロジェクターで転換中に映像を流し、演奏中にタイトルロゴを流しました。舞台裏の我々の準備等の様子を隠して舞台を強調しつつ、臨場感が増し、いつもと違う特別な空間を作り出すことができました。
②パンフレット制作
広告係が中心となり、イベントのロゴ、タイムテーブル、そして協賛と楽曲のアーティスト写真を載せたパンフレットを制作しました。「協賛」は広告係が考えたおもしろいアイデアです。参考にしたフェスのパンフレットと同じように協力者を紹介するスペースを用意して、軽音楽部の顧問の先生方の名前を有名な会社のロゴをモチーフにして掲載しました。顧問の先生方に見せた際、面白いと言ってもらえてよかったです。
本校軽音楽部の公演では、1曲ずつメンバーが入れ替わります。そこで「アーティスト写真」は、メンバー紹介を兼ねた曲紹介という形にし、各自が撮った写真を編集したものの一覧を両開きで見られるようにしました。さらに力をいれ、見に来てくださったお客さまにカラーで渡したいという思いから、業者に依頼し、実際にフェスで配られているようなフライヤーにしました。広告係のアイデアを部員全員で形にしたもので、かなりの自信作です。自分たちが撮った写真が、大きなイベントで配られるようなパンフレットになるというのはとてもテンションが上がりました!集客の目算を誤り、早々に品切れになってしまったことだけが心残りです。
③ドラムヘッドの装飾
ドラムヘッドにタイトルロゴの切り絵を貼り付けたものです。これはパート長のアイデアを広告係が形にしてくれたものであり、バンドならではの装飾です。舞台上もよりフェスらしさが増しました。これらの企画は、パート長・広告係がひとつのコンセプトを元に様々なアイデアを持ち寄り、先生方が協力してくださり、沢山の部員が形にしてくれたことで成せたものです。軽音楽部が、部だからこそできたことだと思います。
そして、ライブの基盤となる音響・照明面も前回の春芸から大きくパワーアップしました。老朽化が進んでいた音響機材の一部を新しくしたことで、今まで調子が悪く使えなかったスピーカーを使えるようになり、軽音ライブで最も重要な点の1つである音の質が良くなりました。照明も新しく機材を導入し、舞台だけでなく天井まで、多目的全体に多種多様な光が飛び交うステージへと変わりました。これはプロジェクターと同様、ライブの臨場感を大きく高めてくれました。
この2つの進化も、部員の努力、周りの方々の協力が無ければ不可能でした。例えば、夏のイベントでお世話になったライブハウス「live music club PADOMA」の方とのやり取りがなければここまでのことは絶対にできなかったです。ご厚意で照明卓をお貸しいただいたり、音響機材や照明についてプロの視点から様々なことを教えてくださったりしました。また、OBOGの先輩方には本番だけではなくリハまで見ていただき、沢山のアドバイス、励ましをいただき、部員の力となりました。
演奏の練習に加えて、沢山のことに挑戦し、準備をして当日を迎えました。当日は、昼食の時間に丸かぶりの公演時間だったのにも関わらず、入れ代わり立ち代わり総勢で900人以上の方が来場してくださりました。想定外の来場客に、部員はみな驚きながらも、自分に出来る最高のパフォーマンスをしようと尽力し、各々がスタッフとしての仕事に真面目に取り組みました。部が一丸となってこのイベントに臨んだ2時間半でした。
声出しが可能となってからある程度の月日が経ち、自分たちにとっては初めて家族以外の人も学校に招待できたライブということもあり、最高に楽しかったです!好調な出だしから、中盤にかけて盛り上がりを増していき、ギターソロや間奏、曲の終わりには何度も歓声が起きていました。77期にとっては軽音楽部最後の、78期にとっては先輩とできる最後の、忘れられないライブになりました。
これで77期は引退し、これからは78期が中心となって軽音楽部を引っ張っていきます。その節目として、最高のライブにできたのではないかと感じています。部員として1年半、部長として1年間活動してきました。大きな行事を乗り越え、振り返るたびに、行事というのは本当に沢山の人のおかげで実現できることなのだとしみじみ思います。支えてくれた家族、先生方、OBOG・76期の先輩方、外部のお世話になった方、文化祭を企画した委員会の人たちに最大限の感謝を、ここで引退した77期僕らには「お疲れ様」と、78期には「これからも頑張ってね」と、僕は伝えたいです。