吹奏楽部活動報告(3/30(土)定期演奏会)

部活:吹奏楽部

活動名:定期演奏会

日付:3月30日(土)

場所:立命館いばらきフューチャープラザ2階グランドホール

本文:

 以前、告知していました通り、30日は定期演奏会を行いました。ありがたいことに事前予約分の830席は全て埋まり、たくさんの方にご来場いただけました。音楽は言葉を用いないコミュニケーションの一つの在り方ですから、受け取ってくださる方が不可欠です。日々の練習では得られないかけがえのない経験ができたことを嬉しく思うと同時に、来てくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 茨木高校の定期演奏会は、文化祭後の10月下旬ごろから動き始めます。曲目や演目の案を部員全員で出し合い、話し合って内容を決定します。日々の予定計画や音楽作りも生徒自身で行います。学年末考査や音楽会を乗り越えた忙しい日々はあっという間に過ぎ、気づけば当日の朝という部員も少なくありません。

 当日は、朝の7時頃から楽器の積み込みを行いました。その後部員たちは終演の21時ごろまでホールで過ごします。リハーサルを行い、いくつものアクシデントに見舞われながらも舞台を整えていきます。今回のアクシデントで一番大きかったものは楽器の積み込み忘れでした。それもなんとか解決し、気づけば17時。いよいよ開場となります。今年は、開場の1時間も前から並んでくださった方もいらっしゃったようです。

 ひとたび開演してしまえば、あとは矢の如く時間が過ぎてしまいます。

 例年通り、第1部は夏のコンクールで演奏する曲とOBOGステージをお送りしました。来年に向けて、大半のソロや1stパートを1年生が担当しました。特に自由曲は特殊なソロや様々なテンポが入り乱れる不思議な曲だったので、沢山の方にお楽しみいただけたのではないかと思います。OBOGステージに関しては80人を超えるステージで大迫力の演奏となりました。

 第2部は、演出係が脚本・曲のカット・振り付け・照明演出の全てを行ったこだわりたっぷりの音楽劇をお送りしました。キャストたちは合奏の合間を縫って練習に励み、おにクルの部屋を利用して個人練も行うほどの熱意でした。慣れない殺陣の場面にも大苦戦しましたが、素敵な物語をお伝えできたのではないでしょうか。劇中歌も有名曲盛りだくさんのカッコイイものに仕上がりました。

 第3部は例年より1曲増えて4曲お届けしました。委嘱作品に和太鼓や神楽鈴など、どの曲もインパクトが強く記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。なによりもメインとして全員が力を入れてきた「歌劇トゥーランドットより」は、何度も停滞しては高い壁を打破する苦しみを味わいながら完成した曲です。あの日の演奏こそが最高だったと部員全員が胸を張って言える仕上がりでした。

 アンコールは「さくらのうた」と、十八番となる「You can't stop the beat」をお送りしました。「さくらのうた」では涙ぐむ学指揮につられて涙ながらに吹く部員もいましたが、十八番は皆さんに楽しんでいただこうと練習し続けた1曲です。部員も笑顔いっぱいに楽しんでいました。その後は後ろ髪を引かれながらも急いで学校に戻り、22時過ぎまで片付けに勤しみました。

 ホールという普段とは全く違う環境で、たくさんの方に日々の努力の成果を発表できるということは、吹奏楽部員にとって、もっとも嬉しいことであり、一つのゴールでもあります。この定期演奏会で77期は引退となり、1年生へと世代交代しました。これから78期が作り上げていく茨木高校吹奏楽部をよろしくお願いします。

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