研修2日めは、午前中は昨日と同じ会場(埼玉県大宮)にて、全国高等学校長協会研究協議会に出席し、午後から東京都立晴海総合高等学校に会場を移して、令和7年度全国総合学科高等学校長協会理事会・総会・研究協議会に出席しました。
大宮では、研究協議会その2として、東北ブロックから「社会が求める資質の向上と小規模校の教育活動について」の表題で、宮城県立中新田高等学校から発表がありました。続いて、関東ブロックから「離職者の現状とその対策、高校での進路指導の在り方に関する企業調査」の表題で、埼玉県立浦和西高等学校から発表がありました。
地域によって抱える課題は異なりますが、昨日の山際所長のご講演「学びの本質と高校教育の未来」でお聞きしたいわゆる「アイ・コンタクト」による情報の伝達と共有が重要なポイントになっていると感じました。生徒と向き合う中で、生徒が今考えていることや今の気持ちを理解するのに留まらず、生徒がこれから考えようとすること、さらには、その先に起こりうることまで想像し読み取ろうとする姿勢が、デジタル化が一層進む社会において、私たちに求められていると感じました。
お二人の校長先生の発表に続き、文部科学省お二人の方からの行政説明がありました。まず、令和7年2月に発出された「高等学校教育の在り方ワーキンググループ審議のまとめ」について経緯とねらい及び取組みの具現化についての情報提供がありました。次に、高校無償化と高校生等奨学給付金の制度について説明がありました。多量のスライド資料とともに拝聴しましたが、文字が並んだ資料を読むだけでは伝わってきにくい並んだ文字の「温度感」が伝わってきました。
文部科学省からの通知をしっかり受け止めながら、今宮高校としての主体性をより強く、共生社会の次代のリーダーを育成する学校として、ブレることなく「風を起こす」を続けてまいりたいと思いました。
午後から晴海総合高校で行われた「令和7年度全国総合学科高等学校長協会総会・研究協議会」は副理事長の立場で総会議長を務める必要があったので、ご覧のとおり開催前のぼんやりした会場の写真しかありませんが、今年度全国381校ある総合学科高校及び総合学科設置校から約150名の校長が集まりました。総会行事が滞りなく終わり、各ブロックに分かれて地区別協議会が行われ、近畿地区の会長として議事進行を行いました。今年度は京都で近畿地区総合学科高等学校教育研究大会が開催されます。
明日も晴海総合高校で研究協議会が行われ、帰阪は夜になります。