令和3年8月27日(金)、京都大学大学院准教授・石井英真先生をお招きして『新学習指導要領に基づいた授業づくり』というテーマでご講義いただきました。
学習指導要領の改訂の考え方について、基本的な部分をおさえていただきつつ、生徒につけていくべき力や学ばせ方、評価の方法等、詳しくご講義いただきました。情報技術等の発展により生活がどんどん変化していく中で、これから社会に出ていく子どもたちには、「正解のない問題」に対応する力や、生涯にわたって学び続ける力が必要であり、学んだことが実際に使われるべき場面で使われれてこそ意味があります。支援学校においてはこれまでも、生徒が実地に使える力をつけるための授業を行ってきましたが、卒業後に "文化的に豊かによりよく生きる" 力を育てるには、教員がまず支援学校卒業後の生活をよく知る必要があると強く感じました。また、学ばせ方も大変重要であり、単に教員が生徒に方法を伝達するのではなく、教材を介して、教員と生徒の間に、また生徒と生徒の間にいかに対話があって、生徒が真に主体的に教材に向き合えているかが大事であることを再確認できました。