令和4年7月8日(金)、中学部3年生の修学旅行3日め、最終日でした。1日めから2日めまでは、現地からの報告をもとに溝部教頭先生がブログを更新してくれていました。
3日めの朝食はバイキング、の予定だったのですが、食事会場にはすでに朝食セットの用意がされていました。(写真)おや?と思ったら、どうも宿舎の方が間違っていたみたいで、「バイキングの料理もとっていただいて結構です」と言っていただけました。用意いただいた朝食もとてもおいしかったですよ。わたくしは、控えめにデザートとコーヒーだけバイキングでいただいてきました。
朝食、朝の支度が終わったら、退所式です。2泊お世話になった扇房閣ともお別れです。おいしい夕食と朝食、みんなでわいわい入った大浴場、友だちと枕を並べて寝たお部屋、どれも良い思い出になりましたね。退所式での生徒代表あいさつもとても立派でした。
3日めの活動は、かまぼこづくりでした。若松屋のかまぼこ工房では、生徒分の魚のすり身がすでに準備されていたのですが、そこから魚のすり身を包丁に似た器具を使ってまな板の上でまずはこねこねします。よくこねたすり身を板の上につけていくのですが、これが結構コツがあって、きれいにいわゆるかまぼこ型に盛っていくのは難しいんですよ。それでもみんな、係の人の教え通り丁寧に作業していました。
それぞれの板付きかまぼこができたら、蒸しの行程へ。蒸しあがるまでの間、ピンポン玉大のもう一つのすり身をつかって焼きかまぼこをつくりました。鉄の棒の先にこねたすり身をきりたんぽ状に手で付けます。その様子が蒲の穂(かばのほ)に似ていることから、かばのほ→かまぼほ→かまぼこ・・・になったそうです。
焼きかまぼこは、すぐにできあがってその場で試食しました。できたての焼きかまぼこを食べて、「ぷりぷりしてる」「いつも食べるかまぼこよりおいしい」と言っていました。蒸しあがったかまぼこは、それぞれお土産として持って帰りました。みなさん、今日から3日間で食べてくださいね。
最後の昼食は、松阪牛をぜいたくに使った焼肉弁当でした。実はこのメニューがこの修学旅行中一番の高額??らしいですよ。
2泊3日の修学旅行。わたくしも普段以上に中学部3年生といろいろな話ができたりして、素敵な時間を一緒に過ごすことができました。強く感じたことは、本当によく事前学習を積んできているな、ということでした。きちんと3日間のスケジュールを覚えているのはもちろん、鳥羽水族館で見たいもの、鈴鹿サーキットで乗りたいもの、やりたいことをきちんと持っていて、見通しをもって過ごせていました。だから、集団がとてもまとまっていて、どんな場面でも落ち着いて行動ができていたのだと思います。宿泊学習に行けなかった思いも含め、修学旅行へのみんなの強い思いが、台風の影響まで吹き飛ばしたのだと思います。一緒に参加できたよかったです。中3のみなさん、ありがとうございました。