(作成中の雪だるまたち) (デコレーションした雪だるま)
中学部2班美術Aの授業で、「自ら紙粘土を握ったり叩いたりすることができる」
「授業の流れに見通しをもち、課題に取り組むことができる」「友だちと一緒に作
品を作ることを通じて、一体感を育む」ことを目標に軽い紙粘土を使い、雪だるま
を作りました。
まずはじめに、紙粘土を触ってみました。
本物の雪とは違いますが、とても軽くて軟らかいので、ちぎりやすく持ちやすかった
ようです。ちぎるのを楽しんでいる子や紙粘土の軟らかい感触を楽しんでいる子も
いました。
次は、生徒一人ひとりが雪だるまの頭と体の部分を作る役割を分担し、丸めた頭と
体を合体させる作業を何回かしました。
丸める作業は難しかったと思いますが、教員と一緒に手の平で粘土板の上でゆっく
りと動かして丸めたり、両手を使って押さえて形を丸く整えたりと工夫している姿がみ
られました。
時には、ピンク色や黄色、青色の中から好きなカラー粘土を選んで、一緒に混ぜて丸
めたりもしました。
そして丸めた体の部分の雪だるまの上に、教員と一緒に半分に切った割り箸を挿して、
頭の部分の雪だるまを両手で持ってゆっくりと乗せて落ちないように固定しました。
熱湯処理したドングリや小枝、ポンポンボール、フェルト、毛糸、ペットカップを使って、
目・口・鼻・手・マフラー・帽子を作りました。目の付け方や帽子の付け方などで工夫し
ている所がみられ、生徒一人ひとりの個性が光っていました。
最後は、ケースの中に雪が積もっているように細かくちぎったフワフワの綿を底に敷い
て完成した雪だるまを入れ、好きな形や色のビーズをケースの中に入れてキラキラした
雪の世界を表現しました。