気づけば一年も半分が過ぎ、6月最後の登校日29日(金)。この日の給食メニューは「なごしごはん」でした。聞きなれないメニューですが、給食室の先生が教室を回って説明をしてくれました。
これは「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事にちなんだメニューだそうです。年のちょうど折り返しにあたる6月30日に半年間のけがれを祓い、残り半年の無病息災、とりわけ農家の人には害虫や暴風雨に見舞われないようにお祈りする行事です。
「なごしごはん」は、雑穀の入ったごはんに赤や緑の夏野菜をかきあげにして乗せ、しょうがを効かせたタレをかけたごはんで、邪気を吹き飛ばしてくれる意味があるそうです。
行事食は生活に密着したものなので、日本の文化を知った上で給食を味わうことができ、勉強になりますね。梅雨もまだまだ半ばでぐずついた天候の日も多いですが、「なごしごはん」を食べて邪気を払い、気持ちを新たにしてがんばりましょう。