9月22日『高校生の主張コンクール』に2名出場しました

大阪ユネスコ協会主催 第71回 国際理解・国際協力のための『高校生の主張コンクール』大阪府大会に本校生徒1年生2名が出場しました。2名の要約と感想を紹介します。

〇要約

貧困と国の治安は大きく関係し、発展途上国の人々の暮らしと安全を守るため、SNSを用いたフェアトレードの宣伝と行動力の重要性について

〇感想

 このコンテストでは、自分の意見を自信を持って発表することの喜ばしさ、意見交流の楽しさを学びました。当日を迎えるまでは大きな不安と好奇心が鼓動を早まらせましたが、いざ当日を迎え、参加者の意見を聞くと自分と同じ高校生がこんなにも深く国際協力について考え、行動しているのかと圧倒され、もっと聞きたい知りたいと感じました。とはいえ、自分の発表に自信を無くさず、もはや勝敗などではなく自分の想いをどれほど傍聴してくださっている方に届けられるか、ということに注力することができ、終わったあとには想いを伝えた達成感が胸を占領していました。

 参加には正直なところ少し勇気がいりましたが、今年の私のコンクールが終わった今、間違いなく参加してよかった、そう感じています。

〇要約

私は、スウェーデンのいじめ対策について学びました。その国には、Friendsという非営利組織があり、間接的に子供、保護者、教員をサポートしています。また、スウェーデンは国の法律や制度で国民の人権を守る内容のものが多く見られています。このように国全体でいじめ問題に向き合うスウェーデンに大きく感銘を受け、私は、いじめ対策には環境がとても重要だと感じました。今、国際問題の解決を模索している中で、世界の一体化が必要です。そこでいじめ対策を通じて人との付き合い方を学び、国境をも越えて関係を深く築くことができれば、協力して課題に立ち向かえるのではないでしょうか。社会全体で人の尊厳を守るサポートをしていけば、多様性を重んじた世界になっていくと思います。人々全員が心から自慢できる環境にしていきましょう。

〇感想

 このコンクールを通して、なんとも言い表せない大きなものを得ることができました。

 今まで大勢の前で自分の意見を発表したことがあまりなかったので、「高校生の主張コンクール」の参加募集を聞いたとき、それは私にとって素晴らしい機会だと思い、勇気を振り絞って応募しました。

 まず、私たちの明るい未来のために、そもそもどんな課題があるのかを調べました。国際的な問題など、普段は全く意識することがないので、気づかせてくれるきっかけができて良かったと感じました。しかし、どれも広く深く浸透している問題ばかりで、私一人ではどうにもならないのだと思い知らされ、無力感を感じるとともに、解決できるのかという不安感さえ抱きました。熟考する中、私なりに、「いじめ対策」が国際問題の解決への道しるべとなるのではないかと考えました。いじめは学生である私にとってより身近な問題であり、比較的平和な日本でも深刻な問題となっているので、向き合いたいと思いました。正直、私自身がいじめに関わることがなかったので、意見をまとめ上げるのが難しかったです。なんで応募してしまったんだろうと少し後悔の念もありながら、それでも懸命に書いたので、発表できると報告を受けたとき、心から喜びを感じました。

 しかし先述したとおり、今まで発表の場が少なかったので、不安は大きかったです。ですので、先生が時間を削って何度も練習に付き合ってくださったことがありがたかったです。

 本番ではやはり緊張はありましたが、いざスピーチを始めると揺らぐ気持ちを切り捨て、力を出し尽くすことができました。

 賞を取ることはできませんでしたが、後悔なく終えることができ、家族みんなもとても喜んでもらえたので、本当に挑戦して良かったと感じました。

 全てを終えた後、確実に成長できた自分がいて、今、満足と自信に満ち溢れています。