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第20話)令和8年度 理療科・保健理療科の生徒を募集してまっせ~

「先週、全国盲学校長会秋季研究協議会ってのが金沢であってん」

「金沢に行ってきはったんか。よろしいなぁ」

「どこの盲学校でも理療科や保健理療科の生徒が集まらんって困ってまんねん。何とかならんかって話し合ってんけどな、なかなか難しいわ」

「最近は少子化もあって学齢の子が入ってこーへんって、前にも言ってましたわなぁ」

「せやねん。学齢の子もあん摩や鍼灸やのうて大学ややりたい道に進みよるさかいにな。もっとあん摩や鍼の魅力をアピールせなあかんねん」

「でもおたくの理療科の先生がたくさんブログで魅力を上げてくれてますやん」

「それは大事なことやけど、もっと大きくアピールせなあかんねん。北やんも手伝ってくれんか」

「よっしゃ、あん摩マッサージ指圧はええ仕事でっせ。あん摩のことなら♪大阪06ムァサージは七千番(06-6328-7000)、大阪北視覚、はりも、きゅうもやってまっせ。こんでええか」

「えらいその語呂にはまってまんな。でも、もう少しまじめにやってくれんか。困ってんねんで、こっちは」

「せやけど視覚障がい者がおらんことには人は集まらんやろ、一般の専門学校やあれへんねんから」

第4話ででも話したけど、日本の視覚障がい者の9割弱が中高年やねん。生徒数を増やすにはこの40歳以上の中高年にアプローチするしかないねん。現状でも生徒の半分くらいは40歳以上やしな」

「せやけど、その年から勉強するのって大変やで。国家試験があるんやろ」

「そうなんや、それでなくても中途視覚障がいで困ってる人に、さらに国家試験のハードルがある。その中で頑張ってる中高年の生徒には頭が下がる思いや。何とか頑張ってほしいな」

「もうちょっと簡単に資格が取れる仕組みにしたらええのにな」

「例えばどんな?」

「勝手なこと言うで、例えば、あん摩マッサージ指圧の国家試験の難易度を下げるとか。座学は通信かオンラインにして、学校ではスクーリングと実技、臨床だけにするとか。そうしたら仕事辞めんでもええし、敷居が低くなるんとちゃうか」

「そんなこと言ったら、保守派の人から猛抗議が来るで」

「せやから勝手なこと言うでって断わってるやん。あんたらも本気でそういったこと考えんと生徒が来うへん来うへんって言うてるだけでは解決しまへんで」

「今日の北やんは別人のように厳しいな」

「ワシは、なにわの商人(あきんど)でっせ、商売や思って考えたら当たり前のこっちゃ」

「見習わせてもらいますわ。でも、今日のお題は『理療科・保健理療科の生徒のを募集してまっせ』やで」

「わかった、高校を卒業してまだ間がない視覚障がいのある若者諸君、中途視覚障がいで第二の人生を考えている中高年の皆さん、老後の年金+αの収入を考えている視覚障がいのあるご高齢の諸氏、11月1日(土)にオープンスクールがあるそうでっから、お問い合わせは、♪大阪06ムァサージは七千番、大阪北視覚へ」

次回へ続く