バナナ(?)の香りがする薬品を合成して鼻の保養をする

おはようございます。今回はバナナの香りがする薬品を合成して、先日の濃アンモニア水によって傷ついた鼻を癒やしていこうかと思います(?)

①用意する薬品

以下のとおりです。

・氷酢酸

・ブタノール

・触媒となる酸(今回はリン酸を使用)

・飽和炭酸水素ナトリウム水溶液

・塩化ナトリウム

CAUTION

触媒となる酸は、使用するものによっては非常に危険です。実験者は常に安全に細心の注意を払います。また、ブタノール及び今回の実験で合成する物質は、有機溶剤の一種であるため火気に注意します。

②合成スタート

丸底フラスコに氷酢酸5ml、ブタノール5ml、リン酸1mlを加え混合します。

続いて、それを湯煎で15分程度加熱し反応させます。(温度は80~90℃前後)

加熱中もたまにバナナ(?)のような香りが漂ってきます。

加熱後、湯から引き上げビーカーに移し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を少しずつ加え中和します。

そして塩化ナトリウムを加えると、液が2つに分離します。このときの達成感よ。

水に溶けず浮いている層をピペットなどで取り、別の容器に移します。

ティッシュに染み込ませて匂いを確認します。

バナナ...の香りなのかこれは?

まあバナナかバナナじゃないかで聞かれたらバナナなんですが、どちらかというとマニキュアの匂いに似ているような気がします。まあ有機溶剤ですから。

③まとめ

目的の物質がうまく合成できたときの達成感はやはり良いですね。

こんかいの実験ではエステル化という反応を用いて、酢酸ブチルという物質を合成しました。

他にも様々な香りがするものが存在し、例えば酢酸エチルならパイナップルのような香り酢酸プロピルなら梨のような香り、などがあります。

みんなもやってみてね!!!()