去る6月21日は夏至でした。
この日は、1年で最も日照時間の長い日です。
早起きが得意な人は、日の出が早いことに気づいているはずです。
日の入りも遅くなっているので、泉北高校では(特にグラウンドでは)しっかり部活動ができます。
でも、
この日が1年で最も日の出の早い日ではないことをご存知ですか?
同じことで、1年で最も日の入りの遅い日でもないのです。
最も日の出の早い日は夏至の1週間ほど前、
最も日の入りの遅い日は夏至の1週間ほど後になります。
日の入り時刻は6月末から7月頭が最も遅くなります。
下のグラフは、下の曲線が日の出の時刻、上の曲線が日の入りの時刻を示します。
横軸は書いていませんが、日付を示します。
日の出の最も早い日と日の入りの最も遅い日を、それぞれ矢印で示しました。
少しずれていますよね。
日照時間は2つの曲線の間の幅(赤の矢印の長さ)です。
日照時間の最も長い日は、日の出の最も早い日と日の入りの最も遅い日の間になります。
という訳で、
日照時間の最も長い日(夏至)と日の出の最も早い日、日の入りの最も遅い日は一致しません。
日照時間を示したのが下のグラフ。
矢印は日照時間の最も長い日、つまり夏至です。
夏至は14時間30分ほど、太陽が出ています。
このずれはなぜ起こるのでしょうか?
興味のある方は考えてみてください。
さすが正木先生!
応援していますよ。