エボラ出血熱

先日、羽田空港に到着した乗客の一人が

エボラ出血熱の感染の疑いがあるというニュースが流れました。

検査の結果、陰性であると判断されました。

念のため、3日間入院して、経過観察するとのことです。

 

エボラ出血熱はエボラウイルスによって感染します。

 

皆さん、ウイルスって知っていますか?

 

病気の原因としては、病原菌(細菌)などが挙げられますが、

細菌とウイルスは別物です。

大腸菌は細菌です。

 

まず、大きさは細菌の方がウイルスよりも、10倍以上大きいです。

また、ウイルスは遺伝子を持っているので、増殖していきますが、

細胞などを持っていないので、単独で増殖はできません。

生物に感染して、生物の体の中でその細胞を利用して増殖します。

なので、ウイルスは生物でないとするのが定説です。

一方、細菌は遺伝子に加え、細胞を持っているので、自ら増殖することができます。

(ただし、生物の体の中でないと生きていけない細菌もいます。)

 

エボラは、治療法もなく、また致死率も高い病気なので、

「日本に入ってきたら・・・・・」と不安になりますが、

他にも気を付けなければならない病気はたくさんあります。

これからの時期は、インフルエンザです。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって感染します。

インフルエンザウイルスは、エボラウイルスよりも感染力が強く、空気感染します。

つまり、インフルエンザに感染した人と同じ部屋にいるだけで、感染します。

エボラは、感染者の血液などの体液に触れない限り感染しません。

(それでも、感染力は強い方で、西アフリカでは感染が止まりません。)

 

エボラほどの致死率はないにしても、インフルエンザも危険な病気です。

特に受験生は大事な時期です。

病気で勉強の時間が潰れてしまうのは

もったいないです。

健康管理に気を付けてください。

 

ワクチン予防接種の予約も始まりますよ。