1月27日
今日は何の日でしょうか?
今日は国連の定めた
「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」です。
1945年1月27日に、ホロコーストの舞台となったアウシュビッツ強制収容所が解放されました。
そこで2005年の国連総会で、
毎年この日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めることになりました。
国連広報センターのHPには、事務総長のメッセージが掲載されています(日本語訳で)。
http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/6549/
その中で、
ユダヤ人たちの日常の生活について述べ、
「そのすべてが、
人類史上類を見ない組織的殺りくによって
消え去ったのです。」
と語っています。
また、
「アウシュビッツの遺体焼却炉の傍らに立った私は、
そこで起きたことを思い、深い悲しみに包まれました。
しかし、その一方で、全人類のために
死の収容所を解放した人々に感銘も受けました。」
と昨年11月にアウシュビッツに訪問した際の思いも述べています。
人類は長い歴史の中で、何度も(同じような)過ちを繰り返してきました。
しかし、私たちはホロコーストから学ばねばなりません。
ドイツは自らの過ちを隠さず、明らかにする道を選びました。
(日本はどうでしょうか?)
年明けにNHKのラジオで「アンネの日記」の朗読が流れていました。
アンネ・フランクも(ベルゲン・ベルゼン)強制収容所で命を落としました。
彼女とその一家が恐怖に怯え、不自由に耐えながら
隠れ家生活を送っている様子を聴いていると、
結末が分かっていても、奇跡が起きることを願わずにはいられませんでした。
事務総長メッセージにも、カンボジアやルワンダなど、
大量虐殺による悲劇は地球上からなくなっていないとあります。
「私たちは常に、偏狭な考えや過激なイデオロギー、
コミュニティ間の緊張状態、
少数者に対する差別を警戒しなければなりません。
そして、子どもたちをしっかりと教育しなければなりません。」
私たち、次の世代、その次の世代・・・・・
いま、私たちは何をすべきでしょうか?