泉北高校の草花(その3)
大阪も梅雨明けが近づいてきましたが、湿度の高い日が続きますね。
この植物は、和名を紫蘭(シラン)といい、学術名はBletilla striata です。
花の色彩がいかにも園芸植物を思わせそうですが、本州の関東以南各地や四国、
九州に自生し、中国や台湾にも分布するそうです。(講談社・園芸大百科事典より)
シランは、自生から園芸用に改良された品種として、古くから知られており、
江戸時代の園芸書『草木錦葉集』には挿絵に添えて、改良された品種が紹介
されており、いわば古典園芸植物の一種として有名だそうです。
可憐そうな花に似合わず、性質は強健で耐寒性もあり、外国の園芸界にも紹介
されています。また、花壇材料や切花用としても広く栽培され、利用されています。
街中でも見かけることがあるかもしれませんね。