【Bulmershe】Day 4

  日本ではもう朝ですね。こちらは夜の10時半ごろ、1日の活動を終えて生徒たちが寮に戻ってきました。イギリス王室の赤ちゃん誕生のニュースから1夜明け、大変な騒ぎになるかと思いきや、食事も普通でしたし、いつもと変わらない1日でした。ただ、やっぱりイギリス国内ではどんな状況か気になりますよね?生徒たちもすごく気になっているようなので報告と下見を兼ねて授業が終わるまでの間にロンドンに少し立ち寄ってみました。

 といっても、ブルマーシュからロンドンまでは約1時間。バスに乗り、電車でロンドンまで行きます。電車代だけで50ポンドとあまりの高さにびっくり!これも仕事、と割り切って向かいました。
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電車の駅です。これはロンドンの駅ですがとにかく広い!朝ということもあって多くの人々が行き交っていました。それから、生徒が見られるように新聞を購入しました。どの新聞も1面はすべてロイヤルベビー誕生についてでした。そりゃそうですよね。この表紙を飾るのは今日の朝しかない!ということで、ロンドンまで出向きましたがそのかいありました。生徒たちに見せてあげると、しっかりその記事を読み込んでいました。なにしろ、寮にいると外から情報を得ることができないので、こちらから何らかの情報を出さないと、本当に無人島状態になってしまいます。
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 せっかくだからバッキンガム宮殿の様子もレポートしよう、そう思って少し前のピカデリーサーカスから歩くことにしました。すると、上には即位60周年の旗が揚げられていました。建物もしっかりとした石造りの建物に、有名ブランド・人気ブランドが立ち並んでいます。土曜日の遠足では必ず訪れることになるでしょうし、生徒たちは間違いなくテンションの上がる場所だと思います。
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 お待たせしました。これがバッキンガム宮殿です。生徒も来ることになるでしょう。平日の午前中ですがこの人だかりです。そして、ここには見えていませんが、右後方には世界中からのメディアがテントを建てて中継をしていました。昨日の今日なのでやっぱりすごいですね。
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 宮殿の目の前にあるクイーン・ビクトリア・メモリアルという記念碑前もこの通りです。世界中の言語がここで飛び交っており、まるでブルマーシュのようでした。ちょうどこの時間に衛兵交替式もあり、特に人が多かったです。そのため、おなじみの赤いジャケットに黒い大きな帽子をかぶった兵隊もいたし、騎兵隊も車道を通っていました。
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 少し歩くと、世界遺産が登場します。上はウェストミンスター寺院、下は国会議事堂、ビッグベンです。歴史ある建物はさすがだな、と思いますね。そんな中、奥には近代的な観覧車、ロンドン・アイが見えています。
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 テムズ川を進んでいくと、これまたおなじみのタワーブリッジ・ロンドン塔が見えます。この写真では左にロンドン塔が切れてしまっていますが...。
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 ロンドン訪問最後は大英博物館です。この博物館は本当にすごかったです。ここもこれだけの人が集まる価値はあります。ゆっくり見たかったのですが、そうはいかず、入口と中に入ったところ少しで泣く泣く引き返しました。土曜日はどこまで自由が許されるのか、今はまだ分からないのですが生徒たちは参考にしてもらって行く際に検討してもらえればと思います。

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 ここで少しだけ食べ物も。イギリスの有名な食事、フィッシュ&チップスです。日本で食べるようなタルタルソースはなく、酢をかけて食べます。ちなみに、これが10ポンドぐらいでした。1700円弱だと考えると、いかに外での食事が高いかがよくわかりますね。

 こうして昼過ぎまでですが、探検をさせてもらい夕食時に生徒たちに様子を聞きましたが、僕がいない時のほうが生徒たちは積極的にできたようで、テスト分けをしたクラスでの初めての授業のあと、午後はテニス・バスケットボール・ダンスなどのアクティビティを行っていました。自分たちで写真撮影もして、友達も増えてきたような感じだったので安心しています。写真提供してくれる生徒から集めてまたアップしていきます。

 そして、夕食後はイブニングアクティビティ。今日は10人程度のグループを作り、1人がモデルとなって他のメンバーが段ボールや風船などを使って洋服を作っていきます。最初は日本人らしさを、ということで準備が進んで小さなトラブルはあれどうまく完成しました。SSC_1506.JPG
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 面白おかしくやっていた男子も、細部までこだわった女子も、時間の経つのを忘れるぐらいに一生懸命取り組んでいました。中には、他国の友達に呼ばれて一緒に別の班で取り組んでいた生徒もいて、徐々にこの生活に溶け込んでいるようでした。午後のアクティビティでも、スタッフに絵の具を使って日本語でペインティングをしたり互いの言葉で挨拶をかわす姿も見られました。夜のアクティビティでも、他国の学生たちが私たちのグループの仮装にすごく興味を持ってくれて、一緒に写真を撮ったり、そこからのコミュニケーションが深まっているのを目にしました。女子の作品がNo.1だと確信していましたが、男子の作品が上位に入り帽子をもらいました。上の写真の男子の仮装が世界基準なんでしょうかね?

 食事に関しても、生徒たちからは今日の食事美味しいな、という声が大きくなってきています。あることがうまくいくと、他のこともよく思えるようになってきます。今日の生徒たちの表情からもそれが見てとれるのではないでしょうか?コミュニケーションは難しいですが、生徒たちは頑張って話しかけようとしたり、話してきてくれる生徒たちに対して頑張って受け答えをしています。日本人同士で離れなかったグループも少しずつ小さなまとまりになってきているのが見えます。この研修は生かすも殺すも自分次第なんです。その意味をみんなは頭では分かっているけど...そんな状態を打破しようとする動きが見え始めています。本当にいいことだと思います。

 今日は私のレポートみたいになってしまいましたが、私のいない間も生徒たちはよくやってくれていたようです。いよいよ私の出番がなくなってきました。いろんな意味でうれしいことです。限られた時間を有効に過ごせるよう、生徒も教師もがんばっていきます。

投稿者
角田
コメント

今朝の堺は久々の雨でした。でも7時半ごろには雨も上がり、夏休みに入って五日目の蝉が時雨れています。
ところで、そちらの「水」はいかがですか?日本の水道水と比べるとやや硬水だと思いますが。紅茶は日本の軟水よりも硬水の方がおいしいんだ、とミョウに感心した覚えがあります。

投稿者
mkrng
コメント

お世話になっております。毎回くわしいレポート楽しみにしております。ありがとうございます。
子供の元気な姿が確認できて安心しました。

日本でも連日ロイヤルベビーがトップニュースになっています。
週末ロンドンへ行くのは生徒たちにとっても、とても楽しみなことと思います。
ロンドンまでは公共機関を使って行くのでしょうか?
それとも観光バスでしょうか?

投稿者
南 真一
コメント

レポートありがとうございます。
ロンドンは風景最高、物価とフィッシュ&チップスは・・・。

他国の方との交流も徐々に増えているようですが、一体何を話しているのでしょうか。「こんなことを考えているの?」と感じるような刺激を受けて欲しい!と思うのは贅沢でしょうか。もちろん、怪我せず過ごしてくれるのが一番ですが。

とりあえず、日々感じたことをメモ程度でも構わないので文字に残して欲しい。後に財産になると確信します。

ところでm-f***さんは何回目のイギリスですか。今までの訪問と今回の訪問で違うところはありますか。