【Leicester】day11

今日で11日目です。先週は一日の終わりには疲労困憊という感じが見受けられていました。しかし、生徒たちも、ほぼこちらの生活リズムになれてきており「へとへと」な感じにはならなくなってきました。

今日の午前中のアクティビティは「クリケット」です。イギリスを起源とするこのスポーツはイギリス国内で非常に人気があり、毎年テニスのウィンブルドンのような大規模な全英大会が開かれているそうです。

アードモアの教師に非常にクリケットとベースボールは似ているという話を聞いていたのですが、ルールを聞いていると全く違ったものでした。最初は私も生徒も野球の固定概念を壊すのに非常に苦労しました。

違いをまとめると以下のようになります。

クリケットは一見野球と似ており、投手が投げたボールを打者が打ち、打ったボールがフィールドを転がる間に打者が走って点を重ねるスポーツである。

一方、野球との相違も多く、代表的な点としては

●投手は助走を付けられるが、肘は伸ばして投げなくてはいけない。

●打者は投げられたボールがノーバウンドであろうと、ワンバウンドであろうと構わず打つ。

●打者は全方位どこに向かって打ってもよい。→ファールがない!

●後ろに立つ3本の棒(ウィケット、三柱門と書かれている時がある)に投球が当たるとアウト。

●3ストライクなどではなく、ウィケットに1球でも投球が当たればアウト。→最初の一球でアウトになることがある!

●そのかわりアウトにならなければ、何球でも打者は打てる。→うまくすればいつまでも打席がつづく!

●打者はペアを組んで打撃し、投球をいくら見送っても良く、打って走らなくてもいい(但し、得点するためには走る)。

●道具にも違いがあり、バットは棒形ではなく平たいオール型をし、グローブは捕手のみが着用を許され、両手に付けることができる。

wikipediaより引用一部改変

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この3つの棒にボールが当たれば即アウトになってしまいます。
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逆にこの棒に当てないようにブロックすることも可能です。
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豪快な空振りですが、後ろの棒にボールが当たっていないので、アウトにはなりません。

イギリスに来てから2日目の午後にベースボールをアクティビティを行ったのですが、ルールが日本のものと違いかなり生徒は戸惑っていました。(ファールがない、三振がない、3アウトでチェンジしないなど)
それはイギリスでのメジャースポーツ「クリケット」のルールでベースボールが行われていたことに原因があったことが分かり納得する生徒の姿が見受けられました。

イブニングアクティビティは昨日のチーム対抗戦の続きです。
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なんと、現在、日本のチーム「The Sumou」が暫定1位です。この後どのように順位が変動してゆくのかが楽しみです。

今夜のゲームの内容は、「scavenger hunt」。直訳で「ゴミあさり」という意味になるのですが、内容は宝探しゲームのようなものでした。
紙に複数の探すべきものがまとめられており、そのミッションを早くクリアできたチームに高得点が加算されるというもの。
早速、チーム内で指令が書かれた紙を読んで作戦会議です。
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下の写真は暫定1位の「The Sumou」です。他のチームは文章の一部が読めたらすぐにそれを探しに行っていたのですが、このチームだけはスマホ、電子辞書を駆使して全文を理解してから、探しに行っていました。なかなかの知性派チームです。
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scavenger hunt」のポイントを加算した結果はまた明日掲載予定です。

イブニングアクティビティー終了後に非常に盛り上がっているグループがありました。近づいていくと、イタリア人と日本人のグループが非常に楽しそうに話をしていました。このイタリア人のグループとは感情表現や文化の違いから、日本の生徒は少し抵抗を感じていたようなのでびっくりです。近づいて会話の内容を聞いてみると「どらえもん」、「ONE PEACE」、「遊戯王」などの日本のアニメの話でもりあがっていました。これらの日本のアニメはイタリアでも放映されているそうです。
遠く離れたイギリスの地で日本のアニメに生徒たちが助けられるとは思ってもみませんでした。
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↑明日のアクティビティーや授業の中でもこのような様子がどんどん増えていってほしいと思います。
(空は薄明るいですが、この写真を撮ったのは夜10時です。)

投稿者
nkn
コメント

いつも子ども達の様子をありがとうございます。今日はどんな感じかなぁ〜と毎日楽しみにしています。
私事ですが、今朝仕事の前に急いでHPをチェックした時に8月1日付のを見ました。ありがとうございます。本人も今年の31日は間違いなく一番心に残る日になったと思います。スタッフの方々にも遠く日本からとても嬉しかったことお伝えいただければ幸いです。
残すところあと数日、イギリスを存分に楽しんできてほしいです。