【Bulmershe】Day 12

 今日は水曜日、遠足です。午後からレディングという街に出かけました。その前に午前の授業についてです。

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まずは、寮から見た朝の空の様子です。今日はなんとなくどんよりとした天気です。今週はずっとこんな天気が続いています。先週の晴天はどこへ行ったのでしょう。

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 これがこちらの教室の様子です。今日は少し早めに行って撮影してきました。授業が始まると邪魔になるのでなかなか入れませんが、こんな感じで授業をしています。一つ一つの教室はとても広く、生徒たちが自由に行き来するスペースも十分にあります。

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 これは、授業の中で生徒たちが作成したものだそうです。いろんな国について調べ、そのポスターを作ったようです。金曜日の授業は最後の習熟度チェックテストがあるため、実質の授業は明日で最後になります。生徒たちの中には、自分たちの持ってきたお土産を交換している人もいました。そこで教室内などで一緒に写真撮影もしていたようです。私も何組かの生徒たちを見て写真を撮りましたが、いつの間にか生徒たちはいろんな国の友達を作っていました。しかも、彼らはその友達の国々の挨拶などもマスターして帰ってきます。生徒たちに、これ何て言うか知ってる?ロシア語で...っていう意味やねんで!などと誇らしげに教えてくれます。

 興味深いのは、同じように道行く外国からの学生たちが僕を見て『こんにちは』とあいさつしてくれることです。最初は、何を言ってるのかな?と不思議に思っていたのですが、あとで聞くと他国の学生たちが日本に興味を持って挨拶を聞いてくれるそうなんです。それも会話の糸口になってコニチハが流行になってきています。

 授業とは少し離れてしまうのですが、日本の影響ということについてぜひお伝えしておきたいのです。英国の若者に絶大な人気を誇るブランド、Superdry。このブランド、横に『極度乾燥(しなさい)』と書かれてあるのです。確かに、Superdryを直訳すればそうなるでしょうが、ぎこちない日本語が書かれていて、大阪の人間なら突っ込まずにはいられないのです。試しにと思い、1枚購入しました。

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 どうですか?きっとすぐに見つかったはずです。変な日本語。『極度のガソリン』。どういうことなのでしょう?よくわかりませんが、でもデザインはすごくカッコよくてイギリスの多くの若者たちがこのTシャツやパーカーなどを着ています。あるサイトによれば、日本の有名なビールからこのブランド名が決まったとか...。そのような影響もあり、イギリスの人たちからも日本語や日本のことは興味があるようなんです。うちの生徒たちにも人気でした、一部には。

 午後からの遠足では、まずレディング博物館に行きました。バスで行っても15分ほどの距離でした。生徒たちは難しいながらも一生懸命見ていました。なかなか写真撮影でもこちらを向いてくれなくなりました。いいことだと思います。

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 それが終わると、レディングの街中での自由時間です。もう終わりも見えてきて、だんだんとお土産が気になってきたようです。今か今かと自由時間の開始を待ちわびる生徒たちです。このレディングという街は、一直線上にお店が広がっていてすごく買い物しやすい街です。値段の安いスーパーもあるし、有名ブランドやデパートもあります。わずかな時間を有意義に過ごしていました。帰ってきたときにはみんな荷物でいっぱいでした。100円均一のような1ポンドショップ、99ペンスショップがあり、生徒たちはそこで多くのお菓子などを購入していました。さすが買い物上手だなと思います。小銭の出し方も少しずつうまくなってきたようです。
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 寮に帰ってきて、今はイブニングアクティビティ中です。生徒たちは赤い服を着たスタッフを校内走り回って探しています。ようやく見つけたところを写真に残せました。このスタッフたちがいるって書かれている場所になかなか留まっていない、ということで生徒たちはブーブー言いながらも楽しんでいるようです。見つけたらそれで終わり、というわけではなくそのスタッフが出すミッションに答えないと次には進めないそうです。
 
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 ここでの生活もあとわずかとなりました。保護者の方々からすれば早く帰ってきてくれたらいいなという思いが強いでしょうが、生徒たちは日本食が食べたい~、などと言いながらもでもイギリスの食事も慣れてきたし、楽しいから帰りたくない、と言っています。海外の友達とも、ここでさようならではなく、メールアドレスを交換したり手紙のやり取りなどを提案することでいつまでも仲良しでいられる関係を作ってほしいなと思います。私も、わずかではありますが、遠足の日にイギリスの友達とほんの少しだけ再会をすることができました。次に会うのはいつかわかりませんが、日本に来てくれることもあるでしょうし、何かのきっかけでこちらがその国に行くかもしれない。ここでの貴重な体験をいつまでも生きたものにしておくためには、異国の友達といつまでもお付き合いを続ける、これに限ると思いますね。何人かの生徒は再会したところも見ていて、自分もあんな風に日本以外で友達に会うなんていう経験をしてみたいなと言ってくれました。残り少し、頑張ってほしいと思います。

 エアメールも続々と到着しているようですね。また帰国したらいい話のタネとなることを望んでいます。

投稿者
角田
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このTシャツはケッサクですね。昔何かのTV番組でアメリカ(?)の女優が「乗るんなら阪急電車」と書いたTシャツを着ているシーンを見た覚えがありますが・・・。僕たちが着ている英語が書かれたTシャツもそんなもんかもしれませんねぇ。

投稿者
角田
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F先生はイギリスのお友達と会われたそうですが、K先生もそちらの方に生物の先生でも紹介していただいたらいかがでしょうか?きっと良い出会いになると思いますよ。

投稿者
K_N
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お疲れ様です。
どんよりとした気候が続いているようですが、今の日本よりきっと、過ごしやすいのでしょうね。暑がりで半袖ばかり持って行ったので、ショッピングの時にでも上着を買っていればいいのですが…。大きいサイズのもたくさんありそうですし…。なかなかイギリスで着る物を買うという発想はないかな⁈ 物価も高そうですしね。先生が選んだシャツを来て歩くのもいいですよね。現地人ぽくて*\(^o^)/*スーパーでは、ジャンボサイズのものが多いようで、何か話のネタになる土産は見つけれたんでしょうか?お友達はできたんでしょうか?帰国後の話が楽しみではあります。行く前はアドレス交換しない。って、消極的な事を言ってたので、イギリスの生活を満喫し、先生のように、連絡をとりあえる友達も見つけてきてほしいと思っています。あと、少しとなりましたが、体調に気をつけて、いい時間を過ごしてきてください。

投稿者
南 真一
コメント

『極度のガソリン』いいですね。
その違和感と疑問感とドキドキ感を子供に味わって欲しいです。おもしろいですね。

研修も残り僅かですか。
親としてはもちろん早く帰ってきて欲しい気持ちもありますが、是非、何かを持ち帰ってきて欲しい気持ちの方が強いです。何でもいいんです。まあ、これは本人の問題なので例え親であろうともどうすることもできませんが。

教室の写真、ありがとうございます。「今、こんなところにいるんだ」ということがイメージできます。そこでいろんなことを経験し、何かを感じているんだと思うと今回の研修に子供が参加できたことを本当に素晴らしいことだと実感できます。

繰り返しになりますが
研修も最終段階、誠に申し訳ありませんが、
子供たちの安全と健康を第一に残りの日々、
お願いいたします。