第3学年 進路HR「卒業生講演」

本日5限に第3学年の進路HR「卒業生講演」が行われました。

昨年度の大学入試で合格を勝ち取った75期生と76期生の先輩に講演をしてもらいました。

テーマは「受験生活全般を振り返って伝えたいこと」

それぞれの先輩からは以下のようなメッセージが送られました。

相手と比べるのではなく自分の中で目標を作って努力を重ねることが重要で、部活を最後まで頑張った経験は受験においても努力するための力になる。

勉強はスキマ時間をどう活用するかが大切。時間があればすぐに確認できるように小さな参考書を常にポケットに入れていた。

畷高祭には全力を尽くしてほしい。そこでの経験がその後の受験生活の支えになる。クラスの一体感にもつながり、皆でチームになって受験に向かうことができる。

志望校の決め方に関しては自分のモチベーションとなるように自分の実力を考えて少しずつ上げていった先輩もいれば、最初から高い目標を掲げて自分を奮起させていたという先輩もいました。

75期生の浪人をして合格を勝ち取った先輩からは

「最初は浪人をするつもりは全くなく、国公立に行けなくても合格している私立に通うつもりだった。ただ、実際に「不合格」の3文字を目にすると、自分の努力次第で手が届き得たにもかかわらず、自分の怠慢によってそれを手にすることができなかったという不甲斐なさと後悔が大きかった。

だから浪人をして、自分が納得できるような努力をしたかった。合格したから言えることかもしれないが、浪人をして良かった。人との出会いにしても勉強との向き合い方にしても、自分の人生観を変える1年だった。ただ、もちろん皆には同じ悔しさを経験してほしくないので、今から頑張って欲しい。」

といったメッセージが伝えられました。

講演会後には個別で質問したい3年生のために、相談会の場が設けられました。

ざっくばらんに相談をし、話をする中で今後の方向性が見えた生徒も多くいたようです。

また早速推薦に関する資料を探しに進路資料室を訪れる生徒も数多くいました。

聞いたことをすぐに実行に移す77期生の姿に頼もしさを感じました。

受験生活においては、まずは行動すること、次に継続することが重要です。

講演会に際しての打ち合わせを通して、今回講演いただいた先輩方からは「自分で考える」「自分なりの勉強法を確立し、それを実行しきる」という主体的に考え、行動することができるという点で共通項を感じました。

受験においては唯一の正解は無いと考えています。

今日の講演会で自分に合った方法や目標が一つでも見つかれば幸いです。

講演会後には「現役合格を果たすので来年は自分があの場で話したい」と口にする3年生もいました。

今後の77期生の後押しができるように教科指導・進路指導の両面で尽力して参ります。