【中学】未来を創る探究活動

 本校教育活動の大きな柱の一つとして3学年を通して「総合的な学習の時間」の中で「探究活動」に取り組んでいます。

では、本日の取組みを紹介します。

◆南河内探究(中学1年)

 南河内探究のはじめとして、1年生(4期生)は富田林寺内町交流館の方々との協働により、「富田林寺内町探究ツアー」を実施しました。

 この取組みは2年前(平成30年)11月に、コミュニティ・スクール事業の一環として「富田林中学校・高等学校が地域にできること」をテーマに多くの広域外部サポーター(同窓会・企業・自治体・大学・NPO等)の方々を交え生徒会(中高)とともに「熟議」を行った際、1期生から「地域にできることを考えるベースとしてまず寺内町などについて私たちの学校がある富田林を知ることが大事である。地域を知ることで海外にも富田林の良さを語れることができるし、紹介することもできる。それがはじめの1歩である。」という意見が出されました。その意見を教育活動に反映させたのがこの取組みです。

 まずは富田林寺内町交流館の皆様から、寺内町についてのプレゼンテーションを受けました。

 その後は各グループに分かれ、ガイドさんの説明を聞きながら寺内町ツアーに出かけました。

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◆社会探究(中学2年)

 2年生(3期生)では12月から始まる企業訪問に向けて、企業様に向けて行うインタビューの質問についてグループワークを実施しました。各分野に分かれ、実際に訪問する企業様について調べたことやどのような質問が適切なのかを検討しました。S2-IMG_1532.jpg

◆提案型探究(中学3年)

 3年生(2期生)は協働いただくそれぞれの企業様の取組みについてSDGsの項目の内、どの要素が盛り込まれているかをマンダラートの手法を用いて整理しました。

 その後、探究活動に取り組むことの必要性・必然性と価値について学年全体で確認をし、次週へ向けての課題についても確認をしました。

 本校教育活動の推進に当たっては、コミュニティ・スクールのしくみを活用し広域外部サポーター(同窓会・企業・自治体・大学・NPO等)との協働による人材育成をめざしています。

 現在150企業様と連携を密にし、40企業様と教育実践を協働で展開しています。本校での探究の基礎を学ぶことが、富田林高校でのスーパーサイエンスハイスクール事業による探究活動の発展につながると期待しています。

 今後とも社会に開かれた教育課程の実現をめざし、先進的な取り組みを推進していきます。

大阪府立富田林中学校長 大門 和喜