第2回SGS…本格的ディベートの練習!

今年もじめじめとした季節を迎えるにあたり、レインブーツを新調しました。

雨の日でも気持ちは前向きに、水たまりをよけることなく勇敢に歩ける奥田です。

5月31日(土)に実施されたSGS(スーパーグローバルセミナー)について報告します!

 

この日までに、イスラームに関する文章が配布され、じっくりと読んでくることが宿題となっていました。

「日本はイスラームの「性差別」を責められるか」というもので、東大教授である瀬地山角さんが書かれた文章です。

http://toyokeizai.net/articles/-/60190

この文章に関して肯定派と否定派に分かれ、いざディベート です!!

 

まずはルール説明から。今回も校長先生による司会・進行です。

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13名の生徒たち、中学校でもディベート(みたいなディスカッション)は多少、経験してきたようですが、

本格的なディべートは初めてのようです。

いきなりは難しいということで・・・・・・。

まずは簡単な論題で練習してみることに。

 

論題:「紙コップを校舎内に持ち込んではいけない」について、肯定・否定派に分かれましょう!

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豊中高校では、自動販売機で購入した紙コップ入り飲料を校舎内に持ち込むことが禁止されています。

その是非について考えてみよう、というわけです。

 

このときちょうど豊高では教育実習期間中。

実習生の溝口さん(国)と迎田くん(社)、実習の内諾を取りに来た中野さん(社)にも入ってもらい、作戦タイムです。

 

 ↓【肯定側】...紙コップについて、真剣に話し合っています。

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↓【否定側】...こちらはなんと立ち上がって話し合っている!

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それぞれが準備を終え・・・

   肯定側の立論  →   否定側の質問   →   否定側の立論  → 肯定側の質問

 否定側第一反論 → 肯定側第一反論 → 否定側第二反論 → 肯定側第二反論

と進めていきます。その際、必ず全員が一度は前に出て主張します。

決して言い争いをするのではなく、相手の論理をくずしたり、相手の根拠を攻撃していくものになります。

今回はあくまでゲームですが・・・。

このような陣形になりました↓

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後ろにいる、まるで裁判官のような3人は、今回のジャッジを務めてくれた先生です!

どこか、かっこいいです。(左から羽柿先生、石田教頭先生、渡辺先生)

よーい、スタート!

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アツイ主張が続きます。

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両陣営とも、ジャッジも真剣です。

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ハーフタイム中。両陣営とも第二反論に向けて最後の詰めです。うなるジャッジ。

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さあ、最終弁論だ! 何度も書きますが、あくまで練習です。

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テーマは紙コップ入りのジュース。だんだんノドも乾いてきましたよ。

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ここで終了!!

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そして各ジャッジから講評をもらいました。

・質問するべき時間に反論がまざってしまい、議論がかみあわなくなってしまっている。

・主観的な感想は根拠にはならない(ex)ゆっくり落ち着いてジュースを飲める方がいい

・論理のゆらぎが出てきてしまっている。

・時間をかけるごとによい主張が出てくるようになった。

 ⇒ 今回は、紙コップを校舎内に持ち込まないという根拠を提示し、論理をつめていった肯定側に軍配が上がりました。

 

・・・ここですでに2時間が経過。

本題であるイスラームのディベートには入れませんでした。

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教頭先生(地理の教員です)によるイスラームの基本のお話を短縮バージョンで聞きました。(ここも時間の都合上やむなし)

最後に感想を聞くと、

・中学とはまるでちがって難しかったが、イスラームのディベートもぜひやってみたい

・英語でディベートしたら面白そうetc...

さすがTOEFLコース受講生!前向きな意見を聞くことが出来ました。担当するこちら側も嬉しいです。

さぁ、次回はメンバーを増員し、SGSもいよいよ課題研究の中身に入っていきますよ!