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西淀川高等学校 校長 重田 明彦

後期合格発表  2015.3.23 #123

3月23日(月)午前10時、後期入学者選抜の合格発表を行いました。

早咲きの桜が薄ピンクの花をつけるうららかな陽射しの中、後期合格発表を行いました。受験票の自分の番号と発表用紙の番号が一致することを確認してニッコリ。保護者と一緒に抱き合っている受験生の姿も見られました。これで受験が終わったという安堵感かもしれません。

午後から、前期合格者も含めた合格者説明会を開きました。制服の採寸でブレザーに袖を通すことで高校生になることの実感したようです。また、音楽・美術・書道からの選択では、自分の近い将来を思い浮かべながらどれがいいかなと保護者と相談していました。たくさんの教科書を購入し、その重さを高校生になる重みと感じつつ帰宅しました。未来が拓かれていく一日でした。

(平成27年3月23日)

 

第3学期終業式を行いました  2015.3.13 #122

3月13日(金)、三学期の終業式を行いました。私の話の後、生徒会執行部からの連絡、生徒指導部長の春休みの諸注意が続きました。
私からは、以下のような話をしました。

皆さん、おはようございます。
今日ここにいる1年生、2年生の皆さん、進級おめでとう。皆さん一人ひとりがそれぞれに努力した結果だと嬉しく思います。
残念ながらいくつかの教科で単位認定してもらえず、仮進級した皆さんは、7月に追認定をしてもらえるチャンスがありますから、必ず受講して欠点教科をなくすように努めてください。
3月3日に卒業式がありました。35期生の先輩たちが、一人ひとりの新しい未来に向けて巣立って行きました。卒業式の答辞の中に在校生の皆さんにむけてこのような言葉がありました。
「在校生の皆さん、これからは皆さんが2年生、3年生となります。新入生もたくさん入学してきて、大勢の後輩たちを引っ張っていくことになります。悩んだり、苦労することも多いと思いますが、皆さんなら必ずできると信じています。毎日を精一杯楽しみ、どうぞ、西淀川高校をさらに盛り上げていってください。」
ところで、皆さんは、毎日を精一杯楽しんでいるでしょうか。毎日を精一杯生きているでしょうか。皆さん自身が精一杯に生きる、精一杯に物事に取り組むという、誰かの指示でやらされているのではなく、自分自身の考えで積極的に行動し、日常の生活を送ることは、皆さん自身が「自分を輝かせること」ことだと考えています。日々をダラダラと過ごすのではなく、精一杯、積極的な姿勢で生活を続ければ、必ず「私だってできるやん、やれるやん。」という自信と達成感を味わうことができます。
私は、今日ここにいるすべての皆さんに、この自信と達成感を味わってほしいと思います。新たに入学してくる1年生に対して、皆さんが先輩として、その自信や達成感を「誇り」として、関わり、指導していってほしいと願っています。
今、お話しした「毎日を精一杯、積極的な生活を送る」こととともに、皆さん一人ひとりが「友達を大切にし」「相手を思いやることのできる」大人となってくれるように願っています。
この後、生徒指導部長からの注意もあると思いますが、どうか、事故ゼロ、非行ゼロでこの春休みを過ごすよう、心から願っています。4月にはまた、元気な挨拶と一緒に皆さんと会えるのを楽しみに、今日の話を終えることにします。

(平成27年3月13日)

 

第7回オープンスクールを開催しました 2015.3.7 #121

3月7日(土)雨の中、7回目のオープンスクールを開催しました。

スライドを使いながら本校の様子を伝えるのは2人の1年生です。その後、Q&A形式で、教員から「学び直し」を含めた少人数の授業・本校独自のカリキュラム・校則のことなどを丁寧に説明しました。
今回の体験授業は、マーブリングという技法を使ったわかりやすい美術の授業。水面に色取り取りの絵具を垂らし、複雑な模様を作り出しそれを紙に写し取りました。写し取られる模様が大理石(marble)に似ていることからこの名が付いたそうです。中学生は出来上がった自分の作品に満足して持ち帰りました。

授業後は校内ツアーです。「きれいな学校」を感じながら、教室や体育館などを見てもらいました。中学校にはないジュースの自動販売機には興味津々の中学生でした。また、リニューアルした食堂にも驚いていました。少し不安げな中学生には先輩生徒が話しかけていました。
9月から毎月行ってきたオープンスクールもこれが最終回。後期入学者選抜の直前、しかも雨の中今回も十数名の参加がありました。なお、7回のオープンスクール参加者は全体で約200名、そのうちの約7割が中学生でした。多くの中学生や保護者、そして中学校の先生方に少しでも本校の教育活動を理解してもらえたならば幸いです。

3月9・10日がいよいよ出願、そして16日が後期入学者選抜です。中学生の皆さんがベストな状態で受験できることを願っています。

(平成27年3月7日)

 

淀中で出前授業 2015.3.5 #120

3月5日(水)の午後、大阪市立淀中学校で出前授業を行いました。
中学2年生約160人が、希望により以下の7講座に分かれ、本校の教員による授業を受けました。

*国語(宇宙飛行士のツイッターを読む) 
*数学(新聞紙を何回折ると富士山より高くなるかな?)
*理科(DNAについて)
*家庭(ジュースの砂糖の量を調べよう)
*体育(トレーニングの基礎知識)
*英語(いろいろな数)
*情報(安心で安全なケータイの使い方について)

授業は、実習やグループワークなどバラエティに富み、プロジェクターを使用して視覚にも訴えかけたり、実験器具を使って生徒が自分で結果を確かめたりと、本校の特徴である「わかりやすさ」を心がけたものになりました。
高校生が学習する内容を含んでいたにもかかわらず、熱心に聞いている中学生の姿に感動しました。
授業の後、本校の教員と淀中学校の先生方と意見交換も行いました。
今日の授業が、高校進学に向けて意欲を高めるきっかけになればうれしいです。

(平成27年3月5日)

 

第35回卒業式を挙行しました 2015.03.03 #119

3月3日(火)10時から本校体育館において、教育委員会代表・府議会議員・市議会議員・地元小中学校長・学校協議会委員など多数のご来賓の方々の臨席のもと、第35回卒業証書授与式を挙行しました。昨日の予行と同様、天候は晴ながらも会場はしんしんと底冷え。卒業証書授与の後、皆勤賞1名、精勤賞5名と生徒会功労賞4名、部活動奨励賞2名に賞状と記念品を授与しました。今年も受賞者が大勢あったことを嬉しく思いました。式は粛々と進行し、最後は卒業生全員の大きな声での「卒業の歌・遥か」で締めくくりました。

第35回卒業証書授与式 校長式辞

35期生の皆さん、卒業おめでとう。
保護者の皆様には、お子さんのご卒業、誠におめでとうございます。心から、お祝い申し上げます。

本日、ここに、 大阪府立西淀川高等学校 第35回 卒業証書授与式を挙行できますことは、慶びに堪えません。
お忙しい中、大阪府教育委員会ご代表をはじめ、大阪府議会議員、大阪市議会議員、地元小・中学校長、学校協議会、淀和会、後援会、PTAの方々をはじめ、ご来賓の皆様、並びに多数の保護者の皆様のご列席を賜り、高いところからではございますが、本校を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。

さて、卒業生の皆さん。
皆さんは、今日、この西淀川高校を巣立ち、それぞれに新しいステージに進むことになります。 3年間を振り返ると、きっといろいろな出来事が蘇ってくると思います。勉強や行事、部活動など、一人ひとりが一生懸命努力し、悩み、そして挑戦を続けて来ました。時に厳しく、時に苦しく感じたかも知れません。その一つひとつが、これからの皆さんの財産となります。
皆さんの中には「自分はそんなに頑張らなかった」と思っている人がいるかも知れませんが、実はそんなことはなくて、やっぱり努力しながら生きて来たことは、皆さんの卒業を祝い、ここに集まってくださった来賓の方々、保護者の皆さま、そして後輩たちも、教職員も、よく知っています。
課題を提出しなかったり、授業中に寝てしまったり、教室で携帯電話を取り出して先生に叱られた人もありました。それでも、気を取り直して注意に従い、授業を受け続けてきました。そして、それぞれの希望進路の実現に向かって、苦しみながらも苦手な勉強や面接練習などに取組み続けました。本校では、「豊かな学び」として、先生方が、教科指導や、ホームルーム・部活動をとおして、助け合い、学び合って、「強く生きる」姿勢や、方向性を、皆さんに伝えました。また、外部から、多くの専門家を、講師に招いて、皆さんに、社会人として「強く生きる」ための考え方や、方法を伝えてきました。主体的に、自らの人生を生き抜くための基礎を、西淀川高校で学んだわけです。卒業後も、「強く生きる」ための、「豊かな学び」を続けてください。

そこで、皆さんに強くたくましくなって生きて行って欲しいという願いを込めて、「自分の行動に責任を持つ」という話をします。
「自分の行動に責任を持つ」ということを考えるとき、私は外国で生活をしているある知人の話を思い出します。その方はずいぶん長い間、ドイツに暮らしています。そんなある日のことです。日本でいう中学生になったばかりの娘さんが学校からの帰り道、小学生ぐらいの子どもたちが蹴りあっていたサッカーボールが突然目の前に転がってきました。サッカー好きでキックにも自信があった娘さんは、小学生たちの方に向かって蹴り返しました。ところがそのボールは近くのドイツ人の家にとびこんでしまいました。娘さんがおそるおそるボールを取りにいくと、ボールは植木鉢にあたったらしく、壊れた植木鉢の近くにありました。娘さんは怖くなり、どうしようか迷ったあげく、そっとボールを取り子ども達に返して、家へ逃げ帰ってしまったそうです。娘さんから植木鉢を壊したという話を聞いた知人は驚きました。すぐに、新しい植木鉢とケーキを買って、そのドイツ人の家にお詫びに行ったそうです。
ドイツ人の方は、娘さんが植木鉢を壊した話を聞いていましたが、知人が訪ねて来てくれたことを大層喜び、持っていったケーキを一緒に食べましょうとコーヒーまで入れてくれ、すっかりうちとけて話をしてくれたそうです。帰るときにはまたいろいろとお話ししましょうとも言われたといいます。
知人はお詫びが済み、無事にすべてか終わったというホッとした気持ちで家へ帰りました。ところが夜になって、そのドイツ人の方から電話がありました。
皆さんはどうしてドイツ人の方から電話がかかってきたと思いますか。考えてみてください。
電話の内容は、「お宅の娘さんが謝りに来るのを、あれからずっと待っているが、どうして来ないのですか。」というお叱かりの電話だったのです。知人は親が謝りに行ったからそれでもう済んだと思っていたのですが、そうではないのです。ドイツ人の方は知人の娘さんを一人の人間として認め、悪いことをしたら、自分で謝りに来るはずだという考え方なのです。親が謝れば済むということではないのです。子どもでも自分の行動に責任を持たねばならないということなのです。
社会というのは、多くの人々の集まりで成り立っています。その人達が、自分の行動に責任を持っているからこそよりよい社会になっていくのです。人は失敗したとき、よく「誰々さんもしていたから自分もした」とか、「みんなもしていたのにどうして自分だけが」ということがあります。これは大変恥ずかしい言葉です。自分の行動に責任を持っていない証拠です。
知人の娘さんはその夜遅く、一人で謝りに行ったそうです。帰ってきた娘さんの話によると、とても厳しく叱られたそうです。「どうして逃げてしまったのか」、「自分で謝りに来なかったのはなぜか」など聞かれたそうです。しかし、自分の行動に責任を持つことの大切さを教えてもらってとてもよかったと娘さんは知人さんに話したそうです。娘さんはすでに成人されていますが、「自分の行動に責任を持つ」という言葉を忘れたことはないと言っています。
卒業生の皆さん、高校を卒業すると皆さんの考えや言動が周囲の人たちから、一人の大人という判断のもとで見られます。常に自分の言動や行動に責任を持たなければならないと自覚してください。

私たちは、人生の分岐点、岐路に立った時、自らの進む道を、自ら選択し、決定していかなければなりません。自らの人生を、迷いながらも、自分らしく生き抜く、努力を続ける、皆さんが、何事もあきらめず、コツコツと、日々の努力を積み重ねていってくれるよう、切に願っています。自分自身で、自らを見捨てるようなことは、決してせずに、後悔のない、一人ひとりの道を歩んでほしいと思います。そしてできれば、自分だけのためでなく、社会のためにも、周りの人たちのためにも、その力を惜しまずに提供してください。先人の夢や努力を引き継いで、さらに過ごしやすく安心な社会を築くことが、皆さんに与えられた使命です。皆さん一人ひとりが、これからの時代を任せられた人材として、ますますその力を伸ばしてくれることを願っています。

35期生の皆さんに、幸あれ。
活躍と健闘を祈り、式辞といたします。

(平成27年3月3日)

 

前期合格発表 2015.3.2 #118

3月2日(月)午後2時、前期入学者選抜の80人分の合格発表を行いました。

紅白の梅の花が見頃の本日、前期合格者の受験番号を発表しました。歓喜の声が響き、親子で抱き合う姿、受験番号を写真に撮る光景も見られました。少し早い春ですが、合格者が38期生の一員となった瞬間でした。発表後すぐに合格者説明会を開き、3月23日の保護者同伴の説明会への諸注意と宿題を配付しました。

(平成27年3月2日)

 

第6回オープンスクールを開催しました 2015.02.07 #117

2月7日(土)午後、本校で第6回オープンスクールを開催しました。前期入試直前の今回は十数名の生徒や保護者の方にご参加いただきました。

1年生の2人がスライドを使いながら本校の様子を伝えました。その後、Q&A形式で、教員から少人数の授業・カリキュラム・校則のことなどを丁寧に説明しました。
今回の体験授業は「理科」。化石から恐竜の骨を発掘するイメージで、紙から骨を切り出し、組み立てていきました。ハサミを使って切り出した紙片を糊で貼りあわせるとステゴサウルスとアパトサウルスの骨格模型が完成しました。

授業後は校内ツアー。中学が興味を示したのは大きな体育館とジュースの自動販売機でした。そして、リニューアルした食堂にも驚いていました。不安そうな中学生にはサポートに登校してくれた先輩生徒が話しかけていました。また参加者からの質問にも1つひとつ丁寧に応えたため、充実度満点のオープンスクールとなりました。

次回のオープンスクールは3月7日(土)です。後期入試出願直前ですが、皆さんぜひご参加ください。

(平成27年2月7日)

 

卒業制作を指導     2015.2.3 #116

2月3日、3年生は卒業制作に取組みました。そこに校長自ら指導に入りました。

生徒の手による「ありがとう」の5文字を大きく拡大し、かご字(文字の外周の輪郭線でつくられた文字)を作りました。卒業する生徒たちで分担し、かご字の中に思い思いの色紙を張り重ね装飾した上に、卒業する仲間に伝える言葉や保護者や先生、お世話になった方々へのお礼の言葉を書き込んで仕上げようという企画。紙の準備、色紙の裁断といった事前の準備はすべて3年生担当の先生方がしてくださり、私は実際に集合作品として仕上げる場面の指導をさせてもらいました。
ものづくりが大好きな生徒たちですが、深く思案することなくすぐに仕上げていく生徒、下書きやイメージづくりに膨大な時間をかける生徒、いろいろな個性、タイプのある生徒たちを相手に2時間の枠の中で、本当に最後に全員で記念写真を撮影するところまでたどり着けるのかと不安でしたが、交代に来てくださる3年生担当の先生方の支援もあり、何とか時間内にみんなで記念写真を撮り終えることができました。
「先生、僕らと一緒に作品つくれて、嬉しそうやな」
「ほんまに校長って書道の先生やったんや」
などと生徒たちに言われ、支援していただいた先生方には
「今日は校長、生き生きしてますね」
「教員の血が騒ぐんでしょ」
と言われましたが、私自身、本当に楽しませていただいた時間でした。
この作品は、卒業式当日掲示したのち、しばらくは1階玄関のケースに展示する予定です。ぜひご覧ください。

(平成27年2月3日)

 

雨の矢倉海岸で清掃活動 2015.1.30 #115

1月30日に環境科と第2学年の合同行事として、大阪市内で唯一コンクリート護岸のない自然海岸が残る西淀川区内の矢倉海岸へフィールドワークを行ないました。

当日は朝からあいにくの冷たい雨。それでも傘やカッパで雨対策をして学校を出発しました。国道43号線から大野川緑陰道路に入り植物観察をしながら福漁港に出て、淀川堤防の土手伝いに河口方面へ向かいます。雨の中、漁船やカモメ、ウナギ漁のための竹竿も見えます。1時間ほどで矢倉海岸到着。西淀自然文化協会と淀川河川レンジャーのボランティアの方10人が待ってくださっていました。

代表の村瀬さんから矢倉海岸や野鳥を始め海岸に生息する生物、自然を守る活動などについてのお話を聞いた後、全員で海岸に下りてゴミ拾いの清掃活動を行ないました。短時間でしたがあっという間に大きなゴミ袋10袋以上のゴミが集まりました。
残念ながら望遠鏡を使っての野鳥観察はできませんでしたが、貴重な自然にふれ、綺麗になった海岸を見て
「緑陰道路や矢倉海岸など西淀川にも自然が多いことが分かった」
「雨でぬれて寒かったけどキレイになって良かった。是非また来たい」
という感想が出されました。
学校に戻ってからはリニューアルした食堂に用意してもらった豚汁とおにぎりで温まりました。

(平成27年1月30日)

 

持久走に汗をかく 2015.2.3 #114

冬の風物詩の一つが「持久走」。本校でも、この時期1・2年生が持久走に汗を流しています。

生涯スポーツとして、ジョギング・マラソンに取組む人口が年々増加しています。本校でも、生徒の体力向上、健康促進を目的に持久走を実施しています。この時期には校内に白線が引かれ、1周450mのコースが作られます。男子は10周、女子7周のタイムトライアルです。走る姿を見ていて、教室内とは違う生徒の一面が見られます。教室内ではおとなしそうな生徒が先頭集団を勇ましく引っ張っています。
また、いつも教室ではひょうきんな生徒がトボトボ走っていることもあります。廊下には、持久走の記録が張り出されます。自分の名前を見つけて笑顔の生徒がいます。ちょっとしたヒーローの誕生です。

(平成27年2月3日)

 

3年生特別授業‘いのちのふれ合い授業’ 2015.1.30 #113

1月30日(金)2・3限目に、子育て支援を行っておられる地元のNPO「にこネット」の方々を講師にお招きして“いのちのふれ合い授業”を行いました。

3年生は学年末考査が終了し、卒業までの登校日はあと5日。そのうちの3日間は「特別授業」で、普段の授業とは異なる様々な取組みを行います。初日は「いのちのふれ合い」授業でした。

「未来のパパ・ママへ」とメッセージが書かれたカードを受け取り授業スタート。子育ての難しさやイライラをしずめる方法など、映像やスライドを見ながら学びます。先生が駄々をこねる子ども役を、生徒が親役を演じてのロールプレイでは
「そんなんやりたない!嫌や嫌や!!」
とペンを投げ捨て、ふさぎこむ子どもに、一瞬声が大きくなりながらも
「モノを投げたらだめじゃないか。落ち着いて話をしよう」
と声を掛け、一緒に深呼吸をしてイライラをしずめさせていました。

また妊婦さん1名と赤ちゃん親子さん7組を招いての交流会では、初めて妊婦さんのお腹に触れ、
「赤ちゃんがお腹の中で笑うとか怒るってあるんだぁ」
と驚いたり、赤ちゃんを抱っこさせてもらって、
「小さくても一生懸命生きているんだ」
と命の大切さを感じたようです。
「赤ちゃんでも性格が全然違って面白かった」
「怖かった。でも重みを感じた」
など新たな発見がたくさんあり、生徒たちにとても好評でした。

(平成27年1月30日)

 

雨でも耐寒遠足決行 2015.1.30 #112

1月30日(金)、雨でしたが1年生は箕面への耐寒遠足を行いました。

あいにくの雨。しかし、傘をさしながらの短縮コースで耐寒遠足を実施ました。今回の目的でもある「持久力・忍耐力・基礎体力」を養成にもなりました。また、自然に親しみながら集団行動を学ぶとこともできました。

雨空を見ながら箕面駅の前に集合した生徒たちは不安げな顔。雨が雪にも変わりそうな寒い朝です。本来は箕面の滝の奥まで足を延ばし、「政の茶屋」で昼食休憩の予定でした。
「滝まで行き、引返します」
と説明を受けても、残念と嬉しさと半分半分。しかし、歩き始めれば、友だちと話しながら笑顔になります。滝を見上げ、記念撮影した頃にはもう少し登りたいという声もあがりました。物足りなさ残りますが、次は下山。不安げ顔はちょっとした達成感を含んだ表情に変わっていました。やはり、自然の中に身を置くと人の気持ちは和らぎ、前向きになれるようです。

(平成27年1月30日)

 

1・2年とも進路実現に向けて「職業別説明会・進路講演会」 2015.1.29 #111

1月29日(木)の午後、1年、2年とも「職業別説明会・進路講演会」を実施しました。

キャリア教育を重視している本校では、実際の大学や専門学校の講義や体験を通して職業観を持てるように工夫しています。その中の1つの取組みが今回の行事です。
1年生はコンピューター、音楽・イベント、福祉、調理・栄養などの11つの分野で、2年生は美容、インテリア、製菓、就職面接などの7つの分野で、大学や専門学校からお越しいただいた専門家から講義や実習の体験をさせていただきました。

「折り紙を折るのが難しいけど面白かった」(福祉関係の仕事)
「犬を見ているとやさしい気持ちになれる」(動物関係の仕事)
「エステを体験できて本当に肌がつるつるになった」(メイク・ネイル・エステの仕事)
などが1年生の感想でした。西淀川の卒業生がパティシエをしていてお店を開いているという話もお聞きしました。

「学校の選び方が少し分かった」(大学進学希望者)
「就職について今から考えないといけないと思った」(就職希望者)
「自分の長所と短所を見極めるのは難しい」(専門学校進学希望者)
などが2年生の感想でした。一番好評だった面接体験では緊張した生徒も多かったようですが、就職に対する意識を強くもつ第一歩となったようです。
1年・2年生とも生徒自身の将来の進路について考える貴重な機会となりました。

(平成27年1月29日)

 

府高校書道展に出品しました 2015.1.29 #110

1月27日〜2月1日、天王寺の大阪市立美術館で第65回大阪府高等学校書道展が開催されました。本校分の壁面には、書道を選択している三年生の授業作品を中心に28点が展示されていました。

29日の午後、会場でゆっくりと鑑賞させてもらいました。今年も例年のとおり80校ほどが出品しており、各学校とも授業や部活動で生徒たちが仕上げた個性豊かな作品を展示していました。最近の傾向として共同作品等の大作が多く見られるようになりました。本校の作品にもありましたが、授業を中心に書かれた小作品や工芸的作品を展示する学校も数多くあり、多彩な展覧会となっていました。さらに各学校で多様な取組が期待されます。

(平成27年1月29日)

 

1年生を対象に「卒業生に学ぶ」を開催しました 2015.1.22 #109

1月22日(木)5・6限目、1年生のキャリア教育の一環として「卒業生に学ぶ」を開催しました。2年前〜4年前に卒業したOB・OG4名の方に来校していただき、それぞれの方の経験に基づき進路を考えていくのに大切なことを中心に、熱いメッセージを伝えてくださいました。 

4人のOB・OGは、本校在学中の高校時代にはどうすごしたか、またどう頑張ればよいかという内容を、生徒たちに分かりやすく語ってくださいました。「クラブ活動で頑張っていてよかった。」「もっと英語を勉強しておけば良かった。」など、今に役立っていることや残念に思っている話を、生徒たちは熱心に聞いていました。大学生のOBから、大学で勉強している法律について、ドラえもんのうたを使って分かりやすく説明していただいたり、働きながらダンス教師を志望して頑張っているOGから、ダンスのパフォーマンスを見せていただいたりしました。 生徒たちは真剣な眼差しで話に聞き入り、教室は熱気に包まれていました。 

生徒からは、「大学生になりたいと思った。」「進路について真剣に向き合おうと思った。」「社会人って大変だなと思った。」などの声が聞かれ、自分の将来を考えるよい機会になったようです。

(平成27年1月22日)

 

高齢者の方々との交流体験 2015.1.21 #107

1月16日、21日に2年生の「家庭総合」の授業において、高齢者の方々との交流授業を行いました。

今回も神戸市の高齢者施設に入所されている80〜90歳代の高齢者の方々と施設スタッフの方々に来ていただき交流しました。
まず自己紹介(名前と好きな食べ物など)をした後、簡単な手遊びやゲームを楽しみながら交流をすすめました。「茶摘」の歌を歌いながら手をつないだり、「東京音頭」を踊ったり、じゃんけんゲームで負けたら罰ゲームをするなどです。割り箸を使った輪ゴムリレーゲームはとても盛り上がり、バンザイをして喜ぶ高齢者の方の姿も見られました。 また、グループごとにお年寄りを囲んで、いろいろなお話もします。生徒たちの知らない戦争の時の話を聞かせてもらったり、12月に行った修学旅行のお話をしたり、百人一首の話で盛り上がっているグループもありました。

交流の最後は、 一人ひとり握手をしてお別れです。
「今日は本当にありがとう。若いときを思い出して、元気がでました」
と言っていただいたり、
しんどいこともあるけど頑張るんやで」
と励ましていただき、生徒たちも嬉しそうにうなずいていました。
そして、車椅子を押したり、介助させてもらいながら玄関までお見送りです。事前に車椅子の扱い方などを授業では学んでいますが、実際に高齢者の方を乗せて車椅子を押すのは初めてなので、ゆっくり声をかけながら、スロープは後ろ向きに・・・と介助を行います。
このような交流を通して、自然に自分から話しかけたり優しく手をとったりと、普段高齢者の方々と関わることの少ない生徒たちが理解を深めている様子が見られました。交流前は、接し方に悩み、自信を持てなかった生徒たちが、明るく元気なお年寄りの皆さんに楽しませてもらい、交流後には「もっと交流したかった。来年もあるよね?」と聞いてくる生徒もいました。
3学期の授業で一人ひとりが書いたお礼の手紙を寄せ書きにし、施設に送る予定です。

(平成27年1月21日)

 

菜の花満開 2015.1.21 #107

平成27年の1月、校内の学習実習園の菜の花が満開です。

本校では、平成19年から「菜の花プロジェクト」を実施しています。この事業では、収穫した菜種油を料理などに使用し、使用後の油と地域から回収した廃食油を環境に優しいバイオディーゼル燃料や石鹸に加工する活動を続けています。ですから、菜の花は本校にとってシンボル的な花でもあります。昨年は、せっかく植えた種から芽生えた苗がカラスなどの鳥害にあい、思うように開花しませんでした。しかし、今年は畑一面が黄色。

つぼみの緑と鮮やかな黄色の花のコントラストが春らしい菜の花。花言葉の「快活」「明るさ」は、春の香りを運び、人々の心を明るくするその花姿に由来すると言われています。「おひたし」にすると一足先に春を味わうこともできます。寒空の下、持久走の生徒の姿が見られるグランド横には、もう春がその姿を現している本校の一コマでした。

(平成27年1月21日)

 

第5回オープンスクールを開催しました 2015.01.17 #106

1月17日(土)午後、本校で第5回オープンスクールを開催しました。今回は20名を超える生徒や保護者の方にご参加いただきました。

今回もスライドを使った本校の説明は1年生の生徒会長と副会長が行いました。説明後の中学生や保護者からの質問にも丁寧に対応していました。
体験授業は、「社会」「家庭」から希望する1教科を選んでいただきました。「社会」では、GDPについて説明後、衆議院の解散シーンのニュース番組録画を視聴し、アベノミクス関連の新聞も使いながら、経済と政治のつながりがいかに生活に関連しているかを力説。また「家庭」ではオリジナル巾着を作成しました。ミシンで縫い、ひもを通し、好みの柄のアップリケをアイロン付けして完成。色とりどりのマイ巾着をお土産に持ち帰ってもらいました。

授業後は、グループに分かれての校内ツアー。中学校にはない、ジュースの自動販売機には興味津々でした。そして、リニューアルした食堂に集まってもらいました。きれいな床、カラフルなテーブルとイス、どれも新鮮そのものです。本校生徒の人気商品の自家製「から揚げパン」も試食していただきました。各テーブルには在校生が歩み寄り、不安そうな中学生に話しかてもいました。参加した中学生や保護者の方々にとって満足度100%のオープンスクールとなりました。

次回のオープンスクールは2月7日(土)です。2月23日の前期入試出願直前ですが、皆さんぜひご参加ください。

(平成27年1月17日)

 

1年生 総合学習「情報モラル」 2015.1.15 #105

1月15日(木)、1年生「総合学習の時間」に情報モラルとして「正しいケータイの使い方」という授業を行いました。

「皆さんはケータイを1日に何時間使いますか」
と最初に質問を投げかけました。「YES」あるいは「NO」と書かれた紙を挙げてもらうことで、生徒の意思表示を確認します。1日3時間以上?の問いには約9割の生徒がYES、中には1日10時間以上という者もいました。高校生の1日のケータイ使用時間は「平均2時間40分」と言われていますので、本校の生徒はかなり平均より高いようです。
また、今のケータイ使用状況は「運転免許のない皆さんが、それぞれ車を自由に運転しているのと同じ状態」だと危険性を訴え、授業の本題である「SNS*@利用による個人情報の流出」については「疑似体験アプリ(デジタルアーツ株式会社)」を使って紹介しました。

授業後の生徒の感想には、
「ネットは怖いなぁ」
「SNS気を付けようと思う、もっと考えて利用しようと思う」
「写真をあげない」
「ジオタグ*Aのことを初めて知った」
「人の個人情報を守るのはもちろんやけど自分の情報も正しく管理したい」
などがありました。
しかし、生徒の意識には
「一緒に撮った写真をtwitterに載せられたが別にかまわない」
「(ネット上で)名前を名乗らなければバレることはない」
「削除すれば問題ない」
と思っている生徒も少数ながらいることもわかりました。

全ての生徒がネット利用による被害者にも加害者にもならないよう、生徒だけでなく教職員や周囲の大人もこの話題に興味関心を持ち続けながら、継続した指導する必要性を感じました。

*@:Social Networking Service「人同士のつながり」を電子化するサービスのこと、LINE・Twitter・Facebookなど
*A:写真データに付加される追加の位置情報(タグ)

(平成27年1月15日)

 

「現代の戦争」フリージャーナリスト 西谷文和氏を招いて 2015.1.15 #104

1月15日(木)2,3年生合同の「総合的な学習の時間」は、アフガニスタンやイラク、シリアの戦場を取材してこられたフリージャーナリストの西谷文和さんをお招きして「現代の戦争」と題してご講演をいただきました。

冒頭はアフガンの取材ビデオ。
難民キャンプで生きる人々のリアルな姿に生徒たちはぐいぐい引き込まれていきます。西谷さんは
「もし、みなさんがこの現場にいたら、医者になることができます・・・。」
と切り出されました。
「難民の多くは学校に行くことができず、文字を読むことができない人がたくさんいる。病気の人に、痛み止め・風邪薬・下痢止め、その薬瓶のラベルの文字を読むことができれば命を救うことができるんです。」
と教育の大切さを強調されました。生まれつき奇形の赤ちゃんたちの目をそむけたくなるような悲惨な様子が映し出されます。アメリカ軍の劣化ウラン弾の影響ではないか現地の医師は話します。身近に埋められている地雷。片足を吹き飛ばす程度の威力です。なぜ片足か。それは、負傷兵の対応をさせることで敵の戦闘力を落とすという狙いです。その地雷はいくらかと生徒に聞く西谷さん。
答えは300円。

戦争の背景には武器を売る商人たちがいる。あまり報道されることのない戦争の構造にも西谷さんは目を開かせてくれました。戦争は必ず一般市民を巻き込みます。かつて平和であった町が戦場とかし、瓦礫とかしています。その中で生きる子どもたちの姿。生徒たちは西谷さんの映像とお話で平和な日本では感じることのない戦争の現実を学びました。西谷さんは30歳を過ぎて英語を学びこの仕事を始められたそうですが、生徒たちには「夢は実現しないから夢。だから追い求めていける。みなさんには可能性も能力もある。だからしっかり学んでがんばってください。」と励まされていました。

最後に、内戦で廃墟となった町を見ながら映し出された「現実を知ることで世界は変えられる」という言葉が、生徒たちに大きなメッセージとなったと思います。
「日本はすごく平和で実感がないけど世界で今も起こっている戦争というものはものすごくこわくてつらいものだと今日思った。世界に戦争がなくなればいいということは簡単だけど、本当に戦争をなくすことがどれだけ大変なのかも考えさせられた」
「戦争をなくすためには何をすればいいのか?卒業して勉強する機会がなくなっても戦争のことに関心をずっと持ち続けたいです」
生徒たちの感想文もいつもより長く深いものが多かったです。生徒たちにとってよい学びとなりました。

(平成27年1月15日)

 

泉尾・大正の先生との合同研修 2015.1.13 #103

1月13日(火)の午後、泉尾高校、大正高校そして本校の初任者と期限付講師が本校に集まり、研修会を開きました。泉尾高校からは5人、大正高校から7人、本校から7人、そして教頭と首席も交えて、授業見学・研究協議・グループワークを行ないました。

5限目 本校初任者と期限付講師が「保健」と「現代社会」で研究授業を披露しました。参加者は全員「授業見学用ワークシート」と授業者が作成した授業案を持ち生徒の動きに注目しながら授業観察。授業者は大いに緊張していましたが、生徒のホスピタリティに助けられながら授業展開をしていました。

6限目 6限目は本校すべての授業がオープン。そこで、参加者は、自分が専門とする科目を中心に見学に回りました。他校の初任養護教諭は保健室に行き、見学はもちろん本音の意見交換をしました。自分の専門外の授業を見学して回る初任者、準備室に足を踏み入れる期限付講師、下足室やトイレ・食堂を観察する首席、皆それぞれの目的を達したようです。

研究協議 5限目の授業の振り返り。参加者が「自分の授業の改善のヒントを得る」、授業者が「授業をやってよかった」と感じることを目的にしました。授業者はもちろん参加者全員が授業の良い点や改善点について発言し合いました。
「発問が多く、うまく生徒を巻き込んでいた」
「眠たそうな生徒をわざと指名したところを私も取り入れたい」
「授業プリントがものすごくわかりやすくつくられている」
などなど積極的な意見交換によって授業者も参加者も自分の授業へのモーチベーションを高めることができました。褒められることは、自分自身をポジティブにできることを再体験したはずです。それは、次に生徒をもっと褒めることにもつながります。

グループワーク 3校の先生方を5つのグループに分け、自分の学校の長所と短所についてフリートーキングしてもらいました。会話が深まると本音もどんどん出てきて、「悩みは自分だけではないんだ」ということを共感できたようです。
経験の浅い先生たちにとっては、とてもよい機会になったと思います。 次年度以降も初任者だけではなく期限付講師も含めた研修を開くことができればよいなと思っています。

(平成27年1月13日)

 

教志セミナー生 活動中 2015.1.9 #102

今年は2名の教志セミナー生が来校し、授業見学や実際の生徒対応などの場面で活躍しています。
大阪教志セミナーは、教師をめざす学生を対象に教師として求められる資質や基礎的な指導力を育むことを目的に平成20年から実施されています。今年度で7年目の事業です。
本校には、英語と家庭科にセミナー生1名づつが来てくれています。朝は正門での登校指導や授業見学、また放課後は部活動指導にも取組んでいます。

英語科 積極的に生徒との接点を見つけて、「声かけ」を行なっています。練習のために何度か教壇にも立ってもらうこともありました。授業を経験した後での授業プリントづくりにも挑戦していました。放課後にはダンス部の実技指導にも参加し、生徒から慕われています。ダメなことをダメと言えるようにならないと良い教師にはなれないと意識してくれています。

家庭科 実技科目でもある家庭科の実習スキルを身につけたいという明確な目標を持って本校に来てくれています。家庭科を優しさと温かさで包み込む教科と捉え、選んだようです。遅刻指導にも積極的に参加し、ただ叱るのではなく、生徒の背景を考慮しながら指導する教育の奥の深さも感じたようです。  

 実習の最終日が近づき、セミナー生と振り返りをしました。私から教師の視点と生徒の視点から本校の教育活動への意見を聞きました。
「実習では、大きな個人差がある。全体把握はできても個々対応の難しさを感じました」
「先生たちの心の広さに助けられている生徒が多いと思います」
「職員室の雰囲気がものすごくよく、もっと一緒に居たいと思いました」
などいろいろな発言の中に、この実習の意義を感じました。この2人を含めて、全てのセミナー生が大阪の教育を支える人材に成長してくれることを切に願っています。

(平成27年1月9日)

 

明けましておめでとうございます 2015.1.8 #101

1月8日(木)、3学期の始業式を行いました
私からの話のあと、表彰、生徒会からのアピール、生徒指導部長から三学期のすごし方について注意がありました。 2学期の祝儀様式同様、今日も体育館は大層冷え込んでいましたが、生徒たちは皆良い態度で式に臨んでくれていました

今日は次のような話をしました。

皆さん、おはようございます。そして、新年おめでとうございます。皆さんそれぞれに、楽しい冬休みを過ごしたことと思います。
今日から3学期が始まりますが、皆さんがよくわかっているように3学期は一番短い学期です。しっかりとやるべきことに取組まないと、あっという間に終わってしまいます。

ことに3年生は、今月23日からは学年末考査が始まります。授業は実質2週間。これからの1時間、1時間の授業を大切にしてください。学年末考査は卒業への最後のハードルです。全員がクリアーして卒業してくれるよう願っています。
2年生は、矢倉海岸での校外学習などの行事が計画されています。皆さんにとって、楽しく、心に残る行事となるよう願っています。また、4月には最上級生になれるよう、その関門となる2月19日からの学年末テストに向けて、残された全ての授業に全力を尽くしてもらいたいと思います。しっかり取組んでください。
最後になってしまいましたが、 1年生の皆さん。1年生も箕面への耐寒遠足などの行事が計画されています。しっかりと楽しむべきところは楽しんでください。ただ、君たちの中には2学期になっても、相変わらず欠席・遅刻の多い人が目立ちました。たくさんの欠点を持つ人もありました。2年に進級できない人は、もう一度1年生をやりなおすか進路変更をしなければなりません。そのような残念な結末とならないよう願っています。これまで欠席や欠課が多かった人、学習に努力不足が目立った人は、最後のチャンスである今学期を必死でがんばらってもらいたいと思います。期待しています。

最後に、正門を入ったところの掲示板に、2学期から「夢を現実に」と書いて掲げています。皆さんひとりひとり将来の自分自身について夢を描いているでしょうが、それを現実のものとするよう願います。「必ずやり遂げる」という強い気持ちをもって、あきらめることなく最後まで努力してください。

以上で、今日の私の話を終えます。

(平成27年1月8日)

 

明けましておめでとうございます 2015.1.6 #100

新年 明けましておめでとうございます。
平成27年の羊年の幕開けです。みなさんが飛翔できる1年になることを願っています。
3年生は残り少ない高校生活を味わいながら過ごしてください。修学旅行を終えた2年生は、学校の中心として活躍してください。1年生は興味関心を持って学び、素晴らしい2年生に進級してください。

始業式は、8日です。生徒たちが明るい笑顔で登校するのを待っています。

(平成27年1月6日)

 

化学研究発表会で発表しました 2014.12.25 #099

12月25日(木)、エコ・コミュニケーション部の生徒2人が、大阪科学技術センターで行われた日本化学会近畿支部主催の高等学校・中学校化学研究発表会で発表をしました。

「廃食用油とペルチェ素子を使った小電力発電」というテーマで、学校で行った実験結果について、生徒2名が一生懸命にプレゼンテーションをしました。司会の先生などから『おもしろい実験だ』とか『なぜペルチェ素子を使おうと思ったのか』など、温かい質問やコメントをいただきました。
エコ・コミュニケーション部の生徒たちは、放課後、理科教員の指導のもと、廃食油を燃やした熱から電気を起こす実験をしました。本校では、環境活動の一環として廃食用油を回収して石けんなどに再利用する活動に取り組んでいますが、この廃食油を他にも利用できないかと生徒たちが発案し、この度実験を行った報告でした。

(平成26年12月25日)

 

二学期終業式 2014.12.18 #098

2学期終業式を行いました。

12月24日(水)、2学期の終業式を行いました。今月初旬の寒波のときほど寒い日ではありませんでしたが、体育館は冷蔵庫の中といった感じで冷え切っていました。しかし、生徒たちは終始静かに話を聞いてくれました。
私の話の後、エコ部員の表彰、生徒会代表の話、生活指導部長の話と続きました。終業式後には清掃を行い、担任から成績表が手渡されました。

今日は次のような話をしました

皆さん、おはようございます。今日で2学期を終了します。
12月に入って全国的な寒波、北海道から東北地方の日本海側や四国の山間部では大きな被害が出ています。ここ大阪でも寒い日が続いていますが、今日、無事に終業式が迎えられることを嬉しく思っています。
さて、皆さん一人ひとりにとって2学期は充実した学期だったでしょうか?始業式で皆さんに「今学期は皆さん一人ひとりが自分自身の将来について真剣に考え、目標に向かって邁進する大切な時間として有効に過ごしてほしい」と話しましたが、この学期を振り返ってみて、皆さん一人ひとり、将来を考え、目標をもち、それに向かってどれだけ邁進してくれたでしょうか?
2学期は沢山の行事がありました。9月の校外学習では学年毎に王子動物園・伊丹空港と工場見学・USJへと出かけました。11月の文化祭ではそれぞれのクラスが工夫し、協力して存分に楽しみました。今年は殊に1年生の皆さんの頑張りが印象に残っています。
また、各学年の催しとして、皆さんの将来に役立つ「豊かな学び」に取組みました。
3年生は「環境」で「大野下水処理場と大放水路・姫島立坑を見学」、「情報選択者の個別テーマによるプレゼンテーション」がありました。2・3年生一緒にミッドウェー海戦等の経験者である瀧本さんから「戦争体験を聞く会」、出来島保育所の子どもたちと「サツマイモの収穫体験」を行いました。
2年生は「保健」の授業で養護教諭から「医療品とその活用」を学び、「現代社会」では弁護士さんに何度も指導に来ていただき「模擬裁判」を体験しました。また、12月には沖縄に修学旅行を実施し民泊などの活動を通して、一生の思い出に残る体験をしました。
1年生は「現代社会」で「会社つくり−「お弁当屋さん」を設立し、株主から投資を集める」グループワークを体験し、「進路講演会」では人から信頼されることが将来への幸せのチカラになることを学びました。これらのさまざまな学びを通して得たものを、自らの成長の糧にしてほしいと思います。
この後、教室で担任の先生から成績表を受け取りますが、成績が不振だった人、欠席や遅刻が多かった人、なぜそうなったのか、改善しなければならないことを明確にして、3学期に挽回できるよう努めてください。
明日から冬休み。お正月で気持ちがゆるみがちですが、事故などに気をつけ、問題行動のないように過ごしてください。1月8日の3学期の始業式には、皆さんの元気な顔に会えることを楽しみに、今日の私からのお話を終えます。

(平成26年12月24日)

 

西淀川公害についての講演会を行いました 2014.12.18 #097

12月18日(木)、3年生で「西淀川公害と私たちの環境」についての講演会を行いました。

まずは、あおぞら財団の研究員の方から、映像を使って西淀川公害について教えていただきました。大気汚染による公害病、西淀川大気汚染公害について訴訟から和解に至る経緯、公害をおこさないための西淀川での取り組みについて説明してくださいました。
つづいて、公害病患者さんが、ご自身が病気と闘ってきた歴史などについてお話をしてくださいました。ぜんそくで苦しんだことなど重い病気の話を明るく語ってくださり、生徒たちは真剣に話を聞いていました。生徒たちはたくさんの質問し、休み時間も患者さんの席の周りに集まって、話が途切れることがありませんでした。

最後に、生徒たちはグループに分かれて授業の振り返りをし、気づいたこと、学んだことなどについてお互いに確認しました。西淀川に青い空を取り戻し、きれいな環境を残すために、公害被害者が和解前に作成した「西淀川再生プラン」についての説明を受け、気づいたことをグループごとに発表しました。午前中1限から3限までのプログラムでしたが、時間があっという間にたってしまいました。

(平成26年12月18日)

 

校外人権学習 2014.12.16 #096

期末考査後の12月16日(火)、人権学習の一環として1・3年生は校外学習を実施しました。

1年生は国立民族物博物館に行きました。世界の国々の展示物に驚きを示しながら、担任手作りのワークシートに懸命に記入していました。実物の資料の見学を通じて、異文化への理解を深めるとともに、自らの人権意識を高める一助になったようです。
「様々な歴史や文化を学べてよかった」
「色んな展示物を見れてよかった」
など生徒は大いに異文化を体験してくれたようです。 

3年生は鶴橋のコリアンタウンでフィールドワークを行いました。
あいにくの雨模様でしたが、生徒たちは身近にある異文化に触れてさまざまな学びがあったようです。鶴橋を初めて訪れた生徒がほとんどで、始めは随分緊張した様子でした。商店街で飛び交う韓国語と日本語まじりの会話に驚き、ハングルで書かれた看板に興味を持ち、在日の方との「アンニョンハセヨ」という挨拶に喜び、民族楽器「チャンゴ」の演奏に盛り上がりと充実した1日となりました。

解散後は、チヂミやトッポギなどを食べたり、街中を散策して楽しんだ生徒もいたようです。ガイドの西俣さんの説明から、最も近い隣国・隣人との共生関係や歴史を学び、人権意識の向上につながったフィールドワークでした。

(平成26年12月16日)

 

第4回オープンスクールを開催しました 2014.12.13 #095

12月13日(土)午後、本校で第4回オープンスクールを開催しました。今回は約30名の方にご参加いただきました。

今回、学校の説明は1年生の生徒会長と副会長が行いました。スライドでの説明はもちろん、保護者からの個別質問に対しても自信をもって答えてくれました。参加した保護者の方からお褒めの言葉もいただきました。
体験授業は、「国語」「情報」から希望する1教科を選んでいただきました。「国語」では、野口宇宙飛行士が宇宙から送ったツイッターをテーマに文章を書いてもらいました。書き上げた文章には担当者がコメントを付けて返却しました。また「情報」ではオリジナルクリスマスカードをパソコンで作成しました。思い思いのデザインや色を使って、世界に1枚しかないカードを作り上げ、印刷したカードをお土産に持ち帰ってもらいました。

授業後は、グループに分かれての校内ツアー。改築中の食堂ものぞいてもらいました。最後に参加者全員に再度教室に集まってもらい、体験授業前に書いていただいた「質問」に1つひとつに答えさせもらいました。「学習への不安」「頭髪指導」「アルバイト」など多岐にわたる質問ですが、ていねいに答えることで、参加した中学生や保護者の方々の満足感がひしひしと伝わってきました。

次回のオープンスクールは1月17日(土)です。リニューアルした食堂のお披露目をしますので、皆さんぜひご参加ください。

(平成26年12月13日)

 

学びが深まる「発問」研修 2014.12.10 #094

12月10日の午後、和歌山大学(教育学部)の谷口知子准教授を招いて「生徒の学びが深まる発問とは?」というテーマで先生方が自己研修会を行いました。

「『質問』と『発問』の違いは?」
という谷口准教授の問いにかけに
「『質問』は知識を問うことであり『発問』は意見を問うことだと思います」
と若い教員が答えていました。教師の問いかけ方によっては、生徒の興味関心が刺激され、発見的学習につながる場合もあれば、生徒が考えることを諦めさせてしまうこともあります。

「教室における教育評価としてのダイナミック・アセスメント」を研究されている谷口准教授は、ここ数年間、本校の授業を観察し、その後授業者に指導助言もしていただいています。今年もすでに十回以上来校いただき、多くの先生の授業観察を実施していただきました。今回は、一人ひとりが「わかる」授業を展開するために何が必要なのかを検討する場として研修会を開きました。

「みんなストレス感じる?」という発問に対して、「朝」「学校」「アラーム音」など生徒が自由に答え、保健の授業導入をしている例。数学では、二乗したら正の数になることを十分に押さえた上で、練習問題で4や25以外にも「−10」という“ひっかけ”問題を仕掛けおく例。また現代社会の授業の中での主発問と補助発問の連続の例。発問づくりは、教師が教えたい教科内容を発見し確定していくことであることを再認識しました。

参加した先生たちは、自分の授業を振り返りながら、発言し、さらにどんな発問をすれば学びが深まるかを考え直していました。このような自主研修が教員自らの資質向上に直結し、さらに生徒の学びに活かされるものだと思います。

(平成26年12月10日)

 

1年生 進路実現に向けて 2014.12.10 #093

1年生では進路実現に向けた取組みを計画的に行っています。

本校では、1年生から進路実現に向けての長期的な指導を総合的な学習の時間やLHRなどを利用して実施しています。まず、自分自身について理解し、他人との違いや特性を知りコミュニケーション能力の向上につなげることを目標にしています。また、さまざまな職業を知り、将来の生き方や進路について考える機会を設けています。

6月 「コミュニケーション講座」
劇団による寸劇を通して、集団の中での自分自身の行動傾向を振り返り、他人とのより良いコミュニケーションの方法を考える講座。挨拶や言葉遣いの大切さや、人と接するときの態度や相手への気遣いがコミュニケーションに影響することを実感することができたようです。役者さんが演じてくれたので楽しく学べた講座でした。

11月 「進路講演会」
講師をお招きし、自分の進路を悩みながら選んでいった人生の体験談を聞き、生徒自身の高校生活や卒業後の人生について考える講座。人から信頼されることが将来への幸せのチカラになること、そしてこれからのために自分自身の価値をつくろうというメッセージが伝わったようです。生徒の感想には 「なんとか高校を卒業するぞ!」
と多く書かれていました。

また、1月には「卒業生に学ぶ」や「職業別ガイダンス」を予定しています。

(平成26年12月10日)

 

食堂改築開始 2014.12.06 #092

12月6日(土)から食堂の改築工事が始まります。

37年間、生徒の昼食の場として、あるいは憩いの場として活用されてきた食堂をPTAや同窓会の協力と支援を得て改築することにしました。長い歴史の中で壁は薄汚れ、床のタイルも一部が破損しています。テーブルも傷み、椅子のクッションがなくなったものもあります。そこで今回、壁の塗装をし直し、床にはフローリングシートを張り、エアコンも設置することになりました。3学期早々にはお披露目できると思います。

昼休みに生徒で賑わうだけが食堂ではありません。軽音部のライブコンサートにも利用されてきました。昔を懐かしんで同窓会でも集う場にもなりました。また、環境フェスタでは毎回、地域の子どもたちにも解放してきました。昨年は知事と教育長が来校して生徒たちと一緒に昼食を楽しむシーンもありました。
そんな食堂をリニューアルします。
新しい食堂が生徒にとって快適な昼食の場として愛されること、また良き思い出の場となることを願っています。

懐かしいメニューも表示を一新 今の食堂外観
今の食堂の机配置 普段の昼休みの風景
同窓会総会を食堂で開催(平成23年) 夏フェスではバンド発表の場
環境フェスタでは多数の小学生が集う 知事と教育長も食堂で舌鼓(平成25年)

(平成26年12月6日)

 

情報演習 プレゼンテーション 2014.12.03 #091

12月の最終授業、3年生の情報選択者がプレゼンテーションを行いました。

本校の3年生は、自分の進路に合わせたコースを選択しています。3つのコースの一つ「情報コース」では「情報演習」という選択授業を開講しています。2学期の終わりに例年実技課題として、「プレゼンテーション」を行っています。各人がそれぞれアンケートを自分で考え、同じ世代の男女に回答してもらい、表計算ソフトを使ってグラフを作成し、プレゼンテーションソフトでスライドにまとめました。

テーマ探しから発表まで5時間かけて臨んだ今日、個性的な内容が溢れていました。
「お好み焼派かたこ焼派か?」
「あなたの告白の方法は?」
「友達と同じ人を好きになったら?」
「寝るときの服装は?」
真っ暗な会場で、マイク一本、発表は一人ずつ全員が行います。さすが3年生、場数をこなしてきたせいか緊張する生徒は少なく、発表を楽しんでいる姿も見受けられました。聴く側も非常によく発表を盛り上げ、発表者にしっかりと拍手を送り、雰囲気づくりもよくできていました。

発表後の振り返りの中には
「楽しかった!」「またやりたい」「相手に伝えようという気持ちが大事」などがあり、卒業後に活かせるプレゼンテーションとなりました。

(平成26年12月3日)

 

1年生 会社つくりにチャレンジ 2014.12.03 #090

2学期の仕上げ、1年生は現代社会の授業中で自分たちがつくったお弁当屋さんという「会社つくり」にチャレンジし、その発表を行いました。
2学期の中間テストがあけてから、現代社会では「会社つくり」をキーワードに授業を取組んできました。1クラスを4つの班に分け、それぞれ「お弁当屋さん」を設立し、株主さんの投資を集めるというグループワークに挑戦していました。

まずは通常の授業で「会社とは何か」「株式とは何か」「起業に必要なモノ」を学習しました。特に株式については、生徒たちは「株式とはギャンブルで、お金儲けをするもの」というイメージが強かったようですが、「株式とは起業のためにかかる資金を集めるための手段である」と学習し、会社設立のイメージが湧いていったように思います。

各クラス発表当日は、会社ごとに作成した事業計画書や出店場所の地図を黒板に張り出しながら行いました。社長が1人で発表する会社、社員全員で発表する会社、営業役が発表する会社などさまざまでしたが、どの会社もよく経営の戦略が練れていて、説得力のある発表を行っていました。
生徒は
「お弁当屋さんをやるためにみんなで色々意見を出し合って決めたりするときに、自分1人で考えるよりも他の人と考えることによって考え方が変わったり広がったりするからすごくいいと思いました」
「みんなそれぞれの意見や知識をうまく合わせあって、会社をつくっていくことが大変だと思いました」
などの感想を述べていました。人と協力することの大切さ、会社設立の難しさを体感することができたようです。

私や先生方も「株主」の一人として株主総会である発表会に参加しました。会社としての安定性、将来性を見極め、優れた会社に投資させてもらいました。

(平成26年12月3日)

 

小野田先生と阪大生来校 2014.11.28 #089

11月28日、今年も大阪大学大学院の小野田教授が12名の学生さんと一緒に授業を見学されました。また、初任者である授業者を交えた研究協議も行いました。

6限目の1年生の現代社会と家庭科の授業を中心に見学しました。「弁当屋」という会社作りのためのグループ活動した現代社会。また、ミシンを使ったエプロン作り実習の家庭。それ以外にも英語や数学の授業も見学してもらい、その後下校の様子を見てもらいました。放課後は3人の初任者も参加し、小野田教授にファシリテートしていただき研究協議を行いました。

学生さんたちは自分たちの高校生活との違いに驚きの声が聞かれました。また
「生徒の実態に合わせて学び直しの教科指導が中心のようだが、教師としての苛立ちはないのか?」
という質問に対して、初任者からは
「ここが最終学歴になる生徒が多いので、社会に出て必要なことを教えている」
「できたという達成感を味あわせるために教員になった。そこにレベルの高低はない」
「生徒の実情に合った授業をする。うまくいかなかったら自分の授業力が低いと感じる」
と回答していました。
小野田教授は
「阪大生は表面的な学習をしてきたが、西淀川では立体的な学習をしている」
という示唆に富む感想も述べられていました。
授業観察や研究協議の内容はすぐに初任者が自らの授業の中で活かしてくれています。また今後もさらにこの取組みが本校の授業力向上に活かせるようにしたいと思います。

(平成26年11月28日)

 

紅葉の西淀川 2014.11.28 #088

紅葉が見ごろな季節です。校内にも木枯らしが吹き、小春日和な日があります。そんな日には紅葉、または黄葉、褐葉した葉が輝きを増します。
この季節、木々の葉は冬支度を始めます。光合成で蓄えた葉の糖分がアントシアンに変化し赤色化する、それが紅葉だそうです。子どもたちの服装も厚着になり寒さに備えています。彼らが学習で蓄えた力をこの冬に何色に発色してくれるかとても楽しみにしています。

(平成26年11月28日)

 

公開授業を行いました 2014.11.28 #087

11月28日(金)、中高連携の一環として中学校の先生方を対象とした公開授業を行いました。中学校では期末考査期間などのお忙しい時期にもかかわらず、27名の先生方にご来校いただきました。

まずは、先生方に通常の金曜日6限の授業を見学していただきました。複数の教員が教室に入って指導するティームティーチング、2クラスを3展開して実施する少人数習熟度別授業など、本校の特色ある授業を見ていただくことができました。教室で何人かの生徒がお世話になった中学校の先生を見つけてうれしそうにしている姿が印象的でした。

授業見学後は会議室で学校説明会を行いました。教頭がスライドを使って入試動向や本校の取組みを説明した後、
1年学年主任から1年生の様子についての報告をさせていただきました。中学校の先生からは、本校に入学した生徒状況などを尋ねられました。 中学校の先生方には、いつもご協力をいただき感謝しております。今後も中学校からのご協力・ご支援を得ながら、生徒の指導を進めたいと思います。

(平成26年11月28日)

 

前期生徒会役員認証式を行いました 2014.11.27 #086

11月27日(木)の昼休み、後期生徒会執行部の会長・副会長の認証式を校長室で行いました。

校長室で認証状を受け取る会長と副会長には、前回に比べ少し余裕がありました。きっと前期の職責を果たした上での2期目の生徒会役員だからかもしれません。認証式後、記念撮影をし、執行部生徒の現状や抱負などを聞きました。
後期生徒会として取組んでいきたいことは、中学生へのオープンスクールを通じて本校の良さを伝えたいことと後輩を暖かく迎え入れる新入生歓迎会を企画したいことと語ってくれました。具体的には、新入生歓迎会の看板作りに力を入れたいそうです。自分たちだけではなく、周りの人を巻き込みながら、いろいろなことにチャレンジしてほしいと伝えました。

(平成26年11月27日)

 

間もなく修学旅行 2014.11.27 #085

間もなく修学旅行です。
11月27日(木)完成した「しおり」を使って修学旅行の説明会を行ないました。

2年生は、12月3日から沖縄方面への修学旅行に出発します。伊丹発の飛行機で沖縄本島へ。平和教育の一環として、ガマ(石灰岩で形成された鍾乳洞。太平洋戦争の末期に起こった沖縄戦では、住民や日本兵の避難場所として利用)訪問。またこの修学旅行のメインとして「農家民泊」とマリンスポーツ体験、さらに「美ら海水族館」「ひめゆり平和祈念資料館」などの見学。今回の修学旅行の行程をおいながら諸注意を含め説明がありました。生徒たちの心配は、早朝に伊丹空港に集合することのようです。私も早起きして、空港で見送る予定です。
高校生活で最大の思い出となるはずの修学旅行まであとわずか、体調を整え、元気一杯沖縄を楽しんでもらいたいと思います。

なお、今後は修学旅行ブログで生徒たちの動向をご覧ください。


https://www.osaka-c.ed.jp/blog/nishiyodogawa/excursion_36th/index.php
(別ページで開きます)

(平成26年11月27日)

 

2年生 音楽選択者でアンサンブル 2014.11.25 #084

11月25日(火)、2年生の音楽選択者がピアノ・木琴・ベースやドラムなどを奏でるアンサンブルに挑戦しました。

1年生のときには、個人演奏に取組み、2年生では「人と合わせて演奏する」ことを目標として取組んでおり、1学期はキーボード4重奏に試み、2学期はそれよりも多い人数でのアンサンブルにチャレンジすることにしました。
2学期の最初にパートを決め、(各パート2名ずつ)2時間続きの授業の後半、9時間分を練習に費やし、最後の時間に発表会を行いました。毎時間「今日はここまで必ずできるようになろう」と目標をたてて、到達するように練習に打ち込み、時には同じパートの生徒同士が教えあい、また放課後に音楽室に通い練習に取組みました。 発表会当日は、最初に男子チームが発表し、次に女子チーム。そして最後に全員で合わせて演奏しました。小編成のチームのときは、各パートが一人ずつになってしまうので少し緊張してミスしてしまったところもありましたが、全体発表の時には、「絶対 さっきのミスはしない!」という意気込みが感じられ、とても力強い「ジュラシック・パーク」のテーマ曲演奏となりました。
全演奏を、タブレットで撮影して、すぐにスクリーンに映して生徒に見せ、他チームの評価、自己評価、振り返りをしました。最初は「はずかしい」「やめてー」と叫んでいた生徒もいましたが、見始めると「あ、あそこで間違ってる」や「ちゃんとできるようになってる」などという声もあがりました。
生徒の感想には
「練習ではどうなるかと思っていたが練習した甲斐があった」
「緊張したけどみんなとちゃんと合わせられてよかった」
「みんなで演奏すると あわせなくては!と思いながらできた」
「みんなで合わせられて楽しかった」
など、人と合わせて演奏する喜びを体感することができ、練習を積み重ねて完成させることで自信につながったようです。

(平成26年11月25日)

 

地震・津波避難訓練を実施しました 2014.11.20 #083

11月20日、今年も出来島保育園と大野町会の協力を得て地震・津波避難訓練を実施しました。なお、今年は学校防災アドバイザーの山口泰信氏に監修をお願いしました。
午後1時25分の非常ベルと
『地震発生 震度4 20秒後に地震が来ます 落ち着いて身を守ってください  ・・・・・・3,2,1』
を合図に教室内での安全確認を行いました。身体をかがめて机の下に入ることを実践しながら、地震のときにはドアを開けておくことなどを確認しました。
仮想地震後、教職員による避難経路等安全確認を行い、グランドへの避難です。避難訓練の基本「おはし」(押さない・走らない・しゃべらない)を思いだいながら実践していました。ただし、避難に要する時間が少しかかり過ぎでした。また前年までの教職員の点呼をしていなかったことを反省にして、今回は教職員の点呼も行い、教頭に集約としました。

次に、大阪湾岸に位置する本校としては、南海トラフ地震による津波に対する避難訓練も実施しました。津波の場合は本校に避難される出来島保育園から約25名の園児と5名の職員も加わり、本館4階への避難行動を行いました。この際、保育実習を行っている2年生が東側非常階段を使って、園児と手をつなぎながら避難教室まで誘導しました。また、大野町会の方々にも避難訓練に参加していただきました。最後に、教頭から放送を使って諸注意を述べ、訓練を終えました。

訓練後、大野町会の方々と西淀川区の防災体制についてお話をする機会を得られたことも大きな収穫でした。また、山口氏からは適切な指導助言をいただき、一人の犠牲者も出さない安全で安心なシステムを構築する重要性を実感しました。

(平成26年11月20日)

 

「君の町の大気汚染度は?」―NOx濃度調査の取り組み― 2014.11.18 #082

3年生環境Uの授業では、文化祭に向けて「君の町の大気汚染度は?」のテーマでNOx(窒素酸化物)調査に取組みました。

NOxは、おもに車の排気ガスとして排出され大気汚染の原因となっています。計測用のカプセルを24時間設置することによって簡単に計測できるため、毎年この時期に調査を行っています。
今年は、2・3年生全員と教職員の協力を得て、10月20日〜21日に各自の自宅付近や学校周辺で計測し、環境Uの授業時間に濃度測定を行い、結果をシールで色分けした地図を作成しました。

現在、NOxの環境基準は「0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内またはそれ以下」とされています。計測結果では、0.06ppmを超えた所はありませんでしたが、学校近くの国道43号線交差点、西淀川区佃5丁目、淀川区田川3丁目の3箇所で0.04ppmを超えました。全体的には豊中市や吹田市など北摂地域では、ほとんど0.02ppm未満でしたが、大阪市内、特に西淀川区や淀川区では0.02ppmを超えるところが多いという結果が出ました。
北摂に比べると汚染度が高いとはいえ、数十年前比べ大幅に改善されているのは、西淀川公害裁判など住民の運動があったおかげです。

文化祭後、11月18日の環境U授業では、西淀川公害裁判で被告とされた企業の改善された様子の観察を兼ね、市内で唯一自然海岸が残る矢倉海岸へのフィールドワークも行ないました。生徒たちは
「ほんまに煙突がないなぁ」
と大きな工場を見ていました。

(平成26年11月18日)

 

西淀川区駅伝大会で完走しました 2014.11.16 #081

11月16日(日)、西淀川区の駅伝大会が開催されました。本校から3チームが参加し、見事完走しました。
青空の下、西淀公園を出発し、木々の生い茂る大野川緑陰道路を福駅まで往復走る約2kmのランニングコースで駅伝は行われました。西淀川区の区役所、消防署、中学校そして地元企業など60団体の選手5人が1本のタスキをつないで走り抜けていました。西田区長も第一走者として走っておられました。優勝は、男女とも昨年同様佃中学チームと聞きました。
本校も生徒1チーム、教員1チーム、生徒と教員の混合1チームの3チームが参加しました。走る前の準備運動はもちろん、タスキの受け渡し方法も確認しました。沿道からの声援を受けながら3チームとも完走し、いい汗をかいていました。

(平成26年11月16日)

 

第3回オープンスクールを開催しました 2014.11.15 #080

11月15日(土)午後、本校で第3回オープンスクールを開催しました。今回も約50名の方にご参加いただきました。
今回の体験授業は、「家庭」「保健」の2教科から希望する1教科を選んでいただきました。「家庭」では、糖度計を使って4種類の清涼飲料水に含まれる砂糖の量を調べました。中学生の皆さんに実験してもらった結果では、驚いたことに、コーラ500mLの中にはシュガースティック18本分の砂糖が含まれていることが分かりました。「保健」では体を柔らかくする方法についての体験学習を行いました。「フニャフニャー」と声に出しながら前屈したり、膝の上をギュッとつまんで前屈したりと、皆さん楽しそうに取り組んでいました。

授業を体験した後は、グループに分かれて本校の図書室や音楽教室などの特別教室、特徴ある施設などを見て歩きしました。花と緑いっぱいのきれいな環境に関心を持っていただいたようです。

次回のオープンスクールは12月13日(土)です。皆さん、ぜひ本校にお越し下さい。

(平成26年11月15日)

 

大成功の第36回文化祭  2014.11.08 #079

11月8日(土)、第36回西淀川高校文化祭を開催しました。

今年の目玉は全体企画の巨大モザイクアート「大阪城」、縦7.5m×横9mの大作です。校舎の4階から吊り下げたこの作品は、全校生徒だけではなく、私も含めた教員も事務職のすべての西淀川ファミリーが小さな3.75p四方の色紙を貼り合わせて仕上げたものです。その枚数は4万7040枚! 

文化祭は、当日のパフォーマンスが重要ですが、その準備段階でのクラスやクラブの成果が当日に滲み出てきます。今年の1年生は、看板作りなど準備にも熱心で、クラス間で競い合う雰囲気がありました。その1年生はクラス企画でテントでの調理、模擬店、そしてビデオに挑戦していました。特に最優秀賞を獲得した2組は高校生たちが「バカっぽいけど こういうのカッコイイ」と思うシーンを撮影した動画のこと「バカッコイイ動画」を制作しました。何十回も挑戦した成功シーンだけを見ながら、観客である生徒たちもその裏の努力を感じていたようです。2年生は教室での模擬店を実施し、おもてなし精神を大いに発揮していました。劇は文化祭の王道です。その劇に3年生がギャグを入れながら取組んでくれていました。

また、部活動の発表も充実していました。ダンス部のパフォーマンスは昨年より人数も切れも数段向上していました。3人とは言え、吹奏楽部が奏でた曲には聴衆を魅了する力が宿っていました。同じく3人の軽音楽部のハーモニーも魅力的でした。

今年の新規格の一つは献血です。献血車に来校してもらい、生徒だけではなく、保護者の方々にも多数協力いただきました。なお、PTAを中心とした同窓会・後援会の方々が作られる伝統の「西淀汁」も健在でした。素麺の入った豚汁はお腹も気持ちもほっと温めてくれる一杯です。しかも無料提供なので、準備した約600食は完食となりました。

たくさん保護者やOBそして地域の方々に来校していただき、生徒たちの作り上げた文化祭を楽しみ、成長を感じていただいたと思います。ありがとうございました。

(平成26年11月8日)

 

初任者研修×2人 同時実施 2014.11.04 #078

11月4日(火)の6限目に、2人の初任者研修を同時に実施しました。本校に初任者がおよそ50名集まる一大イベントとなりました。

地理歴史・公民の前田和也教諭は、社会科教室で1年生の「現代社会」の研究授業を行いました。
府教育センターの仲濱秀徳・石村和彦主任指導主事はじめ他校の4名の指導教諭、そして30名の初任者が参観してくださいました。本校では、現社はTT(ティーム・ティーチング)で行なっていますので、普段通り首藤教諭とのTT授業を見てもらいました。当日は「株式」や「起業」を学習するために「お弁当屋を設立する」ワークショップを前段階の「生徒にとって身近な例を出しているか」を協議内容に据えた授業展開でした。
授業者としては
「株の話が、投資ではなく、投機に偏ってしまった」
という反省はありましたが、生徒たちの反応よい発言を生かした授業でした。指導教諭からも
「わかる、おもしろい、意味のある授業でした」という意見もいただきました。

家庭の清水風佳教諭は、「家庭総合」を2−1教室で研究授業として行いました。
府教育センターの岡本真澄主任指導主事と1名の指導教諭、そして19名の初任者が参観してくださいました。「子どもとの生活」という題材の中で、「絵本の読み聞かせを習得する」を目標に授業展開しました。まとめを取る時間が足りなくなることもありましたが、読み手と聞き手のつながりを通して、生徒たちにも信頼関係の一歩になっていました。授業後の研究協議では、グループ毎に「ふりかえり」には熱が入っていました。

多数の参観者の前での授業を行ったことで授業者にはもちろん、積極的な研究協議を行った初任者にとっても、また授業に参加した生徒たちにとっても、有意義な経験になったと思います。

(平成26年11月4日)

 

2年生 調理実習 2014.10.31 #077

2年生では、年間5回の調理実習を実施しています。

     2年生 調理実習 年間メニュー
1回目
 牛丼、すまし汁、和え物
2回目
 ピザ、ポテトチップス
3回目
 沖縄料理(ラフテー、麩チャンプルー、ジーマミ豆腐)
4回目
 鰤の照り焼き、南瓜の煮物、茶碗蒸し
5回目
 ポークピカタ、人参のグラッセ、コーンスープ、マドレーヌ

1回目では、すまし汁の出汁を本格的に鰹節から煮出していました。
2回目のポテトチップスは、校内の畑で収穫したジャガイモを材料に作り上げました。
3回目では、修学旅行の事前学習として沖縄料理作り挑戦しました。甘く煮込んだ豚肉の角煮に箸をつけながら、沖縄の話もしていました。

4回目は鰤の照り焼きと南瓜の煮物という家庭料理です。鰹出汁の風味に包まれてた調理室に、照り焼きの香ばしい香りが混じっていました。その香りは廊下にも広がり、昼食前の生徒にもいい刺激を与えていました。調理実習の手際の良さは家庭でのお手伝いを如何にしているかのようです。 仕上がった料理は、担任や副担に試食してもらっていました。
次回は洋食作りだそうです。

(平成26年10月31日)

 

第2回学校協議会開催 2014.10.29 #076

10月29日午後、平成26年度第2回学校協議会を校長室において開催しました。

協議委員全員で水曜日の6限目の授業を見学しました。2クラス3展開の習熟度別の数学、ティーム・ティーチング(複数の先生が1つの教室で授業)の現代社会、音声を取入れた「なんちゃって電子黒板」を活用した英語、味わいのある話術で生徒を引き付ける国語、そしてギター演奏の音楽など、本校の特徴的な「わかる」「ていねい」な授業を見てもらいました。

協議会では、6月以降の学校の様子をスライドで見てもらいました。次に180校以上の中学校訪問や「里帰り」(在校生が出身中学を訪れる)などの広報活動報告を含む「学校経営計画」の進捗状況についても説明しました。また、1学期に行った「授業アンケート」結果報告や現在の進路状況については事務局から説明しました。協議の中で、本校の工夫された授業プリントの実物を手に取りながら、生徒の興味関心を喚起する方法についても意見を出し合っていただきました。委員の方々からいただいた貴重な意見を今後の授業や学校経営に活かせるようにします。

(平成26年10月29日)

 

出来島保育所の子どもたちと交流しました 2014.10.27 #075

10月27日(月)3限目、3年「環境」と2年「生物」の合同授業で、出来島保育所の子どもたちと一緒に、本校の畑で育てたサツマイモの収穫体験をしました。

観察実習園に子どもたちを迎えたあと、保育士さんが上手にペアを作ってくださり、本校の生徒と子どもたちのイモ掘りの共同作業がはじまりました。前夜の雨でぬかるんだ場所を、高校生としっかり手をつないで歩く姿は、微笑ましい光景でした。大きなイモを掘りあてて、子どもたちは大喜び。
今年は、6月に植え付けも一緒に行い、水遣りも体験したので、うれしさも一入(ひとしお)でしたね。お土産に、ビニール袋いっぱいのサツマイモを持ち帰っていただきました。

(平成26年10月27日)

 

東淀川区進学説明会 2014.10.25 #074

10月25日(土)、東淀川区役所において東淀川区PTA協議会主催の「東淀川区高校等進学説明会」に参加しました。

昨年から始まったこの説明会。参加する公立・私立合わせて60校が学校別ブースに分かれました。
本校は人気の制服マネキンを引き連れて、「きれい・わかる・ていねい」を説明しました。東淀川区の700人以上の中学生、保護者の方々が会場を訪れ、各校のブースで熱心に説明を聞いておられました。本校ブースにも多数の方が相談に来られました。
当日は、第2回オープンスクールを実施していましたので、次回のオープンスクール参加をお願いしました。

(平成26年10月25日)

 

第2回オープンスクールを開催しました 2014.10.25 #073

10月25日(土)、秋晴れのもと第2回オープンスクールを開催しました。今回は環境フェスタとの同時開催でもあり、近隣の子どもたちが多数来校し、賑やかな中でのオープンスクールでした。

生徒会執行部の生徒がスライド使って「選ぶのはキミ、選ばれるのは西淀川」と学校紹介をし、教頭からは授業のことや食堂改修予定の説明がありました。その後は、環境フェスタを行っている食堂を見たりしながら、校内ツアーを行いました。

次に参加者は「英語」と「社会」に分かれて授業を体験しました。英語選択者はハローウィンをテーマに授業を受けていました。「trick or treat!」と応える中学生や保護者にはカボチャのかごからお菓子を振舞う英語教員は、英語を使いながらも暖かみのある授業を展開していました。参加者も皆満足顔でした。
一方社会選択者は、授業の中で国旗作りをしました。オリジナルな国旗をデザインし、その国旗に託した思いを一人ひとり語ってもらっていました。色使いの素晴らしい国旗を描き、その理由を皆の前で発表できる中学生の力量に驚かされました。

次回の本校オープンスクールは11月15日(土)です。複数回の参加者もおられます、皆さん、ぜひ本校にお越し下さい。

(平成26年10月25日)

 

秋の環境フェスタを開催しました 2014.10.25 #072

10月25日(土)午後、本校で第14回環境フェスタを開催しました。天候にも恵まれ、子どもからお年寄りまで200名をこえる方にご来校いただきました。
第1部は食堂で、大阪府立長尾高等学校の平井俊男先生によるお話でした。西淀川の環境と防災について、映像などを使って分かりやすく説明してくださいました。私たちが住む地域の環境を知ることが自分の身を守ることになることがよく分かりました。

第2部はそれぞれの場所に分かれて、大学生のボランティアによる「廃食油を使ったキャンドルづくり」、大人気の「サツマイモほり」、恒例の「わたがしの配布」を行いました。いずれのコーナーでも本校の生徒と来校した子どもたちが元気に交流していました。

今回も、会場準備、司会、受付など、全ての業務を本校の生徒たちが行いました。参加者の方々からは、「司会がとっても上手だった」「高校生が優しく接してくれてうれしい」などと声をかけていただき、生徒たちも満足そうでした。自分の役割をしっかり考えて動く生徒の姿を見て、とても頼もしく思いました。
この日、大阪西淀ライオンズクラブから、本校の緑化活動を支援するためにチューリップの球根を寄贈していただきました。
チューリップが満開になる春の環境フェスタには、皆さんにぜひお越しいただければと思います。

(平成26年10月25日)

 

秋の職員研修 2014.10.22 #071

10月22日(水)午後、「自分も人も大切にするコミュニケーション〜感情・思考・行動のつながりがみえる〈で・か・こ・け〉と衝動コントロール」というテーマで教職員研修会を実施しました。講師はNPO邦人暮らしづくりネットワーク北芝の板東希さんです。

今回の研修は、人がさまざまに心に抱く感情とそれに基づく思考、そして行動のつながりを理解することで、たとえば「キレる」というような感情にまかせた衝動的な行動を回避する方法を学ぶというものでした。そのことでより生徒理解を深め、より効果的な生徒指導、さらには生徒の豊かなコミュニケーションの関係を育てることにつなげることを目標としました。
講師に迎えた板東希さんは、児童自立支援施設での心理教育に経験を積まれた方です。研修ではまず、認知行動療法の理論に基づいて感情の機能とその調整の理論について学びました。次に2グループに分かれて感情を表す言葉を出来るだけたくさん競い合って出し合うワークショップを体験しました。これが意外と難しく、皆ワイワイ言いながら出し合っていましたが、普段使っている「感情を表す語彙」の少なさを実感しました。次に、ワークシートで、出来事(で)→感情(か)→行動(こ)→結果(け)をふりかえり、出来事で抱いていた感情を改めて自分でとらえなおし、違った視点をもつことで行動を変容させることができることを学びました。最後に講師の板東さんは
「職場でもどこでも自分の感情を安心して出し合えることが大切です」
とまとめられましたが、とても共感できるお話でした。職員にとっても日常生活や生徒指導に活用できる良い研修だったと思います。

(平成26年10月22日)

 

出来島小学校との小高連携「交流授業」 2014.10.17 #070

10月17日(金)、出来島小学校との交流授業を実施しました。今回は、元気いっぱいの3年生36名を本校に迎えて、理科実験の授業を行いました。

小学校1・2年生は「生活科」で身近な自然を観察するなどの学習をしますが、実験などを行う「理科」は小学校3年生で初めて学習する教科です。実験室での実験も、参加した小学生には初めての体験になりました。
はじめに衝突球の実験をしました。小学生が結果を予想したあと、本校の教員が実演をしました。自分の予想と結果が違うことにみんなが驚きの声を上げていました。
その後は、4人ずつのグループに分かれて実験をしてもらいました。炎色反応の実験では、赤や緑などの鮮やかな色の炎に見入っていました。 はじめは遠慮したり、怖がって見ているだけの小学生も、しだいに自分からすすんで実験するようになっていったことがとても印象的でした。最後のエタノールの爆発の実験では、紙コップが勢いよく飛ぶのが楽しく、何回も繰り返して実験していました。

小学生はみんな好奇心旺盛で、「これは何?」「どうして?」と質問がいっぱい。本校の教員、生徒たちも熱心に応えていました。この授業をきっかけに、理科に興味を持ってもらえたらうれしいです。

(平成26年10月17日)

 

下水処理場と大放水路立坑見学 2014.10.14 #069

9月30日(火)6限目、3年生環境Uの授業で、大野下水処理場を見学しました。

大野下水処理場は西淀川高校のすぐ前にありますが、ふだん敷地の中に入ることはほとんどありません。時には不快な臭いを運んでくる所といった認識しかなかった生徒たちでしたが、私たちの町を浸水から守り、生活の中で排出する汚水を浄化してきれいな水環境を創り出してくれている下水処理場の大切な役割をしっかりと学習しました。

下水処理場に流れ込む真っ黒な汚水が、沈砂池、沈殿池、微生物の働きを利用した反応タンクから沈澄池へと巡る中で、透き通ったきれいな水に処理されていく様子に、生徒たちは目を見張っていました。また、私たちが不用意に流してしまう廃油によって下水処理が大きく阻害されているというお話は、非常に説得力があるものでした。

台風19号が通過した直後の10月14日(火)6限目には、大野川緑陰道路にある淀の大放水路・姫島立坑を見学しました。
エレベーターで地下50メートルもある立坑の底まで下り、巨大ポンプで雨水を汲み上げて大野下水処理場まで送っているという姫島立坑の役割について聞きました。地下50メートルに通された直径7.5メートルの多数の管が大雨による浸水リスクから自分たちを守ってくれていることを実感することができました。施設の構造上、大人数での見学はすべて断っているということでしたので、少人数授業ならではの貴重な体験をすることができました。
お忙しい中、丁寧に案内し説明していただいた下水処理場の職員の皆さん、ありがとうございました。感謝しています。

(平成26年10月14日)

 

戦争体験を聞く 〜ミッドウェー海戦〜 2014.10.9 #068

10月9日(木)の「総合的な学習の時間」で、ミッドウェー海戦等の経験者である瀧本邦慶さんに来ていただき、2・3年生を対象に講演を行っていただきました。

御年92歳の瀧本さんですが、実際に戦争で体験したご自身のお話を、迫力ある語り口で話していただきました。軍艦「飛龍」で米軍の攻撃に遭い、機銃の弾が身体のすれすれをかすめたものの、後に自身の脇の下へ銃弾が当たっていたことが判明。そのような危機的な状況の中でも命からがら避難したこと、南洋のトラック島での体験など、瀧本さんは「三つの奇跡」という視点から戦争の悲惨さや当時の日本について語ってくださいました。

「やっぱり実際に体験した人の話はテレビとかとは違ってリアリティがあったので、聞いているだけで恐ろしかったです」
「教科書や授業で戦争の話を聞いてもいまいち よくわからなかったけど、今日の話を聞いてほんまにひどいものやなって思いました。今この平和な日本があるのは戦争で戦ってくれた人たちのおかげで、それを今の私たちが守っていかないとだめだなと思いました」
などの感想が聞かれ、現代を生きる生徒にとっては戸惑いや怖れがあったと思いますが、とても貴重な経験となったのではないでしょうか。
今日のこの貴重な体験談をしっかりと心に留めておいてもらいたいと思います。

(平成26年10月9日)

 

防災教育研修会を開催いたしました 2014.10.8 #067

10月8日(水)、本校の教職員に加え、第1ブロック教頭会にお越しの教頭先生にも参加していただき、防災に関する教育研修会を開催いたしました。本校教職員31名と教頭11名で合わせて42名の参加でした。

研修会の講師は、実践的防災教員総合支援事業の学校防災アドバイザーであるNPO法人 日本防災士会 山口 泰信 さんに、おねがいしました。
研修は、「巨大地震から生きる7つの法則」というテーマではじまりました。講師の山口さんは、自らの被災体験や避難所のボランティア活動などの経験をお持ちです。もし、大阪に巨大地震が発生して、火災や津波などによって学校が避難所になったとき学校としてどう対応するのか、避難所になった時の課題は何か、地域の方々との連携はどうするのかなどの事例を含め、学校の視点でアドバイスをいただきました。特に、先日、発生した御嶽山の地震発生から噴火までの観測データや東日本大震災時の津波最高到達点の都道府県別データなども示され大変わかりやすしお話となっていました。

本校周辺は、湾岸に位置し海抜が低いため、津波が来れば、速やかに非難する必要があります。阪神淡路大震災では、府立高校で唯一、液状化現象により運動場を修理した学校でもあります。「海抜ゼロメートル」という意識を強く持ちこれからも避難訓練や防災教育に取り組んでいきます。

(平成26年10月8日)

 

「秋の校外学習」に行ってきました 2014.10.3 #066

10月3日(金)、学年毎に秋の校外学習を実施しました。

1年生は神戸にある王子動物園に行きました。
童心に帰って動物を見るだけではなく、ポイントラリーを取入れ、仲間と協力しながら課題に取組む企画でした。当日は少雨にもかかわらず、神戸観光の日のため王子動物園が入園無料であることもあり、大勢の小中学生が園内に溢れていました。一番人気は、やはりパンダ。その愛くるしい姿を見ているだけで口角が緩む生徒たちでした。

2年生は、12月の修学旅行の集合場所でもある伊丹空港を訪れました。
次々に離着陸をする飛行機を見ながら、気持ちは修学旅行先の沖縄に飛び立っている生徒もいたようです。昼食後は、インスタントラーメン発明記念館へ徒歩で向かいました。館内では、自分オリジナルのマイカップラーメンを作り、お土産に持ち帰りました。

3年生は恒例になっているユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に出掛けました。
大勢の観光客に少しおののきつつ、アトラクションを満喫していました。中には、新設のハリーポッターの館にも入場した生徒もいたようです。同級生との親睦を深めつつ、「時間が足りない」と多くの生徒が点呼後の残留を申し出、夕方までUSJを楽しんでいました。

1年生・王子動物園
2年生・伊丹空港とインスタントラーメン発明記念館
3年生・USJ

(平成26年10月3日)

 

ASEAN諸国の方々と交流を行いました 2014.10.2 #065

10月2日(木)午後、ASEAN諸国(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の方々と交流を行いました。

6月に続いて今回もエコ・コミュニケーション部の生徒たちが応接してくれました。はじめに学校農園に案内し、自分たちが育てているダイコン、菜の花、サツマイモなどを紹介したあと、会議室で本校の特徴や日々の活動の様子について詳しく説明しました。
その後の質疑応答では、ユネスコスクールとしての活動や、西淀川区の環境についてどう思うかなどの質問を受けました。なぜ環境の活動に取り組んでいるのかという質問に、生徒のひとりは、「環境とか農作業とか、これから生きていくために知っておいた方がいいから。」と答えていました。この回答に研修生の皆さんが感心してくださったそうです。
交流会を終了した後も、お土産をいただいたり、写真を撮ったりと、予定の時間を大幅に過ぎていましたが、なかなか散会とはなりませんでした。1時間少しの交流でしたが、生徒たちと研修生の皆さんの気持ちがぐっと近づいたように感じました。

(平成26年10月2日)

 

「模擬裁判」で有罪・無罪? 2014.10.2 #064

2年生の「現代社会」の授業において、法教育の一環として「模擬裁判」の授業を今年も実施しました。

大阪弁護士会の冨士ア・多田弁護士はじめ4名の弁護士の方に来ていただいて模擬裁判を実施しました。事前にお二人の弁護士から、弁護士の仕事、刑事裁判・民事裁判の違いについての授業を行ってもらい、
「疑わしきは被告人の利益に」
という裁判における大原則を学習しました。

模擬裁判では、強盗致傷事件について裁くことになり、本物の黒い法服を裁判長・裁判官役の3人の生徒が着用し、裁判所のセット作り、本番さながらの緊張感を持った取組みとなりました。今回の模擬裁判では、証人の証言が信用できるのか?という観点について事前授業で生徒からの質問があり、実際に事件現場・犯人の服装の特徴も再現し、審議しました。再現することでわかることとわからないことがあることを経験でき、生徒たちも納得顔でした。
評議の結果は、無罪のクラスと有罪のクラスに分かれました。証人の話が信用できるのか?というポイントで話し合いを行い、それぞれのクラスで判決をだしたところまったく異なる結果になりました。生徒たちも色々と考えながら取組み、生徒にとっては裁判制度を学ぶ貴重な時間となりました。お忙しい中、協力していただいた弁護士の皆さま、ありがとうございました。

(平成26年10月2日)

 

秋を見つけました 2014.10.2 #063

「秋桜」と言えばコスモス。秋を彩る代表選手です。そのコスモスが体育館周辺で風に揺られて、秋の訪れを告げてくれています。
その近くでは秋の七草の「萩」が白花を付けています。薄ピンク色の花の方がポピュラーですが、本校の白花の萩は風にしなやかな枝が波打ち、その姿は他人に訴える力が感じられます。実は萩は、『万葉集』中に一番多く詠まれている花だとか。その数も142首とも言われているそうです。
校舎横の果樹園のまだ青い柿の実もだんだんと大きくなってきました。間もなく柿色に色づくはずです。柿の木の横では、独特の香りを発するイチジクがたわわに実っています。そして、目線を下げるとバッタの姿。体色が茶色、秋に適応しつつあります。
正門を入ったところには、キンモクセイがオレンジ色の小花を無数に咲かせています。ただし、今年はあの独特の甘い香りが楽しむことができませんでした。今年の厳しい天候のせいなのかもしれません。
校内にもいろいろな秋を見つけることができます。また、そんな秋を見つける余裕がほしい季節でもあります。

(平成26年10月2日)

 

出来島小学校 理科実験見学 2014.10.01 #062

10月1日(水)午後、教員3人が出来島小学校で6年生の理科実験授業を見学しました。
本校の教員から、中学校ばかりではなく、小学校の先生の授業を見せてもらい、そのスキルを身につけたいという声が上がりました。そこで、近隣の出来島小学校にお願いしてみると、是非とも見に来てくださいとお返事をいただきました。

6年生の23人に理科を教えるのは、担任ではなく理科専門の先生です。担任の先生は実験のサポート役です。今日のテーマは「酸とアルカリ」です。高校生なら、酸性・中性・アルカリ性とpHの理論は切っても切れないもの。しかし小学生には酸性・アルカリ性の概念の前に、赤色に分類できるものは赤バケツに捨てる、青色に分類できるものは青バケツに捨てるという実験作業があります。そして、赤色の液体として塩酸と炭酸水、青色の液体として水酸化ナトリウムと石灰水を学んでいます。赤に分類した液体は赤色のバケツに捨てるから酸性なんだとなるわけです。抽象概念を学ぶ前に実例を覚えることで、学習を定着させる方法を小学校では実践しています。
この日の実験でも、まず予想をし、実験をします。その上で結論を出す手順を大切にしていました。食塩水・塩酸・炭酸水を蒸発させます。その時に何が残るか、あるいは何も残らないのか? 自分のノートに「残る」「残らない」の予想を記入しています。それからドライヤーを使って、スライドガラスに滴下した3種類の液体を加熱し、蒸発させます。班でまとめた実験結果を皆で発表し、結論としてのまとめを行っていました。
先生の質問に対して必死に手を挙げる姿、発言したくてどんどん口にしてしまう姿、目を輝かせて実験を見つめる姿を見ると、如何に興味関心が大切なことなのかを痛感しました。
今度は、出来島小学生を本校に招いて、化学実験の授業を体験してもらう予定です。

(平成26年10月1日)

 

第1回オープンスクールを開催しました 2014.9.27 #061

9月27日(土)午後、本校で第1回オープンスクールを開催しました。天候にも恵まれ、昨年と同様に約50名の方においでいただきました。

生徒会執行部の生徒による学校紹介、教頭からの補足説明のあと、参加者は「国語」「英語」「数学」の3教科に分かれて授業を体験しました。国語は漢字の読みについての学習、英語は説明も指示もすべて英語で授業、数学は座標をつかって絵をかくという内容でした。短い時間でしたが充分楽しんでいただけたようです。
授業を体験したあとは、グループで学校内を散策、本校の特別教室や特徴ある施設などを見て歩きしました。特に、広いグラウンドや今年度新しく生まれ変わる食堂に興味を持っていただいたようです。
最後に希望者対象に「個別相談会」を行いました。本校教職員と熱心にお話をされておられました。ご参加いただいた皆さんには気持ちばかりのプレゼントもお渡ししました。西淀川高校を思い出していただけたらうれしいです。

次回の本校オープンスクールは10月25日(土)です。本校の環境行事である「第14回環境フェスタ」と連動した企画を予定しています。本校の取組みや本校生徒の活き活きと活動する姿を見ていただけると思います。皆さん、ぜひ本校にお越し下さい。

(平成26年9月27日)

 

養護教諭による「保健」の授業 2014.9.24 #060

保健室の先生である養護教諭が、2年生の「保健」の授業を行いました。

保健室に来室する生徒の中には「先生、薬ちょうだい」と言ったりする子もいます。薬、あるいは医薬品はその人にそれぞれ処方されたもの、他人のものを服用することは非常に危険です。このことを踏まえ、「薬」についてもきちんとした知識を持つ必要性があります。そこで養護教諭の専門性を活かし「医療品とその活用」というテーマで授業展開しました。まずは、生徒たちが使っている「薬」をあげてもらいました。そしてパワーポイントを使って、テンポよく授業展開して行きます。途中で、先生同士のロールプレイを導入し、関心を高めていました。医薬分業の意味合いやお薬手帳の活用等、まさに実生活に即した授業内容でした。

なお、生徒たちからは次のような感想がありました。
「やっぱり薬は飲み過ぎると危険だということが分かった。また、アレルギーを起こしてしまう薬があることもわかった。今日はすごく勉強になった」
「これからは、友だちに薬をもらったり、ジュースで薬を飲まないようにしようと思いました」

(平成26年9月24日)

 

教育実習生 研究授業 2014.9.22 #059

9月22日(月)6限目に2年1組で教育実習生による世界史の研究授業を行いました。
大阪市立大学から来た実習生が2週間の実習の総仕上げとして、研究授業を行いました。校内からも多数の教員が参観しました。まず、教科書を見ながら穴埋め式のワークを行い、その後本題へと展開して行きました。世界恐慌の時代に現れたフランクリン・ローズベルトのニューディール政策について熱く語る実習生の姿が印象的でした。プリントにも生徒が取組みやすい工夫が見られました。発問も適切で生徒たちの興味と関心を刺激していました。

放課後、実習生の大学担当教官の磐下助教授を交えて研究協議を行いました。
授業導入の「つかみ」や板書の方法について先輩教員からアドバイスがあり、如何にメリハリのある授業を展開すべきか、実習生だけではなく、現場の教員全員への授業力向上に係る考察を行いました。

(平成26年9月22日)

 

西淀川区民まつりに参加しました 2014.9.20 #058

9月20日(土)西淀公園で開催された「西淀川区民まつり」に参加しました。
例年通り、本校の生徒たちが廃食油回収の呼びかけと綿菓子の配布を行いました。

区民まつりへの参加は今年で8回目。本校からは、エコ部の生徒9名と係の教職員が参加しました。テントの組み立てから店作り・運営・撤収までを、生徒が中心となって行いました。廃食油を持ってきてくださる方も沢山あり、菜の花プロジェクトを中心とした本校の環境に対する取り組みをご理解いただき、とてもうれしく思いました。綿菓子は大人気で、行列が途切れることがありませんでした。生徒たちは、ならんでいる子どもたちに、なぜ廃食油を集めているかを熱心に説明していました。地域の方々からも声をかけていただき、生徒たちも笑顔でいっぱいでした。

2台準備した綿菓子機は限界ぎりぎりまでの使用になりました。頑張っている生徒たちの姿を見て、私も綿菓子機の調整に力が入りました。
地域の方々と一緒につくりあげるこの行事は、生徒たち・学校・地域との「絆」を結ぶ機会になっています。これからも、このような体験通して、地域の方々との「絆」がさらに強まるように願っています。

(平成26年9月20日)

 

奨学金が授与されました 2014.9.17 #057

9月17日、日本教育公務員弘済会から3年生男子1名へ奨学金の授与が行われました。
校長室で公益財団法人 日本教育弘済会大阪支部事業推進部長 藤堂昌明様から生徒本人に奨学金を手渡されました。校長・教頭・学年主任・担任が見守る中、生徒本人は若干緊張した面持ちでしたが、しっかりとお礼の言葉を述べていました。
「奨学金は何に使うつもりですか?」と、藤堂様から尋ねられ、
「大学進学に役立てたいです」と即答していました。
最後に藤堂様からは目標に向かって努力してくださいと励ましをいただきました。

(平成26年9月17日)

 

大阪880万人防災訓練 2014.9.5 #056

9月5日(金)午前11:03過ぎに、以下のような緊急速報メールが送信されました。

2014/09/05 11:03 訓練通報DRILL(大阪府)
「大阪880万人訓練」の訓練通報です。実行委員会を代表して大阪府より発信しています。DISASTER  DRILL 11時03分に大阪府沿岸全域に大津波警報が発信されました。各市町村の指示に従って、適切な避難行動をとってください(S)。(大阪府)

本校では、この880万人防災訓練を機に2回目(1回目は6/19実施)の避難訓練を実施しました。「今日は携帯電話やスマートフォンを持って授業を所持して受けなさい」という指示のもと、3限目の授業を受けました。11時には校外のスピーカーでサイレンと防災訓練放送聞こえてきました。そんな中、11時03分過ぎに多くの生徒携帯電話やスマートファンの着信音が鳴りました。すぐに森保健部長から
「受信内容を確認しなさい。受信していない生徒も、受信した友だちから情報をもらいなさい」
「今日は訓練です。実際には、まず自分の身の安全を確保し、命を守る行動を取るようにしなさい」
と放送での指示がありました。
なお、その後11時15分には大阪市からも大津波警報メール送信されました。
これを機会に、家族と災害のことについて話合い、万が一に備えてください。

(平成26年9月5日)

 

2年生校外人権学習 2014.8.28 #055

8月28日、2年生は校外人権学習として浪速区の「大阪人権博物館(リバティおおさか)」を見学しました。また、有志で沖縄の方の多い大正区のフィールドワークも行いました。

ボランティアガイドの方から人権博物館の歴史や展示内容の説明を聞き、ワークシートを片手に館内を見学。さまざまな人権問題について理解を深めました。民族衣装の試着コーナーでは、色鮮やかなチマチョゴリに着替えて写真に納まる生徒もいました。
午後は修学旅行委員の有志企画として大正区フィールドワークが行われ、生徒9名教員7名が参加しました。リバティおおさかから渡船で大正区に渡り、大阪市内第2位の高峰(!)昭和山での軽食後、関西沖縄文庫で金城馨さんから沖縄への熱い思いをじっくり聞きました。その後ボランティアガイドの案内で平尾商店街を歩き、おばあのいるマルトミ食堂でサーターアンダギーと沖縄そばに舌鼓を打ちました。

(平成26年8月28日)

 

二学期始業式を行いました 2014.9.1 #054

9月1日、雨が降り少し蒸し暑い中、体育館で2学期の始業式を行いました。全員で校歌斉唱、校長の話、表彰伝達、生徒会代表から文化祭についてのアピール、生徒指導部長からの注意がありました。生徒の皆さんは静かに話を聞き、落ち着いた良い雰囲気の始業式となりました。
表彰では、第66回大阪府高等学校美術・工芸展で奨励賞を受けた3年生の集合作品の代表者に表彰伝達するとともに、パソコン検定2級、準2級、3級に合格した5名に合格証書を手渡しました。全員で大きな拍手を贈り、その努力を称えました。

私からは、以下のような話をしました。

皆さん、おはようございます。
3年生は8月22日から、2年生は28日から、そして1年生も29日から補充授業が始まりました。今日、元気そうな皆さんの顔を見ることができて、とてもうれしく思います。
台風11号が九州南岸から東へゆっくり進み、土佐湾から若狭湾へと通り抜け、高知県や三重県などに大雨をもたらし、大きな被害が出ました。この台風だけではなく今年の夏は今までになく雨が多く、テレビや新聞の報道では「異常豪雨」とか「過去50年で最大の雨量」などといわれ、福岡県、広島県、北海道等、人命を奪うなど大きな爪痕を残しました。大阪でも先日の大雨で各地に警報が出ました。池田市や箕面市の一部では住宅や道路が冠水したところもあったようです。皆さんの自宅は大丈夫だったでしょうか。雨の降らない日も、うだるような蒸し暑い日も続きました。ここ数日は朝夕幾分涼しくなりましたが、まだまだ、暑い日が続きます。十分な水分の補給や睡眠など、自分自身で体を守るように気をつけて過ごしてもらいたいと思います。

さて、1学期の終業式に、出来島小学校の正門で小学生を出迎えておられる校長先生や教頭先生に「おはようございます」と挨拶してくれる本校の生徒が多くなったことを誉められたことをお話ししましたね。後日談があります。夏休みに入ってしばらくして、出来島駅のホームで顔見知りの地域の方に声をかけられました。朝夕の改札を通るお客さんに挨拶をされている出来島駅の駅員さんに「おはようございます」「さようなら」「お疲れ様です」と返している本校の生徒がいるとのこと。大人の多くが黙って通り過ぎているのに、聞いていて気持ちがよいと言ってくださいました。このお話を聞いて、私も嬉しく思いましたので、皆さんにここでお知らせしておきます。
さあ、2学期が始まります。
3年生は、卒業後の進路を決定していく大切な2学期になります。就職を希望する人は、9月16日から採用試験が始まります。また、進学を希望する人は、推薦入試が近づいています。一人ひとりがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、これまでの努力の成果を十分に発揮してくれるよう祈っています。 2年生は、2学期に文化祭、修学旅行と大きな行事が続きます。高校生活の中で一番充実した楽しい時期・時間となります。皆さんが様々な活動や体験を通して、さらに大きく成長し、次の本校のリーダとなってくれるよう願っています。
1年生は、1学期を終え、高校のルールも少し分かり、高校生活に慣れてきたと思います。2学期になって、気を抜くことなく、文化祭などの行事にも精一杯取組んでください。1学期の間は通学することが精一杯で、高校生活を楽しむ余裕のなかった皆さん、今からでも遅くはありません。部活動に参加したり生徒会やクラスの行事に積極的に取組むなど、エンジョイしてください。また、2年生への進級を意識して、欠席や遅刻をなくし、日常の学習にも真剣に取組んでほしいと思います。

最後になりますが、一年3つの学期の中で、2学期は一番長い学期になります。皆さん一人ひとりが自分自身の将来について真剣に考え、目標に向かって邁進する大切な時間として有効に過ごしてくれるよう願っています。
以上で2学期始業式での私からの話を終ります。

(平成26年9月1日)

 

此花区3中学校合同説明会に参加しました 2014.8.30 #053

8月30日(土)、大阪市立梅香中学校において此花区PTA協議会主催の「此花区三中学校PTA合同高校説明会」に参加しました。

合同説明会は、公立・私立の高校15校が、3つの教室で順番にプレゼンを行う形で行われました。本校からは5人の教員が参加し、3人の若い教員がパワーポイントを使って本校の特徴について説明しました。中学生・保護者の皆さんがメモを取りながら熱心にお聞きくださったので、とてもうれしく思いました。特に、本校が通学に便利なことや、新しくなった機能的な制服、習熟度別授業・少人数授業を取り入れた「わかる」授業、100%の進路実現を目指す「ていねい」な進路指導に強い関心を持っていただいたように感じました。

“此花区から西淀川高校へは自転車が便利!”
9月以降、毎月予定している「オープンスクール」に、ぜひご来校いただきたいと思います。

(平成26年8月30日)

 

夏の部活動 2014.8.25 #052

平成26年の夏の部活動報告です。

茨田高校と藍野高校と合同チームとなり、秋の大会を目指している野球部
他校との合同練習を重ねスキルアップをしているバスケットボール部
熱中症対策のため、泳いだ後にすぐに水分補給する水泳部
清掃活動や水遣りを続けてくれているエコ部
しぼれるくらいの汗を含んだ胴着で竹刀を振る剣道部
高等学校美術・工芸の出品準備におおあらわだった美術部
他にもダンス部、軽音楽部など汗をかき、友と語り、自分の技を磨いています。 この夏の経験は有形無形の財産として頑張った人の礎になるはずです。

(平成26年8月25日)

 

残暑、お見舞い申し上げます 2014.8.21 #051

平成26年8月 「残暑 お見舞い申し上げます」 

クマゼミの暑苦しい鳴き声の中にも「ツクツクツク…ボーシ!ツクツクボーシ!」が混じるようになってきました。台風、局地的豪雨と厳しいこの夏も終わろうとしています。

明日22日(金)から、いよいよ3年生の授業が始まります。

(平成26年8月21日)

 

第66回府高校美術・工芸展に行ってきました 2014.8.14 #050

8月12日から17日、第66回大阪府高等学校美術・工芸展が大阪市立美術館地下展示場の全室を使って開催されました。今年はお盆の時期と重なったため、天王寺駅に降り立つと四天王寺や一心寺などにお参りに行かれる方がいっぱい、蒸し暑い中、汗だくだくで会場までたどり着きました。

本校からは美術、工芸の授業選択者の作品と美術部員の絵画が出品されていました。
授業での共同作品は1年生が紙粘土でつくった大きな絵の具セット「オリジナルの絵具チューブ」、2年生が実物の石そっくりに表現した「石のイミテーション」、3年生が立体デザインの違った切り出し模様を捜すのが楽しい「繰り返されるカタチ」とガラスの断片を重ねて表現した「積層ガラスで『水』を表現する」と、いずれも個性的で見るのも楽しい作品が並んでいました。「積層ガラスで『水』を表現する」は集合作品奨励賞を受賞していました。

今後も皆さんの創造的な作品を沢山つくりだしてくれるよう期待しています。

(平成26年8月14日)

 

台風一過 2014.8.12 #049

台風11号は、8月10日に高知に上陸後、再び兵庫県に再上陸しました。その後、日本海で温帯低気圧になりましたが、各地に大雨など甚大な被害をもたらしました。

台風の過ぎ去った11日月曜日。校内を見て回わりました。台風接近に伴い、校舎の窓閉めやグランドのネットなどの安全確認は万全でしたから、校舎の損傷などはありませんでした。ただし、校内には木々の枝や葉っぱが散乱し、かなりの強風が吹き荒れてことが推測できます。プランターの草花は無事でしたが、校舎横の数本の低木が倒され、農園のゴーヤ棚も大きく傾いてしまいました。

空を見上げると、青空に筋雲。まさに台風一過です。そんな爽やかな朝に、散らかった葉っぱを集め、清掃してくれるエコ部の面々。心の中も爽やかに清々しくなりました。

(平成26年8月12日)

 

西淀川区4中学校合同説明会に参加しました 2014.8.7 #048

8月7日午後、西淀川区役所において西淀川区PTA協議会主催の「西淀川区4中学校合同高校説明会」に参加しました。

今年は、公立・私立の高校80校が、7日・8日に40校ずつに分かれて学校別ブースを設けました。本校は7日に、校長をはじめ6名の教員が参加しました。西淀川区の中学生、保護者の方々が会場を訪れ、各校のブースで熱心に進路相談を受けていらっしゃる様子が印象的でした。本校のブースにも多くの中学生や保護者の方が来てくださいました。本校の「きれい」な学校の様子、「わかる」学習指導、「ていねい」な生活指導について説明しました。

9月以降、毎月予定している「オープンスクール」にも、ぜひご来校いただきたいと思います。

(平成26年8月7日)

 

西成高校の「となりカフェ」見学 2014.8.1 #047

8月1日(金)、本校の先生方6人が西成高校の「となりカフェ」を見学しました。
新聞紙上でも話題となっている西成高校の「となりカフェ」。「いつもあなたのとなりにいるよ」という意味を込めた「となりカフェ」。親でも先生でもなく、NPOのスタッフが生徒たちの居場所作りをしている「となりカフェ」。その発祥の地である西成高校を訪問し、その様子を見学させていただき、NPOの代表者からもお話をうかがいました。

1階の廊下には飲食店を思わせる黒い看板に
「なつやすみ どんどんあつくなってきましたね☀ カフェでちょっと一息しませんか♪」
の文字とイラストが描かれています。生徒たちが入りやすい演出です。カフェの中には、夏休みなのに数名の生徒がくつろいでいました。友だち同士の会話をしたり、カフェのスタッフと話し込んでいる生徒もいました。どの子もとてもリラックスしているのが感じられます。
毎週火・木・金曜日の休み時間と放課後がカフェの営業時間だそうです。カフェは、いわゆる「相談室」とは違うというのが代表者の説明。生徒からの相談が前提なのが「相談室」ですが、生徒がくつろぐ場が「カフェ」となります。また、となり西成高校カフェには、先生がいないのも大きな特徴です。
本校の中退や不登校対応に役立つヒントをいただいた、と参加した先生方からの報告でした。

(平成26年8月1日)

 

PTA手作り講習会 2014.7.31 #046

7月31日(木)、本校美術・工芸教室においてPTA主催の「手作り講習会」を行いました。

今年も会員の皆さんの要望に応え、陶芸・クラフトバンドの2本立てプログラムの講習会でした。保護者やPTAのOGの皆さん、教職員も総勢30名が時間の経つのも忘れて、作品作りに没頭しました。中には、陶芸とクラフトバンドの両方を仕上げる方もおられました。出来上がったクラフトバンドのボックスをお互いに見せ合う姿は満足そのもの。焼き上がりが楽しみな陶芸作品は、11月の文化祭にも出品予定です。

(平成26年7月31日)

 

2年生 インターンシップ終了 2014.7.29 #045

毎年夏休みの初めに実施している2年生の「インターンシップ」を今年も実施しました。

在学中に企業などにおいて、自らの専攻や、将来のキャリアに関連した就業体験を行うことを「インターンシップ」といいます。本校では、2年生を対象に1単位の増単位で「インターンシップ」を行っています。

終業式の日の午後、担当の教員とともにそれぞれ企業・事業所にご挨拶に伺いました。翌週22日(火)〜25日(金)の4日間、実際に各事業所で実習。今年は、区役所・保育所・福祉施設・病院・スーパー・自動車販売店など多様な企業・事業所に受けいれていただきました。実習を通じて、働くことの大変さややりがいを実感し、自分の将来について考える4日間となりました。
「インターンシップに参加して、病院の中にもたくさんの職種があることを知ったので、この先何になりたいかよく考える機会になりました」
「おじいちゃん、おばあちゃんがすごく元気で、こちらが元気をもらいました」
という感想も見られました。

この経験を活かして、来年は志望する就職が実現することを願っています。
ご協力いただきました各企業・事業所の皆様、本当にありがとうございました。

(平成26年7月29日)

 

進学フェア2015開催 2014.7.27 #044

7月27日(日)、大阪府教育委員会の主催で全公立高校参加の「大阪府公立高校進学フェア2015」が開催されました。真夏の陽射しの中、約1万5千人の中学生や保護者が会場であるマイドームおおさかに来場されました。

3年目のこのイベントですが、今年から各校10分間の学校説明会が始まりました。本校は府下の高校のトップバッタ−。初任者3人で企画したスライドで本校の特徴を説明しました。若手教員の視点で、制服リニューアル・予定している食堂改修・特色ある授業について中学生や保護者などにアピールをしてくれました。実は、説明会の前には宣伝のために私の似顔絵をはり絵にした看板を背負って、広報活動をしてくれました。恥ずかしさもありましたが、初任者3人の熱意には感激しました。

本校のブースは、西淀川高校の「のぼり」、リニューアルした制服、新しいポスターでデコレーションしました。120人以上の中学生や保護者がブースを訪れて、担当者が「きれい・ていねい・わかる」をテーマの学校の取組みや様子を紹介し、いろいろな質問に応えました。9月から始めるオープンスクールに是非とも参加してくだいとお伝えもしました。

(平成26年7月27日)

 

一学期終業式 2014.7.18 #043

7月18日、1学期の終業式を行いました。
最初に全員で校歌斉唱、次に校長からの話、生徒会代表からの報告と連絡、最後に生徒指導部長から諸注意がありました。 終業式では、次のような話をしました。

皆さん、おはようございます。
今日で1学期を終了します。
1学期の終業式にあたってうれしい出来事をひとつ、心配なことをひとつ、最初にお話しします。

うれしい出来事。
先週の金曜日、丁度1週間前のことですが、皆さんまれ生まれたころに本校のPTA会長をしてくださっていたAさんが学校に訪ねてきてくださいました。聞けば、先日、この地域の色々な分野の皆さんが集まる会合があったそうです。その場で地元の小学校の校長先生から「毎日登校してくる小学校の児童を迎えるために門に立っていて、児童ばかりではなく通りがかった人に「おはようございます」と声をかけているが、最近は西淀川高校の生徒たちが「おはよう」と挨拶して返してくれるばかりか、生徒さんの方から先に「おはようございます」と挨拶してくれるようになり大変気持ち良い朝の活動になっている」とお話があったそうです。それを聞いてとても嬉しく思われたAさんは、私に知らせに来てくださったのです。
今年度も、私は、出張や用事かない限り毎朝正門に出て、登校してくる皆さんに「おはよう」と挨拶をしています。何人かの先生方も、登校してくる皆さんに「おはよう」と声をかけてくださっていますね。
今年は電車通学の皆さんが増えたためか、歩いて登校する生徒も増えています。私自身も4月から感じていることですが、自転車の皆さんも徒歩で登校してくる皆さんも、多くの人が声を出して「おはよう」と挨拶をしてくれています。
また、声は出ないまでも軽くお辞儀をしたり、照れくさそうに軽く手を振ったりして挨拶を返してくれる皆さんもいます。私も挨拶してくれる皆さんが増えたことを嬉しく思っていたのですが、このようにどんなことでも地域の方々から認められ、褒められるようなことは素晴らしいことです。これからも続けていきましょう。

さて、心配なことですが、同じ正門に立っていて気付いたことです。
スマートホンの画面を見ながら、片手で自転車を運転して登校してくる人、両耳にイヤホーンをして大音量で音楽を聴きながら自転車をこいでいて後ろから自動車が近づいてくるのに気付かない人、メールを打ちながら歩いていて前の人にぶつかりそうになる人、どんな大事故に巻き込まれても不思議ではありません。国道42号線も正門前の道路も大型トラックがたくさん通っています。横を通り過ぎるトラックの風圧で自転車が倒れそうになることもあるでしょう。
自分の命は自分で守ってください。自転車に乗っていても、歩いていとも、目と耳は自分の命を守るために研ぎ澄まされた状況でなければなりません。自分の登下校の様子を点検してみてください。
さて、早いもので、入学・進級から、もう3ヶ月半が過ぎ去りました。この1学期間、皆さん一人ひとり、有意義な時間を過ごせたでしょうか。
毎年夏休みに入るにあたって皆さんにお願いをしていることですが、「この夏休み、何か一つでよいから、自分でやることを決めて、それをやりきる」経験をしてもらいたいと思います。

3年生、卒業後の進路希望に向かって突き進んでください。就職する人は希望企業を決める、応募前会社訪問にでかけてどんな会社かを確認する、そして面接練習、ペーパー試験のある会社はそれに向けての学習をしてください。進学する人、どんな大学・専門学校があるのか、どんな学科を選ぶのか、先生と相談しながら興味のある複数の学校のオープンキャンパスに出かけてください、目標の学校が決まったら、面接練習、そして論文やペーパー試験の準備をしてください。

2年生、インターンシップに参加する人、西淀川高校の代表だという自覚を持って、全力投球で頑張りましょう。「仕事」って大変だな、と感じられれば、それは参加したあなたが成長した証拠だと思います。

1年生、高校生生活最初の3か月半、どう過ごしたでしょうか。1学期を振り返ってみて、遅刻や欠席が多かった人は、この休み中に、起きる時間、寝る時間を決めて、生活のリズムを身に着ける、この後受け取る成績表を確認して、欠点だったり、不調だった教科のある人は一学期分の学習をやり直す、部活動、アルバイトで頑張る、いろいろ取組めることがあると思います。
取り敢えず、皆さん一人ひとりが自分自身で考えて、「頑張ってみよう」「できそうだ」と思うことを一つ決めて、夏休みの期間中、やりきってほしいと思います。

最後に、熱中症や水の事故、交通事故に気をつけるとともに、この後、生徒指導部長からも注意があると思いますが、喫煙や飲酒、薬物といった違法行為、深夜徘徊などの非行がなく、皆さんにとって良い夏休みとなるよう願っています。
2学期の始業式には、皆さんの元気な顔に会えることを楽しみに、今日の私からのお話とします。

(平成26年7月18日)

 

T- Week で学び直し 2014.7.18 #042

期末考査後の期間、本校ではT-week(トライアル ウィーク)として、学び直しをしています。
以前は、英数国の「TAG」(Try, Achieve, Grow up)というプリント集を作成し、このTweekや総合学習の時間に活用していました。
現在は多様化した生徒の実態に合わせて、独自教材の作成も進めています。

「スタート」
というストップウォッチを持つ担任の声。3年生の生徒は漢字や計算問題に取組みます。基礎・基本の定着のために、繰り返して練習問題を解きます。
3年生では、就職試験内容までレベルアップした問題にも取組みます。

2年生では基礎ドリルを使いながら、担任だけではなく副担も教室に入って指導します。
問題を解いた後には答え合わせもします。

1年生でも独自教材プリントです。文章の聞き取りでは、担任の読み上げる文章をよく聴き、答えるトレーニングをします。
「土用の鰻」は、平賀源内が考案した日本で初めての商業コピーであるという内容を聞き、納得顔の生徒もたくさんいました。

(平成26年7月18日)

 

球技大会開催 2014.7.18 #041

毎年恒例の球技大会を以下のように行いました。

7月10日(水): 3年
グランドでのソフトボール・サッカー・キックベースを計画していましたが、あいにくの雨。急遽、体育館でのバレーボール大会になりました。そんな変更にもめげず、行事好きの3年生はラリーポイント制でのバレーボールを汗まみれになって楽しんでいました。

7月12日(金): 1年生
高校生活初めての球技大会はドッヂボール。男女混合で、8クラス総当たりです。体育館に大きな歓声が響き渡り、大いに盛り上がりました。
優勝は3組、準優勝は8組、そして3位は6組でした。

7月16日(火): 2年生
2年生の選んだ種目はバスケットボールとドッヂボール。準備運動もしっかり行い、試合開始。クラスメートの熱い応援を受け、スリリングな試合が展開されました。ここぞとばかりにバスケット部員は大活躍していました。また、男女混合のドッヂボールでは汗いっぱいの白熱の試合でした。

(平成26年7月18日)

 

デートDV防止授業 2014.7.17 #040

7月17日(木)、2・3年生合同による「デートDV防止授業」を行いました。NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべから2名の講師を招き、2・3限の時間を使って講演を行っていただきました。

 パワーポイントによる説明を通して、デートDVについての仕組みや、もし自分がDVの被害にあったり、また友人がDVについて悩んでいたりするときの対応など、様々な角度から学びました。

教員同士が行った本気の寸劇の中でこのような一節がありました。
部活の試合が近い彼女に対し、
「お前!試合と俺とどっちが大事やねん!」
とどなっていた彼氏。
その彼氏が講師の方からの説明を踏まえ、相手のことを尊重する対等な関係を築くことが大切だということを学ぶと、彼女に対する発言にも
「そうやなあ、いつもがんばってるもんな、勝ちたいよな」
という変化がありました。このように目で見て、聞いてわかる違いは生徒たちにも理解しやすくとても好評でした。

「暴力をふるう人はあなたを大切にしていない」
「暴力がないほうが幸せになれる」
など、とても印象的な言葉を聞くことができました。生徒からも、
「色々自分の思っていたことと違ったから考えを改めようと思った」
「知り合いにそういう人がいたら話を聞いてあげようと思った」
など、2時間の授業の中で多くのことを学んだようでした。生徒たちはとても有意義な時間を過ごしていました。

(平成26年7月17日)

 

生徒会企画‘夏フェス’を行いました 2014.7.15 #039

7月15日(火)放課後、生徒会執行部主催で‘夏フェス’を開催しました。

3回目の開催となり、夏の恒例行事になりつつある夏フェスですが、今回は「ドッヂビー」という競技を行いました。
6月の体育大会が終了してから、生徒会執行部がどうしたら
「絆が深められるのか」
「学校を盛り上げられるのか」
を考え、企画・準備に取組みました。ポスター作成や朝の校門での呼びかけ、球技大会での案内など、積極的に広報活動を行い、当日は合計33名の生徒の参加がありました。

競技は学年・男女・先生混合の2チームで行いました。チーム名は夏にちなんで「うみ」と「すいか」にしました。投球練習ではなかなかうまく投げられず、ぎこちなくスタートしたチームでしたが、徐々にコツをつかみ、白熱した試合になりました。優勝は「すいか」チームで、生徒会執行部が作成した表彰状をチーム代表に渡しました。 最後に、全員で集合写真を撮り、生徒会執行部が感謝の気持ちを込めてメッセージとイラストを描いたお土産を渡し終了しました。暑い中一生懸命プレーした参加者からは、「ありがとー!楽しかった。」「めっちゃかわいい」という喜びの声や、「次はいつやるの?」「夏休み明けにまたやろう!」など前向きな声がありました。
今回の取組みを今後の生徒会活動に活かしてほしいと思います。

(平成26年7月15日)

 

3年生 戦争と平和を語り継ぐ 2014.7.15 #038

7月15日(火)2限と3限、3年生は「戦争と平和を語り継ぐ」と題して、昨年に引き続き、広島で原爆に被爆された濱恭子さんを招いてお話を伺いました。

1925(大正14)年の大阪生まれの濱さんは、1945年の3月13日の大阪で大空襲に襲われ、8月6日にはた広島で原爆に被爆されました。大阪空襲では、焼夷弾による火の海。逃げ惑う人々。まさに生き地獄だったようです。濱さんもお母さんと2人、無我夢中で逃げたそうです。その後、濱さんは一旦島根に、お母さんは広島に疎開したそうです。そして運命の日の原爆投下の8月6日。濱さんはお母さんを迎えに行った広島で原爆に被爆してしまいました。青白い閃光を見た瞬間に辺りの家が崩れ落ちてきました。濱さんたちは必死で逃げるしかなかったそうです。
戦争体験の他に濱さんが通っていた女学校で学んでいた話や、生徒からの質問で「また戦争は起こりますか?」に対し憲法9条の大切さ、「何事も話し合いで解決してほしい」という濱さんの言葉に共感している生徒もたくさんいました。
80歳を越えて「語り部」として体験を各地で話すようになった濱さんは、戦争の悲惨さと二度と過ちを犯してはならないことを生徒たちに訴えておられました。

授業後半は、濱さんの娘さんで高校教師をしておられる鳥羽洋子さんから、スライドを使って実際の被害者状況を見せていただきました。戦争被害の生々しさを目の当たりにし、生徒たちは平和の大切さを再認識していました。
生徒の感想からは、
「雑草も食べていたなんて、生きるのに必死だったのだろうなと思いました。」
「服や下着も配給で、今は自由なんだなと思った。」
「被爆したのは日本人だけではなかったことに驚いた。」
などと2時間の授業の中で考えることがたくさんあったようです。

生徒たちにとってとてもよい学びになったと思います。

(平成26年7月15日)

 

2年生 裁判傍聴 2014.07.09 #037

7月9日(水)午後、2年生が大阪地方裁判所(大阪市北区)で裁判傍聴を行いました。

毎年2年生は現代社会の授業で「模擬裁判」に取組みます。その事前学習として裁判傍聴に出かけました。午前中の期末テスト後、大阪地方裁判所前集合。大法廷で裁判所の担当者から裁判の仕組みや傍聴の心得についてレクチャーを受けました。たまに、傍聴席で居眠りをし、いびきがうるさくて退廷を命じられた人もいたなどと驚きのお話もありました。

裁判所内はすべて撮影や録音等は禁止なのですが、この大法廷内だけ特別に写真撮影が許可され、また普段は入れない法廷内にも立ち入りが許されます。お話の後、生徒たちは裁判官・裁判員席や検事席、弁護人席に座ったり、証言台に立ったりとめったできない経験を楽しんでいました。

さて、大法廷でのレクチャーの後、4班に分かれて実際の裁判を傍聴しました。実際に手錠をされ、紐を腰に巻かれたた被告人が廷吏に伴われて法廷に入り、緊張感が走ります。傍聴席には親族などの関係者。裁判官が入廷して起立礼の後、淡々と裁判が進んでいきます。およそ1時間半から2時間の間に、「覚せい剤取り締まり法違反」「強盗致傷」「暴力行為等処罰に関する法律違反、傷害、銃砲刀剣類所持等取締法違反」「窃盗」「傷害」などの事件で、冒頭手続き・審理・判決など次々と展開されていました。生徒たちは興味津々の様子でじっと成り行きを見守っていました。

「ドキドキした」「緊張感があった」などの意見や、「防犯カメラがすごい」など証拠確認のときの防犯カメラの鮮明さに驚いている生徒もいました。中には「検察官の滑舌が悪い」という意見があり、聞き慣れない言葉ばかりで、上手く聞き取ることが難しかったようです。裁判所のリアルな冒頭手続きを見たことによって、「罪の重さ」、「悪いことをしてはいけない」などを実感したようです。この体験が、2学期の模擬裁判授業に活かされることを期待しています。

(平成26年7月9日)

 

LINEの実態を研修 2014.07.07 #036

7月7日(月)午後、LAN教室にて本校の職員対象人権研修「中高生のSNS・LINE利用の実態と指導について」を行いました。講師は、生徒の携帯等の使用状況にも詳しい情報科の倉田先生にお願いしました。

内容は、@中高生のSNS利用の実態、ASNS利用に関する指導や対応、B質疑応答、の3部構成で、実際にスマートフォンを利用している動画とデータを駆使したあっという間の1時間でした。
多くの若い先生方はスマートフォンでSNSを利用していますが、私も含め、いわゆる「ガラケー」利用者の先生方も少なくありません。「LINEの既読無視」「グループトーク外し」など、いじめにつながるような事象を、実際にスマートフォンを利用している動画を見ながら説明を受け、ガラケー利用者も「なるほど、そういうことか」と納得の表情でした。
昨今ニュースでもよく話題に上がっている「デジタルタトゥー」「リベンジポルノ」などのキーワードの説明もありました。生徒がトラブルに巻き込まれないためには、@インターネットは「公共の場」であり、実生活でやってはいけないことはインターネット上でもやってはいけないことを理解させ、またA利用する際には個人情報の設定など、登録時・利用時の注意を守らせるよう指導を行っていく、ということを確認しました。
実態を知らずには、実際の指導は行えません。生徒たちを守る観点からも今後ともこのような研修を大切にしたいと思います。

(平成26年7月7日)

 

出来島小学校夕涼み会に参加しました 2014.7.5 #035

7月5日(土)夕方、大阪市立出来島小学校でPTA主催の夕涼み会が行われ、本校からエコ・コミュニケーション部の生徒たち(5名)が参加しました。

今回も昨年に引き続きエコ工作を行いました。エコ工作は牛乳パックを使った「紙トンボ」。簡単に作ることができ、少し工夫するとよく飛ぶので、子どもたちも大喜びです。子供たちの笑顔を見るために、本校の生徒たちは一所懸命になって作り方を教えていました。行列は途切れることなく、周りが後片付けの作業に入っている間も、「紙トンボ」作りは続きました。
このような小学生との貴重な交流の場が持てることを、いつもうれしく思っています。

(平成26年7月5日)

 

ワープロ検定を実施しました 2014.7.4 #034

7月4日(金)、放課後に「日本語ワープロ検定」を実施しました。
今回の受検者は3級、準2級、2級と合わせて5名の3年生。試験当日は教室中に普段の授業にはない緊張感が漂います。
「はじめ!」
の合図とともに、一斉にキーボードの音が鳴り響きます。合格点に達するよう、これまで放課後に練習を重ねてきました。 生徒たちは実力を発揮できたのか、受検後は自信と不安の入り混じった複雑な表情で教室を去って行きました。合否の通知は1ヶ月後となります。
合格した時の喜びはもちろん、不合格だった時の悔しさも含めて、これからも「資格の取得」へのチャレンジが継続することを願います。

(平成26年7月4日)

 

心肺蘇生法研修 2014.7.04 #033

7月4日午後、職員研修の一環としてAED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生法の講習会を図書室で行いました。
西淀川消防署の職員の3名の方に来ていただき、DVDを使って応急手当の手順を確認し、救急隊員の方に模擬実演して頂いた後、本校の職員23名が心肺蘇生法を実習しました。

心肺蘇生法は、周りの安全を確かめた後、まず倒れている人に大きい声で呼びかけ、反応が無ければ119番通報、AEDの手配をし、呼吸確認で呼吸をしていなければ直ちに心臓マッサージ(胸骨圧迫)を開始します。人工呼吸が行える場合は30回:2回の割合で心臓マッサージと人工呼吸を繰り返します。
AEDが到着したら、電源を入れ、AEDの音声ガイドに従って操作を行います。
心臓マッサージの強さやリズム、AEDのパッドの貼り位置、気道確保の仕方など、頭ではわかっていても実際に実習してみると新たな気づきも多くありました。先生方は、「町中で人が倒れている」「校内で生徒が倒れている」等いろいろなシチュエーションを想定して、積極的に講習に取組んでいました。

「救急車を呼んでください」ではなく、「119番通報してください」と言ってくださいとアドバイスを受けたことが印象的でした。実際にはあわてているため間違えて110番(警察)に通報してしまう方も多いそうです。

(平成26年7月4日)

 

出前授業に行ってきました 2014.7.3 #032

7月3日(木)の午後、大阪市立新北野中学校で出前授業を行いました。
大阪市立新北野中学校が主催する、高校の授業体験プログラム「Workワクハイスクール」に本年度も参加し、本校の国語科教員が「小論文」の授業を行いました。中学3年生は4校の私立高校と公立である本校が用意した講座に分かれて、高校の先生による授業を体験しました。
小論文は、公立の前期試験の科目でもあることから、中学3年生には非常に関心の高いものです。今年も23人の中学生が「小論文」を希望してくれました。授業では、小論文と作文の違いや、小論文の書き方についての説明を聞き、「高校生活で挑戦したいこと」について400字程度で書くことにチャレンジしてもらいました。 小論文を書くこと自体が初めてで、横書きにも慣れていない中学生は、最初は戸惑いを見せていましたが、国語科教員のアドバイスを熱心に聞いて、書き上げることができました。

新北野中学校の3年生のみなさん、よく頑張りましたね。この授業が、進路に向けての意識付けになったとしたらうれしいです。
皆さんの書いた小論文は、国語科教員が添削を加え、すぐに返却します。

(平成26年7月3日)

 

ウサギ保護 2014.7.1 #031

7月1日(火)、校内にいるウサギを保護することができました。
5月半ばから、校内にウサギがいるという目撃情報。グランドの端にはコロコロうんちも落ちていました。体育大会の準備のために全校生徒がグランドで動き回った日には、ウサギが飛び出したりもしました。

ウサギの種類は、茶色のネザーランド・ドワーフと思われます。校内の草を食しているのか、プール下にいるのか、その愛らしい姿は西淀川のマスコット化していきました。しかし、この種類のウサギは、暑さに弱いとのこと。このままでは熱い夏を超えることもできないことがわかり、保護することにしました。

ウサギのスピードとスタミナは流石です。先生方が追いかけてもなかなか捕まえることができませんでした。しかし、この日、野球部の顧問と部員の連係プレーで無事にウサギを保護することができました。早速、西淀川警察に拾得物として届けました。飼い主が見つからない場合は、保健所ではなく、府立の動物愛護グループに引き渡されることになるそうです。
保護することができ、一安心ですが、グランドにあの愛くるしい姿がないのは少し寂しい気がします。

(平成26年7月1日)

 

PTA社会見学会に行ってきました 2014.6.28 #030

6月28日(土)、PTA主催の社会見学会で和歌山方面にバスで見学に出掛けました。
梅雨の間の曇り空、空模様を気にしながらの1日でした。PTA保護者・教職員、後援会・淀和会の皆さんとお子さんたち総勢32名の参加でした。
まずは、日本の醤油発祥の地とのも言われている「湯浅」に向かいました。金山寺味噌の上澄みから作られたのが湯浅醤油だそうです。原料は大豆・小麦・塩のみ、巨大な桶で3年半以上かけて熟成されて作られる工程を、醤油蔵の職人さんから伺いました。その後に、醤油の味見をさせてもらい、日本食文化の旨味に納得顔の皆さんでした。

次に和歌山マリナシティーの黒潮市場に行きました。記念撮影後、「マグロの解体ショー」を見学した後、お楽しみのバイキング。皆、まずはマグロを口に運んでいました。
昼食後は、ヨーロッパの町並みと遊具のある「ポルトヨーロッパ」と「黒潮温泉」の二手に分かれました。子ども連れと女性陣は、もちろんポルトヨーロッパに入場し、ショッピングやアトラクションを楽しんでいました。一方のお風呂組は、目の前のヨットハーバーと和歌浦のパノラマを眺めつつ、良質の温泉を堪能しました。
帰る頃には、参加者も皆打ち解け、大いに親睦がはかれました。バス移動の際には雨は降りましたが、それ程暑くもなく、また傘のお世話にもなりませんでした。心豊かな1日を過ごすことが出来ました。

(平成26年6月28日)

 

2・3年生 労働問題でワークショップ 2014.6.26 #029

2年生は6月19日(木)に、3年生は6月26日(木)にそれぞれ2時間連続で労働問題に関するワークショップを実施しました。講師には、NPO「はたらぼ」の代表を務めておられる中嶌聡さんに来ていただきました。
この日までに、2年生は発展現代社会の授業で、3年生は時事問題の授業で、それぞれ労働問題について学習をしてきました。当日、講演ではブラック企業の実態を様々な映像や実際にあった体験談から学び、おかしな働かせ方への対処法について考えました。
生徒は厳しい現実にショックを受けた部分もあったようですが、
「働いていて疑問に思ったことがあったら自分から行動したい」
「何か困ったら労働組合に相談しようと思った」
「人事じゃないと思った」
など真剣に社会人になった時の自分の身の守り方について考えたようです。生徒たちには、しっかりした労働者になり、正しく抵抗できる納税者になってほしいと思います。

(平成26年6月26日)

 

2年生 進路校外学習(バス見学会) 2014.6.26 #028

6月26日(木)、2年生は4時間目から進路校外学習にバスで出掛けました。様々な職業体験をするために、調理・製菓、メイク・ネイル・エステ、スポーツ、動物、美容・理容、建築、保育、コンピュータの8つのコースに分かれて専門学校で体験学習を行いました。

「調理・製菓」のコースでは、専門学校の先生が目の前でパエリアとケーキを調理する様子を見学しました。試食もさせてもらい、プロの味に満足。その後、調理施設を見学しました。

「メイク・ネイル・エステ」のコースでは、メイクやネイルアートに関わる仕事にはどのようなものがあるか、仕事の中での遣り甲斐や苦労についてお話を聞き、その後実際にメイクやネイルアートの実習をさせてもらいました。

「スポーツ」のコースでは、痛めた部分を固定するテーピングの実習をしました。 友だち同士、お互いの腕にテーピングをしあっていました。実習することが楽しく、生徒たちも先生に積極的に質問していました。
「難しかったけれどおもしろかった」
「普段の勉強では学べないことも勉強できてよかった」
という感想からもわかるように生徒たちの職業観を刺激できたようです。

(平成26年6月26日)

 

区長タウンミーティングに参加しました 2014.6.23 #027

6月23日(月)午後、生徒会役員3名とエコ・コミュニケーション部員2名が、西淀川区役所で開かれた区長タウンミーティングに参加しました。
好文学園女子高校と大阪市立淀商業高校の生徒も参加し、1時間半にわたって、画像投稿サイトを活用した「マイコミおおさか」の取り組みや、ICTを活用したまちづくりなどについての意見交換を行いました。本校の生徒たちは、「マイコミおおさか」の画面をもっと興味を持てるようなものにしてはどうか、スマートフォンを持ってない人はどのように参加したらいいかなど、一人ひとりが自分なりに考えて発言していました。

そのほか、西淀川高校周辺の話題として、西田淳一区長からは、大野せせらぎの里の有効利用について、生徒たちからは学校周辺のにおいやのゴミの問題について意見を交わしました。

(平成26年6月23日)

 

PTA 1ブロック協議会に参加しました 2014.6.21 #026

6月21日(土)午後、大阪府立高等学校PTA第1ブロック協議会が開催されました。本校からは私も含めPTA役員の方々など8名で参加しました。
会場の豊中アゼリアホールでは、まずは次期幹事校紹介と会計報告などがありました。その後、ロンドンオリンピックボクシング日本代表コーチもされた芦屋大学特任教授の樋山茂氏から講演をしていただきました。家族ぐるみ、強化選手を育成する体験談を熱く披露していただきました。
「各校PTA2分間アピール」では、河野会長から本校の「社会見学会」「手作り講習会」「文化祭の西淀川汁」などのPTA活動報告をしてもらいました。話を聞きながら、PTAの方々の様々なサポートのありがたさを感じました。

(平成26年6月21日)

 

ASEAN諸国の方々と交流を行いました 2014.6.17 #025

6月17日(火)午後、ASEAN諸国(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の方々と交流を行いました。

発展を続けるASEAN諸国では、公害・環境問題が深刻になってきているそうです。今日は、西淀川地域の大気汚染公害の歴史について知り、西淀川地域が再生されていったプロセスを学ぶために来日されたASEAN諸国18名の方々の訪問を受けました。
応対にあたってくれたエコ・コミュニケーション部の生徒たちが、自己紹介のあと、本校の特徴や日々の活動の様子について詳しく説明しました。そのなかで、本校の環境教育や生徒の清掃ボランティア、エコ部の活動に大きな関心を示されました。
その後は、質疑応答が活発に行われました。生徒たちは、ユネスコスクールとしての活動や、環境問題について日常生活で気をつけていることなどの質問を受けました。これから発展をする国々が自然環境を守るためにどんなことに気をつければよいかという質問に、生徒のひとりは、「ゴミを拾うなど身近なことから始めること。」と答えていました。先日のブラジル・ワールドカップ、コートジボアール戦で、試合後に日本人サポーターがゴミ拾いをしている姿がメディアに取り上げられ、海外で絶賛されているそうです。
本校の生徒たちには、これからも自信を持って自分たちの活動を続けてもらいたいと思います。

(平成26年6月17日)

 

2年生 畑のジャガイモからポテトチップス 2014.6.13 #024

2年生の調理実習では、ピザとポテトチップスを作りました。ポテトチップスのジャガイモは先日本校生と保育園児が掘り出したものです。校内の畑で育て、収穫し、それを食する、まさにエコな取組みです。

2年生では、年間5回の調理実習を行っています。
今回の献立は、ピザとポテトチップスでした。ピザの生地も小麦粉からの手練りです。よくこねることで、「グルテンの粘りを出してください」と先生の大きな声の指導を聞きながら、生徒たちは手を動かしていました。ピザソースも手間暇かけて作っていました。
また、たわしでジャガイモの土を落とし、ピラーを使って皮をむいている生徒もいます。きれいに皮のむけたジャガイモはスライサーで薄切りし、油で揚げます。仕上げは食塩とコショウ。美味しい自家製ポテトチップスの出来上がりです。

できあがったピザとポテトチップスは、いつもお世話になっている担任に届けられます。教え子からの届け物に幸せそうな先生たちでした。

(平成26年6月13日)

 

薬物乱用防止教室を実施しました 2014.6.12 #023

6月12日(木)午後、体育館において全学年対象に「薬物乱用防止教室」を実施しました。
今回は「身近な薬物問題」というテーマで講演会を大阪ダルク(薬物依存症専門のリハビリテーションセンター)のスタッフをしておられる方を講師にお迎えし実施しました。
「ドラッグはいつでも止められると思っていたが、気がつけば依存症という病気になっていて簡単に止められなかった」という、ご自身のドラッグの経験からドラッグの恐さを語られました。また、友達や先輩の誘いを断れば、どう思われるだろうか・・・とか仲間外れにされるのでは・・・と思い断れずにドラッグを使い始めてしまったが、そんなこと思わずに断り続けることが大切というお話をいただきました。
「あの時断っていれば今どんな人生であったかなぁと思う」
と言われた言葉から大きなメッセージを受け取ったように思います。生徒の感想には
「薬物は絶対にしてはいけないけど、断る勇気がなくてやってしまう人がいるけど、仲間外れにされても断る勇気が大切だと思った」
「薬物が人の人生を変えてしまうと聞いてあらためて恐ろしいと思った。人から頼まれて断りづらい時があるので気をつけようと思う」
などがありました。

(平成26年6月12日)

 

第1回学校協議会開催 2014.6.11 #022

6月11日午後、平成26年度第1回学校協議会を校長室において開催しました。
協議会に先がけて、協議委員全員で水曜日の6限目の授業を見学しました。本校の特徴であるていねいな授業を見てもらいました。積極的に作業や演奏に取組む美術・音楽・書道をはじめ、チーム・ティーチングの現代社会の授業には大変興味を持たれていました。また、なんちゃって電子黒板を活用した英語の授業、実力に合わせた少人数の数学の授業では、生徒たちの様子を真剣に観察されていました。

協議会では、まず私から「学校経営計画」について説明しました。次に、スライドを使って合格発表から体育大会という流れをお見せしました。学区全廃の影響を受けた「入試分析」に続き、「広報活動」「授業アンケート」「いじめ防止基本方針」「就学支援金と就学給付金」「教科書の採択」と内容満載でした。委員長の園山先生には、他の委員の意見をうまく引き出してもらえるよう進行していただきました。
委員の方々には貴重な意見をいただきましたので、それらを今後の学校経営に活かせるようにします。

(平成26年6月11日)

 

出来島保育所の子どもたちと交流しました 2014.6.9 #021

6月9日(月)3限目、3年「環境」と2年「生物」の合同授業で、出来島保育所の子どもたちと交流を行いました。
保育所の子どもたちと一緒に、本校の畑で育ったじゃがいもの収穫体験をしました。保育士さんが上手にペアをつくってくださって、子どもたちと高校生の共同作業がはじまりました。土の上で転ばないようにとしっかり手をつないで歩く姿は、見ていてこちらも笑顔になります。大きないもを掘りあてたときは、みんなで大はしゃぎでした。収穫したじゃがいもはお土産に持って帰っていただきました。
一週間前の6月2日(月) には、保育所の子どもたちと一緒にさつまいもの植え付けを行ないました。秋の収穫も楽しみです。また来てくださいね。

(平成26年6月9日)

 

「にしよどがわ商店街にぎわい再生イベント」に参加しました 2014.6.8 #020

6月8日(日)午後、出来島コミュニティ会館前広場で開催された、「にしよどがわ商店街にぎわい再生イベント」」参加しました。
エコ・コミュニケーション部の生徒たち7名は、綿菓子を無料で配布し、廃油の回収を呼びかけました。たくさんの方が廃油を持ち寄っていただき、環境問題に対する地域の方々の関心の強さに、生徒たちも驚いていたようです。また、綿菓子は子どもにも大人にも人気で、列が途切れることがありませんでした。
回収した廃油の利用についてていねいに説明したり、綿菓子を受け取るために列を作っている子どもたちにやさしく話しかけたりする生徒たちの姿が、とても印象的でした。

(平成26年6月8日)

 

第37回 体育大会を行いました 2014.6.6 #019

6月6日(金)、梅雨の晴れ間を縫って第37回体育大会を行いました。

前日、外は雨。体育館では全員でピアノ伴奏に合わせ校歌練習をし、皆の気持ちを一つにしました。次に生徒会進行の「結団式」。赤団と白団に分かれて、団旗に自分の名前と思いを書き込みます。団長を中心に「やるぞ!」と肩と肩を組み合って団員のパワーが一つにまとまりました。残念ながら、グランドでの予行はできずに終わった前日でした。
この時点での天気予報では、体育大会の開催は五分五分でした。

当日の朝、まだ8時前なのに私も含め、ほとんど教職員がグランドいました。テント立て、ラインを引き直し、応援看板の設置など行っていました。早くから登校して来た生徒たちも一緒に手伝ってくれました。午後からの雨予報を参考に、短縮プログラムで体育大会を決行することにしたのは、その前の午前7時半でした。決定時にはグランドに容赦なく雨は降りそそぎました。
しかし、「体育大会をやりたい」という生徒と先生の思いが通じたのか、無事に準備もでき、分厚い雲はあるものの何とか開会式を迎えることができました。

天候不順にもかかわらず、100名近くの来賓・保護者・卒業生などの皆さんに来校いただきました。
生徒たちが走り、跳び、歓声を上げ、競技や応援に全力に取り組む姿は、感動的でエネルギーをもらえる気持ちになります。今年は、訪問してくれた保育園児に玉入れ競技にも参加してもらいました。園児の純真な笑顔に生徒たちも元気をもらっていました。
短縮プログラムなのかもしれませんが、生徒たちの集中力も高く、進行は非常にスムーズでしたし、最後の体育大会となる3年生はきびきびと行動し、彼らの成長がここにも見られました。

総合成績では、小差で赤団の優勝となりました。また、応援看板の最優秀賞は3年生が手中に収めました。再び雨が降り出す前に何とか閉会式を迎え、体育大会を終えることができました。最後まで片付けもしっかりとしていた生徒たちでした。素晴らしい体育大会を開催できたことに感謝します。

(平成26年6月6日)

 

3校の高校へICT研修 2014.5.30 #018

5月30日、創立記念日を活用して、府立東百舌鳥、府教育センター附属、そして羽衣学園の3つ高校へICT研修に行きました。

府立東百舌鳥高校は、府下でもICTの先進的な取組みを行っている学校です。
本校から7人の教職員が訪問しました。3年生の英語の授業では、iPadを使用した小テストを見せてもらいました。eラーニングを行い、解答・集計・分析などを瞬時に行っていました。「電子黒板付き短焦点プロジェクター」を使用し、穴埋め問題や英文の解説している英語の授業も見学。電子ペンで書き込みが可能で活用範囲が広いと感じました。
また、手元やプリントを映し出す「書画カメラ」を利用したエプロン作りの家庭科の授業も見学し、ICT活用の奥深さを感じました。附箋に書き込む「KJ法」を使った発表形式をiPadでスクリーンに映し出す授業展開も見せてもらいました。教員対象のICT講座も開講されているので、学校全体でICT活用に取組んでいる印象を受けました。

府教育センター附属高校は、ハード面でICT活用しやすい環境にあり、それを 十二分に生かした学校です。まず8人の教職員を出迎えてくれたのは玄関にある情報満載の電子ボードでした。
黒板に映像を直接映し出す「なんちゃって電子黒板」を活用した英語の授業が日常的に行われていることがわかりました。本文を黒板に映し出し、それを見ながら生徒たちに音読させていました。オールイングリシュという緊張した中での授業でした。
数学の2クラスでは、サインカーブを黒板上に貼り付けたマグネットボードに映し出していました。角度が変わる毎にサインカーブが平行移動する様子を視覚的見せることによって生徒の理解が深まっていました。また、授業以外にもiPadのデータをiPhoneで遠隔操作しながら講義をする方法なども伝授してもらいました。

5人の教職員は私学の羽衣学園高校も訪問し、ICT活用の第一人者の米田謙三先生から説明をしてもらいました。
英語の授業では情報教室で、eラーニングを使用して、英語検定対策の問題に取組んでいました。担当者は、それぞれの進捗状況を見て、個別にメッセージを送るとのことです。校外学習や修学旅行期間、グループで行動する際に、iPadを持たせて、まとめ学習・発表の動画を作るなどの活用をしています。複雑な機材の使い方をマスターする、ICT設備を充実させるのではなく、今あるICT環境の中で、どうやって授業をするのかを考えているということが大変印象的でした。

3つの高校に共通しているのは、決してICT活用を目的にしていないことです。生徒の理解を深めるため、あるいは興味関心を刺激するためにICTを手段として用いていることです。本校でもこの研修成果を全教職員に広め、真似るべきところは真似、本校の生徒の実情に即したICT活用を進めて行きたいと思いました。

(平成26年5月30日)

 

3年生 進学説明会 2014.5.27 #017

5月27日、中間考査後3年生の進学希望者への説明会を行いました。
中間考査終了日、ホッと一息つきたいところでしょうが、高校3年生にはそんな余裕はありません。

「やっぱりお金が高いんだなぁ」
「専門学校は私立大学とほぼ同じ学費だと分かった」
「オープンキャンパスにはすでに参加しており、雰囲気や授業内容は把握していた。イベントの話が印象に残りました」
「大学でも1年生で辞める人の数に少し驚いた」

大学・短大・専門学校での進学を希望する3年生を対象に「進学説明会」を実施しました。19人の大学・短大・専門学校の先生が来校いただき、ほとんど個別指導形式のような形で年間費用、授業内容や就職先などの説明を受けました。進学さえすれば、就職出来ると思っていた生徒にはいい刺激になったと思います。また、年間の費用が100万円が当たり前と聞き、現実問題を突きつけられた生徒もいました。

進学希望先を早めに決めることは大切なことですが、オープンキャンパスなどに行き、その学校の雰囲気を肌で感じる重要性を今回の説明会をとおしてわかってくれたようです。

(平成26年5月27日)

 

中高連絡会を開催 2014.5.22 #016

5月22日の午後、本校会議室において中高連絡会を開催しました。
この時期の中高連絡会では、学校の先生方から中学校時代の生徒状況を教えていただきます。また、中学校の先生方に入学間もない本校生の様子をお知らせしています。今年は37校の中学校の先生方にご出席をいただきました。昨年のほぼ倍の参加、これも学区撤廃の大きな影響と考えられます。 まず教頭から挨拶し、本年度の志願者動向や入試分析を説明し、1年生の授業ビデオを見てもらいました。また、1学年主任より本年度の1年生の様子や本校の粘り強い生徒指導の特徴について説明しました。
その後、1年生担任と各中学校の先生方で意見交換を時間をかけておこないました。また、今年度から導入された「高校生活支援カード」活用の一環として、教育相談・支援員会の先生方も中学校の先生方のコメントを聞かせていただきました。
中学校の先生方には深く感謝しております。今後とも中学校と高校が手を取り合って、子どもたちを温かく育むことを続けていきたいと思っています。

(平成26年5月22日)

 

PTA総会が開催されました 2014.5.21 #015

5月21日午後、平成26年度PTA総会が図書室において開催されました。
体育大会のお茶提供、大塚美術館への社会見学、文化祭での「西淀川汁」などの昨年度の活動報告がありました。続いて決算報告を承認し、指名委員会から本年度役員案が提案され、河野新会長ほか新しい役員の方々が決定しました。次に本年度の活動計画と予算案が承認され、会議終了後役員一同で記念撮影しました。この写真はPTA新聞にも活用される予定です。

総会後は進路説明会です。進路部の先生や担任が保護者の方々への個別対応をしていました。一人ひとりの進路を大切にする本校のやり方が実を結ぶことを願っています。

(平成26年5月21日)

 

3年生 「お金と仕事」のワークショップ 2014.5.19 #014

5月19日(月)の5限目、3年生のCT(チャレンジタイム)の時間を活用して「お金と仕事」についてのワークショップ形式の授業を行いました。

講師として「コネクションズおおさか」(大阪市若者サポートステーション)から5名の方に来ていただき、働き方や一人暮らしのために必要な生活費について個人やグループで考えるワークを展開しました。
「保険と税金って、毎月そんなにするんや」
「一人暮らししてみたいけど、お金かかって大変そう…」
「正社員・派遣・フリーターはそういった違いがあるんだ」
生徒たちは全員熱心に取組み、有意義な時間をもつことができました。進路選択を考える材料の一つとしてたいへん良い機会になりました。

(平成26年5月19日)

 

環境Uの授業で「あおぞら財団」を訪問しました 2014.5.13 #013

5月13日(火)の6限目、3年生の環境Uの授業で「あおぞら財団」を訪問しました。
「あおぞら財団(公害地域再生センター)」は1996年、西淀川大気汚染公害裁判の和解金の一部を基金に、原告団である公害患者さんたちの地域再生に役立てたいという思いから設立されました。西淀川高校には、環境フェスタをはじめ、文化祭や環境授業、エコ部の活動などを通じて継続的に関わっていただいています。

13日、本校学校設定科目「環境U」選択者7名と教員2名が自転車で大野川緑陰道路の歴史に触れながら「あおぞら財団」へ移動。事務所とエコミューズ(西淀川・公害と環境資料館)を見学し、財団の小平さんと元小学校教員の天野先生から財団の成り立ちや西淀川公害のお話を聞きました。生徒たちは40年以上前のヘドロの川だった大野川の写真や工場からモクモクと出る煙の写真に見入っていました。
今後、環境Uの授業では、天野先生を招いて中島大水道と緑陰道路のお話を聞いたり、出来島商店会との交流や、公害患者さんのお話を聞く会などを計画しています。

(平成26年5月13日)

 

前期生徒会役員認証式を行いました 2014.5.12 #012

5月12日(月)の昼休み、前期生徒会執行部の会長・副会長・執行委員の10名の認証式を校長室で行いました。

生徒会顧問9人が見守る中、一人ひとりの名前を読み上げながら、認証状を手渡しました。校長室入るのが初めてで緊張の面持ちの執行部の生徒たちもいました。認証式後、記念撮影をし、執行部生徒の現状や抱負などを聞きました。
今は、体育大会の準備中だそうです。「進撃のマグロ」という盛り上がる執行部企画を考案中とのこと。当日が楽しみです。夏にはスポーツに関するイベントを企画したいという意見も出ています。2学期の文化祭ではオープニングに工夫をしたいとも考えているようです。それらの意見をまとめた生徒会新聞第1号を近日中に発行するという意気込みも聞かせてもらいました。

(平成26年5月12日)

 

前期生徒会役員選挙実施 2014.5.08 #011

5月8日6限目に体育館で前期生徒会役員候補の立会演説会がありました。
昨年度後期生徒会役員からの退任の挨拶後、前期生徒会の会長候補、副会長候補、執行委員候補が順に立候補の趣旨や生徒会活動でやりたいことについて、全校生徒に話をしました。今年は候補者の10人中4人が1年生という活気のある演説会でした。少し緊張していましたが、一人ひとり自分の言葉で話をし、話を聞いた生徒たちから大きな拍手を受けていました。
この後、各教室に戻り投票があり、開票の結果、全員が信任されました。

(平成26年5月9日)

 

1年生 元気に登校しています 2014.5.7 #010

ゴールデン・ウィークも終わり、花と緑に囲まれた西淀川高校に生徒たちは元気に登校しています。

正門付近の紅白の平戸ツツジやグランド周辺の濃い紅色の霧島ツツジの花が次々と咲き始めています。耳をすませばウグイスの鳴き声も聞こえてきます。校舎の周りのプタンターの花も日増しに強くなる日差しを浴び生き生きとしています。
「おはようございます」と大きな声で挨拶しながら正門を通って行く新しい制服の1年生です。緑の制服の2・3年生より一足早く登校する1年生が多く、例年より元気な声で挨拶してくれるようにも感じます。
「三年後、五年後、十年後・・・  自分の将来を真剣に考えていますか」
と書いた私からのメッセージに足を止めて見入る1年生もいます。また、ツツジの横を汗をかきながら体育の授業でランニングする1年生もいます。新緑の5月、今まさに花と緑が生徒たちを取り囲んでいます。

(平成26年5月7日)

 

「春の遠足」に行きました 2014.4.25 #009

4月25日(金)、最高気温24度という一番いい季節に3学年とも遠足に出かけました。

1年生8クラスは学校に集合し、バスに分乗して神戸ワイナリー(農業公園)へ向かいました。現地ではまずクラス写真を撮りました。そしてお楽しみのバーベキュー。最初は緊張気味の生徒たちも同じ鉄板をお箸でつつきながら、打ち解けあっていました。片付けもきちんとし、クラスの仲間として仲良くなったようです。

2年生は須磨海浜水族園へ行きました。2・3年生は遠足も現地集合です。水族館の大きな水槽の前では、「魚の色」についての説明を読み、色とりどりの魚を観察していました。イルカライブショウでは、水しぶきを掛けられ、大声を上げている生徒もいたようです。昼食後は須磨海岸。輪になってビーチバレーに歓声を上げたり、打ち寄せる波と戯れる姿も見られました。もちろんクラス写真も撮り、満足の一日でした。

3年生は三宮の生田神社に集合し、グループ行動で神戸散策です。生田神社から「風見鶏の館」で有名な北野エリアを散策しました。観光客に交じって異文化の漂う南京町で各自昼食をとり、メリケン波止場に向かいます。ポートタワー前でクラス写真も撮りました。少し長めの散策でしたが、仲間同士で地図を見ながら目的地を捜す中で親睦も深まる素敵な遠足でした。

1年生・神戸ワイナリー
2年生・須磨海浜水族園
3年生・神戸散策

(平成26年4月25日)

 

出来島保育所の子どもたちと交流を行いました 2014.4.21 #008

4月21日(月)の午前、3年「環境U」の授業において、出来島保育所の子どもたちとの交流を行いました。
この日は、4才児と5才児の30名以上が来校、広々とした体育館前の広場で、きれいに咲いたチューリップを楽しみました。本校の生徒たちは、最初は子どもたちの元気さに圧倒されっぱなしでしたが、保育士さんがうまく声をかけてくださって、すぐに打ち解け、コミュニケーションを取ることができるようになりました。
本校の生徒たちは、子どもたちに好きな色を尋ね、チューリップの花束を作ってプレゼントしました。笑顔で子どもたちに接する生徒たちは、とてもいいお兄さん、お姉さんでした。

(平成26年4月21日)

 

春の環境フェスタを開催しました 2014.4.19 #007

4月19日(土)の午後、本校において「第13回環境フェスタ」を開催しました。
春の環境フェスタは、生徒たちが育てた2500球の満開のチューリップ、色とりどりの200個以上のプランタ、咲き始めた藤やツツジの花が見ものです。毎年この環境フェスタを楽しみに近所からお越しになる方も多数おられます。

当日の午前中は、本フェスタ開催の前に環境NPO「あおぞら財団」スタッフが、地域の子ども達を対象に「タンポポ講座」として本校周辺のタンポポの植生調査を行いました。調査後、その子どもたちは本校内でお弁当を食べ、ちょっとしたピクニック気分でした。
フェスタの開会式では私が挨拶し、その後本校のエコ・コミュニケーション部のメンバーが紙芝居をしてくれました。本校の卒業生のオリジナルストーリーで廃油回収をテーマにしたものです。真剣な子どもたちの眼差しを受け、3人の発表者もやや緊張しながらも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。

次に、とても根が深いなどタンポポの特徴についてガールスカウトの皆さんが説明し、タンポポ調査の結果発表を小学生が行いました。在来種の「関西タンポポ」に比べ外来種の「西洋タンポポ」の方が圧倒的に多いことを大きな声で発表し、大きな拍手を受けていました。本校が、地域の子どもたちの学びの場になり、嬉しく思いました。
お天気にも恵まれ、地元の町会や商店会の方、小中学校の先生、幼児、児童、ご家族連れなど100名を超える参加者に来ていただきました。今回もエコ・コミュニケーション部員が参加者に綿菓子を提供し、チューリップを数本ずつお土産に差し上げていました。

(平成26年4月19日)

 

教室にもチューリップ 2014.4.18 #006

各教室にはチューリップが活けられています。

教室にも「花と緑」を届けるために、エコ部が各教室にチューリップを一輪ずつ活けてくれています。たった一輪ですが、花があるだけで心が和みます。教室で学ぶ生徒たちだけではなく、先生たちにも好評です。

(平成26年4月17日)

 

チューリップ満開です 2014.4.17 #005

暖かな日差しを受けて本校のチューリップは満開です。
11月に生徒たちが、体育館前の大花壇を中心に校舎周辺にチューリップの球根を植えてくれました。一冬を越し、今赤・白・紫・黄色・・・と一斉に花を咲かせています。チューリップの花言葉は「愛」だとか、それは花の色によっても異なるそうです。「愛の告白」は赤、「愛の芽生え」はピンク、「失われた愛」は白と言われています。そんなチューリップの横で弁当を食べる生徒たちの笑顔は、チューリップの花に負けないくらい輝いています。

なお、19日(土)に地域の方々や子どもたちを招いて、このチューリップを愛でる「春の環境フェスタ」を予定しています。
多くの方のお越しをお待ちしています。

(平成26年4月17日)

 

本校が表彰されました  2014.4.8 #004

「菜の花プロジェクト」「『こころの再生』府民運動」の2つの表彰を受けました。
本校が継続的に活動している「菜の花プロジェクト」がESDつまり持続可能な開発のための教育を推進する特定非営利活動法人の関西国際交流団体協議会から表彰を受けました。本校の環境教育の取組みを評価いただき、大変嬉しく思っています。実はこの表彰はこの3月に発表されましたが、始業式の場でお披露目させてもらいました。いつも校内での花作りや清掃活動しているエコ部の代表者に表彰状を渡しました。

もう一つの「『こころの再生』府民運動」についての表彰は、府教育委員会からでした。昨年11月29日に行った地震・津波避難訓練が評価されたものです。当日は緊急地震速報システムから「地震発生」放送が配信されるということで、近所の出来島保育園と大野町会にお声を掛け合同で地震・津波避難訓練を実施しました。保育園からは約40名の園児、大野町会から約30名の方々が参加されました。本校生を中心に、乳幼児から高齢の方までが一緒に実地的に訓練を行ったことが高く評価されました。 この表彰式は3月26日に大阪府議会議場で行われましたが、始業式でお披露目させてもらいました。

本校の様々な取組みが評価されることはうれしい限りです。また、地道な活動続けていく生徒の励みになれば幸いです。

(平成26年4月8日)

 

第37期生入学式を挙行しました  2014.4.8 #003

午後1時から入学式を挙行しました。午前中の始業式同様、暖かく、穏やかな風に桜の花が舞う入学式には最適の日となりました。教育委員会、地域の市議会議員や中学校長の方々など多数のご来賓と保護者の皆様にご臨席いただき、爽やかな入学式を実施することができました。
入学式後、担任紹介や生徒会主催のスライド学校紹介を行い、保護者の皆様には各係から高校生活の過ごし方についてお話をしました。

入学式での式辞では、次のような話をしました。

新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

春のさわやかな風がわたり 桜花舞う今日、222名の新入生を迎え、第37回大阪府立西淀川高等学校入学式を挙行できますことは大きな慶びであります。また、本日は公私ご多用にも関わりませず、大阪府教育委員会ご代表をはじめ、大阪市議会議員、地元中学校長、PTA・後援会の方々などご来賓の皆様、並びに多数の保護者の皆様のご列席を賜り、高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。
西淀川高校では、皆さん「一人ひとりを大切に」した教育活動を展開しています。「豊かな学び」をキーワードとして、授業内容が理解しやすいように少人数でクラスを編成したり、一つの授業に二人の指導者が入ってティームティーチングを行うなど<きめ細かく、丁寧な教科指導を行っています。また、皆さんの必要に応じて「TAG」や「N―TAG」などの教材を使って「学び直し」にも取り組んでいます。
さらに、外部から、弁護士、医師、司法書士など数多くの専門家を、講師としてお招きし、皆さんが、社会に出て、一人の社会人として「強く生き抜いて」いけるよう、様々な考え方や、その方法を教えていただいています。そしてロングホームルームや様々な学校行事・部活動においては、先輩・後輩、そして仲間たちと助け合い、心と力を一つにして絆を強め、ともに目標に向かって頑張ることを学んで行きます。

入学に当たり、高校生活三年間を全うするために最低限必要な三つの約束、守るべきことをお話しておきます。
一つ目は「時間を守ること」です。
社会という集団で生活するためには、ルールを守り、互いに信頼し合えるよう、関係づくりをしなければなりません。様々な場面で時間が決められています。学校で言うなら、授業の始まり、集会や部活動の集合、などです。皆さんが約束の時間を守らずに遅刻すると、他の人を待たせることになり、他の人の貴重な時間を無駄にすることになります。一人がルールを破ることで、大勢の仲間が迷惑するのです。本校学校協議会の委員を務めてくださっている ある企業の部長さんが「欠席や遅刻の多い人は採用したくない。いつ休まれるだろう、いつ遅刻するだろうと信用できないからだ」とおっしゃっていました。つまり、時間を守ることは、「自分の行動に責任を持ち」「社会的に信頼を得る」ということの一つだということになります。高校卒業後、就職を希望する人は、欠席や遅刻をなくし三年間皆勤をめざしてください。

二つ目は「挨拶をすること」です。
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」といった挨拶は 人間関係を築く基礎となります。皆さんは、毎朝、大きな声で「おはよう」と挨拶をしていますか。一日の出会いの最初に、大きな声で「おはよう」という挨拶を交わすと、お互いに気分がよく、元気な気持ちになります。「おはよう」や「こんにちは」と声をかけ合うことで、知り合いになり、友人になっていきます。学校のあちこちで、「おはよう」「こんにちは」の挨拶の声が飛び交う、そんな明るく 元気な西淀川高校にしていきましょう。

最後、三つ目は「人の話を聴くこと」です。
皆さんが社会で生きていくためには、相手に言葉で自分の考えや思いを伝える力とともに、聴く力が必要です。相手が何を考えているのか、何をしようとしているのか、会話の中でしっかりと聴き取ることが大切です。また、お互いの話をしっかりと聴き合う関係をつくることで、互いを認め、思いやりをもって理解し合える人間関係をつくることができます。

皆さん一人ひとりが、西淀川高校での高校生活を通して、豊かな人間性をはぐくみ、立派な大人へと成長してくれることを願ってやみません。
最後に、保護者の皆様、改めまして 本日はお子様のご入学、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。教職員一同、皆様の大切なお子様を卒業までお預かりし、一人ひとりの成長を支援させていただきます。お子様の順調な成長のためには、本校教職員と保護者の皆様との信頼関係の構築、そして連携が必要となります。心配なこと、不安なことなどがございましたら、まずは担任にご連絡ください。学区が撤廃となり、今回、通学時間が1時間半以上かかる遠くにお住いの方も入学されました。8時30分の始業に間に合いますよう、お子様の送り出しをよろしくお願いいたします。 今後、多感な時期を過ごされるお子様の行動には、今まで以上に、注意を払っていただき、保護者の皆様には、もっとも身近な大人の見本として、厳しさと優しさを併せ持った お子様へのご指導をお願いいたします。
学校から発信させていただいていますホームページ、メールマガジンやプリントなど各種の情報にも関心を持っていただき、本校の教育方針にご理解を賜るとともに、ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

新入生の皆さんの活躍を願い、式辞といたします。

(平成26年4月8日)

 

いよいよ新学期  2014.4.8 #002

4月8日、桜の花が舞うなか2・3年生が久しぶりに登校し、体育館で着任式と始業式を行いました。
春休み中もずっと清掃活動を続けてくれているエコ部を中心に早朝清掃ボランティアをしてくれている生徒の皆さんが、今日も朝早くから、たくさんの落ち葉や桜の花びらの掃き掃除してくれました。おかげできれいな環境で春の日差しを浴びて登校してくる2・3年生、お昼からの新入生を迎えることができました。ありがとう。感謝しています。

着任式では新たに本校に着任された教職員13名を2・3年生に紹介し、着任者を代表して渡辺教頭から挨拶がありました。

始業式では、次のような話をしました。

皆さん、おはようございます。
3月14日の終業式から25日ぶりになりますが、皆さんはこの春休みを充実感のなかで過ごしたことと思います。そして今日、元気な顔の皆さんとともに 始業式を迎えられることを とても嬉しく思います。

さて、3年生の皆さん、この一年は皆さんにとって、一生を大きく左右する挑戦の年になります。今まで考えてきた皆さん一人ひとりの将来の「夢」を具体的に「かたち」にする大切な1年です。2年生の時には自分自身の進路を考えるための様々なプログラムが用意され、皆さんはそれらに参加しながら、「仕事について考え」たり、具体的に「求人票の見方」についても学んできました。家族や担任の先生などいろいろな人たちと自分自身の将来や進路について話をしたり、相談をしてきたと思います。「夢」をしっかりとした「かたち」にするために、ここでもう一度自分自身を見つめ直し、自分はどんな大人になりたいと思っていたのか、どんな仕事にしたいと思っていたのか、を再確認し、そして、今から自分は何をしたいのか、何ができるのか、を考え明確にしなければなりません。考えるのは苦手だとか、邪魔くさいと言って逃げることなく、自分を大切に考え、粘り強く努力を積み重ねていってください。皆さんは、一人ひとりが可能性を秘めています。自分自身を信じ、先生方の助言や指導を真剣に聞いて頑張ってくれるように願っています。

次に2年生の皆さん。高校生活にも慣れ、2年生に進級できて、ホッとしていませんか。気持ちに余裕をもつのはいいのですが、気を抜いてはいけません。高校生として、しっかりと充実した生活を送り続けているか、ここでもう一度確認してみてください。皆さんとともに一緒に入学し、今日ここにいるはずだった何人かの仲間が、ここにはいません。夜遊びや遅くまでアルバイトなどをして、朝起きられず、学校に来られない、大幅な遅刻をしてくる、それが原因で授業が分からなくなってしまい、結局は学校をやめてしまう、私は、そんな実例を今までにいくつも見てきました。そのようなことにならないよう、皆さんは気を引き締めてください。ここにいる2年生の全員が、3年に進級してくれることを願ってやみません。殊にいくつかの教科で単位が取れず、仮進級になっている皆さんは、7月の追認指導に必ず出席し、確実に単位を取るようにしなさい。今日からの1年間、2年生は学校行事や生徒会活動など学校の中核として責任を果たすのは当然ですが、修学旅行などの学年行事もありますから、十分に楽しみ、充実した時間を過ごしてほしいと思います。

今日の午後には、皆さんの後輩となる 新入生第37期生222名が入学してきます。皆さんは先輩として、ぜひ、よい見本になってください。体育大会や文化祭ではリーダーとしての役割をしっかりと果たしてください。 これからも引き続き、先生方とともに 私も皆さんを応援します。それに応えるよう努めてください。ともに、頑張りましょう。 これで、私からの一学期始業式でのお話を終ります。

(平成26年4月8日)

 

いよいよ新学期  2014.4.1 #001

4月1日(火)桜が咲き、新年度の訪れです。
やわらかな春の陽射しを受け、本校の桜も満開です。また、プランターの花も春の息吹を感じさせてくれいます。
いよいよ4月1日。本日は新しい先生方をお迎えした西淀川高校です。新入生222人を迎えるために準備を進めています。心配事は一つだけ、新入生を迎える入学式まで桜の花が、その美しさを保っていてくるかです。

(平成26年4月1日)

 

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