18日の地震以来の授業再開でした

 18日朝の地震以来、本校は三日間、臨時休校としていました。何とか、本日(21日)から授業を再開することができました。

 朝、廊下を歩いていると、登校してきた2名の女子生徒が声をかけてくれました。「校長先生、すごい地震でしたね。先生はどこで地震にあったのですか」という問いに「すでに学校に来ていたから、校長室で仕事をしてたよ」と答えると、「一人ですか、一人であんな揺れを経験したら、怖くなかったですか。大丈夫でしたか」と気遣ってくれました。自分たちも地震で非常に怖い思いをしたにも関わらず、他者を気遣うことの出来る阿武高生を誇りに思います。

 さて、本日のホームルームで保護者の皆さん宛に以下の内容の文章を配布しています。ご確認ください。

「授業の再開について

 保護者の皆様におかれましては、平素より本校の教育活動にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。この度の地震につきましては、余震やライフラインの停止等きびしい状況について、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、本校ではこの間の状況を踏まえ昨日まで休校としていましたが、施設設備の復旧の目処が立ちましたので、本日21日(木)から授業を再開しました。

 ホームページでもお知らせしておりました水道管の破断については、貯水槽を活用することで断水を免れることができました。これによりトイレや手洗いが出来ます。ただ、飲用には適しませんので、生徒のみなさんの水分補給については、各人でペットボトルや水筒をご用意いただければと思います。なお、貯水槽の容量に限界があることで、当面午前中のみの4時間授業とさせていただきます。なお、これに伴い、食堂の営業も当面見合わせていただきます。

 また、地震の影響で体育館の窓や視聴覚教室の一部に破損個所があります。また、校舎裏の路面の一部にも破損が見受けられます。こういった破損個所は、本格的に業者が修理をするまでかなりの日数がかかります。それまでは、使用禁止・立入禁止として対応します。生徒の皆さんの安全には最大限の注意を払いますので、ご理解ください。

 水道管の本格補修、体育館の窓の完全補修、視聴覚教室の補修、及び校舎裏の路面の補修につきましては、府教育委員会と連携しながら、生徒の皆さんの学校生活に影響の出ないタイミングでの本格的な補修を予定しております。

 なお、減ってきたとはいえ未だ余震が続いている状況ですので、授業内容を一部変更します。1学期末までは水泳の授業、体育館での授業、理科の実験の授業、家庭科の調理実習、福祉の実習等は行いません。生徒の皆さんの安全を第一に考えて、カリキュラムを一部変更して執り行います。

 今回の地震で精神的なショックを受けられたお子さんもおられると思います。本校ではスクールカウンセラーと連携しながら、精神的なケアにも取り組んでまいります。何かご相談されたいことやご不安なことがあれば、遠慮なくお申し出ください。

 今後も予断が許さない状況が続きますが、常に生徒の皆さんの安全安心を第一義に考えて学校教育に取り組んでまいりますので、何卒ご理解ご協力をお願い致します。」