近畿聾学校卓球大会 和歌山大会

6月14日(水)和歌山県立体育館で 第19回近畿地区聾学校卓球大会和歌山大会が開催されました。

だいせんからは本科1年生男子2人が男子シングルスに出場しましたが、出場した2人のうち、中澤さんが、1回戦、2回戦、準決勝と勝ち抜き決勝に進出しました。

決勝の相手は2年生。粘り強くミスの少ない選手です。

決勝まで出てくるだけあって、さすがに強く、第1ゲーム、第2ゲームと取られてしまいました。

「もはやここまでか・・・」と思いましたが、あきらめかけていたのは私だけでした。中澤さんは決してあきらめず、1ポイントずつ積み重ね、第3ゲーム、第4ゲームと連取をして、試合は最終ゲームまでもつれ込みました。

最後の第5ゲーム、これを取った方が優勝です。

試合は、僅差で進み、どちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、最後は中澤さんが相手を振り切り、勝利を収めました。

相手の選手は試合直後にはとても悔しそうでしたが、その後、中澤さんの勝利を笑顔で称えていました。勝ち負けよりも、自分が負けた相手の勝利を祝福できる、その選手の態度こそが素晴らしかったです。

主管校の和歌山ろう学校の生徒のみなさん、大会運営にご協力いただいた先生方、大変お世話になりました。ありがとうございました。

だいせんのもう一人の選手は、まだ卓球を始めたばかりなので勝ち進むことはできませんでしたが、来年は「打倒 中澤」をめざして練習に励んでください。

今年は、個人戦にしか出場できませんでしたが、来年は団体戦にも出場したいですね。

このブログを見ている、中学生、中学部生のみなさん、来年はだいせんに入学して、卓球部に入部しませんか?