12月9日、兵庫県の「海外移住と文化の交流センター」において「違うことこそすばらしい!子ども作文コンクール」の優秀賞受賞式が開催されました。本校のネパールをルーツに持つ生徒が受賞しました。
この作文コンクールは、外国にルーツを持つ小中学生、高校生の作文コンクールで、外国人教育に取り組む関西5府県の団体が主催しています。今年で22回めを迎えました。
日本に来てすさまじいいじめを受けた話や、逆にたくさんの日本人の友人に囲まれて楽しく過ごしてきたという話などが率直に語られていました。ある小学生は、ドラマ『大地の子』を視聴して中国残留日本人について学び、自分の曾祖父の苦労を知り、そこから自分のルーツについてもう一度考え直したことなど、作文を発表した子どもたちのだれもが、自分のルーツを誇りにしていることが分かるような内容でした。
本校のネパールにルーツを持つ生徒は、中学校の時に日本に来て、最初は日本語が分からずに苦労したが、少しずつ友人もできて日本語もわかるようになったことを紹介し、将来の夢を語りました。