クリスマスシーズンから新年の期間は、大阪を訪れる観光客の皆さんを助けるための通訳ボランティア。この活動はNPO「おおさかこども多文化センター」の皆さんが企画して実施しているもので、大阪市交通局の職員の方と協力して、大阪府の高校に在籍する外国にルーツを持つ高校生が、自分の言葉(母語)と日本語を使って通訳をします。切符の買い方から、「USJに行きたいのだけど」とか「京都にはどう行くの」というような質...
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2017年アーカイブ
ネパールはインドと共通する文化を持っています。今年入学したネパールにルーツを持つ生徒に聞いたところ、インドの言葉(ヒンディー語)は聞けばなんとなくわかるということでした。 インドでは映画上映中に紙吹雪をまいたりクラッカーを鳴らしたり、とても「騒がしい」雰囲気の中で映画が上映され、それが楽しみになっているそうです。この日は、このようなインドの映画鑑賞の雰囲気も体験しました。 ネパールにルー...
2学期の終業式で、ネパール出身の生徒が作文を発表しました。 「ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール」で優秀賞を受賞したので、校長先生から表彰状を渡していただき、そのあと全校生徒を前にして作文を朗読しました。 日本に来て最初は日本語もわからず一人ぼっちだったけど、先生や友人に助けられながら高校までたどり着き、将来はコンピューター技師になりたいという夢を語った作文です。 この作文発表...
2学期もあと二日を残すばかり。今日(12月20日)は、多文化研究部のクリスマス会。 みんながお菓子などを持ち寄ってのパーティで、本格的なネパールのナン(チーズ、ココナッツ、小倉あん)、フィリピンのゼリー、鶏のアドボ(煮込み料理)、中国の沙琪玛、ヒマワリの種、タイのココナッツのお菓子など、テーブルの上はまさに多文化共生。 お菓子を食べながら、歌や踊りなど、得意な出し物を披露して楽しいひと時を...
12月9日、兵庫県の「海外移住と文化の交流センター」において「違うことこそすばらしい!子ども作文コンクール」の優秀賞受賞式が開催されました。本校のネパールをルーツに持つ生徒が受賞しました。 この作文コンクールは、外国にルーツを持つ小中学生、高校生の作文コンクールで、外国人教育に取り組む関西5府県の団体が主催しています。今年で22回めを迎えました。 日本に来てすさまじいいじめを受けた話や、...
11月26日に開催された大阪マラソン。外国から多くのランナーが参加するこの大会で、本校の外国ルーツの生徒たちが通訳ボランティアとして参加しました。当日はそろいのウェアーを着て、道頓堀と難波付近で待機。残念ながら通訳としての仕事はあまりなかったのですが、この催しに参加して、生徒たちはいろいろな刺激を受けたようです。 何よりも、自分の言葉(母語)が日本で必要とされたことに、自信を持ちました。 こ...
11月5日、大阪府立今宮工科高校を会場に、中国ルーツの高校生の交流会「你好(ニーハオ)交流会」が開催され、本校の生徒が参加しました。この交流会は、大阪府立学校在日外国人教育研究会(府立外教)が主催する生徒の交流会です。府立外教は、大阪府内の高校が参加する研究団体で、外国にルーツを持つ高校生の支援や教育の研究を行っています。なお、朝鮮半島にルーツを持つ生徒とそれ以外の外交ルーツの高校生の交流会は別...
11月18日、とよなか国際交流センターで「第13回多文化フェスティバル」が開催され、本校の多文化研究部(くろーばぁ)の渡日生たちが参加し、「私たちの国 中国・ネパール・タイ・フィリピン」のコーナーを出店しました。 来場者に自分の名前を日本語などで書いてもらい、それを中国、ネパール、タイ、フィリピンの文字で書いてプレゼントする企画は大好評でした。タイ語とネパール語は日本の文字と全く違うので、みん...
11月11日、東淀川高校の学校説明会があり、多くの中学生が学校にやってきました。 説明会には外国にルーツのある中学生も20名以上が参加。本校の渡日生が参加した中学生をサポートしました。東淀川の渡日生特別枠入試は今年度から始まったので本校に在籍する特別枠で入学した渡日生は1年生だけ。1年の渡日生にとっては初めての「後輩」です。 朝は受付に待機して、自分が担当する中学生が来ると一緒に全体会の会場...
11月2日(木)、体育館で1年生の「夏休みオリジナル研究発表会」がありました。オリジナル研究は夏休み中に1年生全員が自分で課題を見つけて研究した宿題。そのうち、優秀であった4人が発表しました。後半は、渡日生の「WaiWai!トーク」に出場をめざす5人が発表しました。 「WaiWai!トーク」は、大阪の高校に在籍する外国にルーツのある生徒が、自分の言葉(母語・継承語)で、自分が考えていること、自分が...
10月7日、外国にルーツのある高校生が集まる「One World」が、府立長吉高校を会場に開催されました。 中国や朝鮮半島にルーツのある生徒はそれぞれの交流会があります。One Worldは、これら以外の地域の高校生が集まります。本校からは、ネパール、フィリピン、タイ、ペルーにルーツを持つ生徒が参加し、他校の仲間との交流を深めてきました。 言語別の交流がありますが、この集まりのメインイベントは、そ...
放課後、中国出身の中学生が中学の進路担当の先生と一緒に本校に来ました。中学3年生にとっては、高校進学でいろいろと悩む時期です。東淀川高校ではどんな勉強ができるのか、入学試験に向けてどんな準備をすればいいのか、心配の種は尽きないようです。 本校の1年生で中国出身の生徒が様々な質問に、自分の体験にもとづいて答え、また、学校の中を案内して回りました。 先輩としてとても立派に行動してくれて、付添の中...
9月2日(土)は東淀川高校の文化祭。くろーばぁの生徒たちの練習の成果を発揮する日です。教室では「多文化博覧会」の展示。自分のルーツのある国を紹介するポスターのほか、衣装なども展示しました。また、こられた方々に自分の国の言葉を教えるコーナーを作りました。生徒たちは、"こんにちは"など、簡単な言葉を教えていました。 閉会式では和太鼓を披露。本番はさすがに上手に出来ました。
明日は文化祭です。多文化研究部「くろーばぁ」は、和太鼓と多文化展覧会の展示で参加します。 多文化展覧会は、ルーツのある国の言葉や写真、地図、衣装などを展示して、訪問された皆さんに簡単な自分たちの言葉をお教えしようというものです。 写真は教室の展示の準備で、これから和太鼓の最後の練習を行います。ちなみに写真の民族衣装はネパールのものです。衣装を着ているのは、フィリピンの生徒です。ネパールの生徒...
きょうは大阪市営地下鉄で通訳ボランティアをしました。これは、NPOおおさかこども多文化センターが実施しているもので、大阪府内の高校に在籍する渡日生たちが自分の母語を活用して、海外からの観光客の人たちのために通訳をするものです。もちろん日本語もわからなければいけません。 きょうは東淀川高校の中国にルーツがある生徒とネパールにルーツがある生徒4人が参加しました。中国語と英語での通訳です。日本語がわ...
1年生の夏休みの課題の一つが、大学のオープンキャンパスに行くこと。そこで、多文化研究部の渡日生は関西外国語大学へ行ってみました。 自分の国に帰っている生徒もいるので、この日の参加者は7人。初めて見る日本の大学でした。 生徒たちの進路希望は大学進学。これからの勉強への意欲も高まりました。
7月28日(金)、中学校の先生方対象の学校説明会がありました。この日は夏休み前半の日本語補習の最終日で、多文化教室に4人の渡日生が残っていました。急きょ説明会での自己紹介を依頼。まったく練習もなくぶっつけ本番でしたが、高校と中学校の勉強の違い、どうして東淀川高校を選んだのかという質問に立派に答えていました。中学時代を知っている先生もおられましたが、日本語の上達ぶりにびっくりされていました。
夏休み前半の日本語補習は7月28日で終了。家庭科教室をお借りして料理会をしました。実は、家庭科実習の授業を都合で休まざるをえなかった生徒の補習があり、それに便乗しました。 おにぎりと豚汁という簡単なメニューですが、きれいな三角のおにぎりから、今にも崩れ落ちそうなおにぎりまで、いろいろと出来あがり、最後は自分で握ったおにぎりを食べました。 家庭科の先生方、ご協力ありがとうございました。
蘇州大学を卒業したSさんが本校を訪れました。Sさんは日本の大学院に進学するため大阪に来ています。 日本語学習のお手伝いをしていただき、その後の和太鼓練習にも参加してもらいました。 練習後、多文化教室でくろーばぁー生と交流し、中国の大学のことや、進路を決める際にどのようなことを考えたかなど、いろいろなことを生徒の質問に答えながら語っていただきました。短い時間でしたが楽しく交流することができました。生...
今日から夏休みに入りました。学校の外ではセミの声がうるさいほどです。学校の中は、講習やクラブで登校する生徒もいますが、いつもとちがって静かな様子。しかし、くろーばぁの生徒たちは7月28日まで毎日、日本語の勉強と文化祭のための和太鼓の練習があります。和太鼓はまだ始めたばかりで、まったくそろいません。日本人生徒を誘って一緒に和太鼓をたたくのが目標の一つです。今日は一人の生徒が一緒に練習してくれました。...
7月20日は終業式。今日で1学期は終わり、明日からは夏休みに入ります。 クラスでのホームルーム終了後、くろーばぁ生は多文化教室に集まり、夏休み中の過ごし方の説明を受けました。 自分の国に帰る生徒もいますが、明日から7月いっぱいは日本語の学習と9月の文化祭に向けた練習があります。文化祭では、多文化研究部として日本人生徒も誘って和太鼓の演奏に挑戦します。 8月からは学校での勉強はありませんが、宿題は山...
大阪府内の高校に通う渡日生が、大阪市交通局と連携して、海外からの観光客の皆さんを助けるための通訳ボランティアを行っています。NPO法人おおさかこども多文化センターがサポートするこの取り組みに東淀川高校の生徒も参加しています。 7月17日、初めてこのボランティアに参加する1年生が大阪市交通局の皆さんからガイダンスを受けました。地下鉄路線図も渡され、一生懸命に覚えています。この日は業務の内容の説明...
7月1日(土)、府教育センターで「帰国・渡日生徒のための進路説明会」がありました。渡日生徒のために特別に開かれる説明会で、関西の7大学から担当者がきて、学校の概要のほか、この生徒たちに適した入試方法も説明してくれました。すべて通訳が付いていました。また、その他に7大学が資料参加してくれました。 本校は今年から渡日生の特別枠入試を始めたのでまだ1年生だけですが、14人全員が参加しました。興味深そ...
本校では今年度の1年生からGTECというテストを全員が受けます。これは英語の力を測定するテストで、年に2回受けます。 5月に第1回のテストを実施し、その結果が戻ってきました。そこで、成績が優秀であった生徒を表彰することになりましたが、上位14名のうち、8名が渡日生でした。英語で生活してきた生徒もいますが、中国ルーツの生徒も選ばれています。 日本語はまだまだかもしれませんが、潜在的な力はすばら...
新しい学校紹介パンフレットを作成中です。 本校は今年度から普通科専門コース設置校へ衣替えするとともに、「日本語指導の必要な帰国・外国人選抜」の実施校となりました。これを機に学校紹介のパンフレットも一新しています。パンフレットで使用する写真も一工夫します。 本校の国際色豊かな雰囲気を使えるため、3人の渡日生徒が他の日本の生徒と一緒に登場します。その撮影風景。緊張しているようにも見えますが、学校の代表...
高校の体育祭に初めて参加した渡日生の作文です。中学1年生の時に中国から来日しました。日本人生徒と協力して、初めての体育祭を楽しんだ様子が伝わってきます。 日本語が不自然なところもありますが、生徒の表現を尊重して、誤字や脱字以外は訂正せず、生徒が書いた作文を紹介します。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 6月2日、東淀川高校で第63回体育祭が開催されま...
自分の国を紹介するポスターを作っています。 今年入学した生徒のルーツは、中国、ネパール、タイ、フィリピンです。自分が通っていた学校や有名な場所、料理などの写真を集めて紹介します。タイとフィリピンの生徒は一人しかいないので、中国の生徒が手伝ってくれます。 完成したら、他の生徒に見てもらうため、学校の廊下に張り出します。文化祭(9月2日)でも展示する予定です。 自分のお国自慢、とても楽しそうです。
日本語の授業で調べたことを発表しました。多くの先生方が見に来られました。3グループが大学について調べ、学校の食堂の方へのインタビュー、食堂利用者へのアンケート調査がそれぞれ1グループでした。 どの発表もよくまとまっていて、日本語による説明もしっかりと出来ました。
授業で日本語を勉強していますが、毎週水曜日の放課後には、多文化教室で日本語能力試験に向けた勉強会を行っています。N2(2級程度)とN3(3級程度)に分かれて、それぞれの課題に取り組みます。すべての問題に正解するまで帰ることはできません。早くクラブに行きたい生徒は、どんどんと練習問題を解いていきます。急がない生徒は、じっくりと取り組んでいます。 日本語能力試験まであと半月程度。最後の追い込みです...
5月13日に開催された「渡日生の高校生交流会」に本校の生徒が初めて参加しました。とても楽しかったようで、生徒が作文を書いてくれました。中学2年のときにネパールから来日した生徒で、まだ日本語は十分ではありませんが、楽しかった様子がよくわかります。日本語の表現はこなれず、ひらがなまじりですが、なるべく生徒自身の書いた文の趣を残すため、誤字・脱字以外はほとんど修正しませんでした。今、学校で日本語を一生...
本校では、渡日生徒のルーツを大切にし、日本語や教科の学習だけでなく、自分の言葉である母語(継承語)の授業も行っています。 今年から始まったこの授業は「第一言語」。外国にルーツを持つ生徒のための授業で、中国語、ネパール語、タイ語、フィリピノ語が開講されています。1年生は必修科目の授業が多く通常の時間割の中に第一言語の授業を入れることができなかったので、火曜日の7,8限に勉強しています。2年生から...
5月13日、大阪府立桃谷高校を会場に「新入生歓迎!高校生交流会」が開かれ、本校の渡日生が参加しました。この交流会は毎年開催されているもので、大阪府内の高校に在籍する外国にルーツを持つ高校生が集まります。 本校では今年度から「日本語指導の必要な帰国生徒・外国人生徒選抜」が実施され、4月に初めて14名の生徒が入学しています。日本語がほとんどできない生徒もいますが、日本語授業、教科の抽出授業、母語・...