美術工芸表現コース 高大連携授業

本日7月9日(火)、京都芸術大学より出張授業にお越しいただきました。美術工芸表現コースの生徒を対象に陶芸体験をしました。生徒たちは思い思いに粘土を捏ねて自分がイメージしたものを形にしていました。一人ひとりが真剣に土と向き合ってできた作品がどの様に仕上がるのかワクワクしていましたが、本日の授業では作った作品を2階から落として変わり果てた作品をさらに楽しむというものでした。一生懸命作った作品を2階から落とすなんて「あー、もったいない」と思うのは私だけのようでした。体育館2階の通路から一つひとつの作品が自らの手によって落とされる時、「どの角度で落とすと面白いかな?」と生徒たちは楽しそうに考えていました。芸術は深いですね。落下した作品を改めて見るとどれも「いい味」を出していました。講師の先生が作られた壺も例外なく落とされました。落下したことで形は変わりましたが、また違った価値を見出すことができました。壊れることは決して悪い事ではないんだと私なりに解釈できました。
本日は大変お忙しい中、北摂つばさ高校にお越しいただきありがとうございました。生徒たちの心に残る刺激的な授業でした。また機会がありましたら是非よろしくお願いします。