昨日の3,4限に多目的ホールにて、2年「未来探究」全体発表会が行われました。2年生全員が6月から班ごとにテーマを決めて、それぞれの方法で調査をしたり実験を重ねたり、また、フィールドワークを行い、探究テーマに深い関わりのある地域の方や大学の先生などから学ぶなど、探究学習を深めて発表します。

今回発表するのは、テーマ別発表会で選ばれた代表の9班です。発表時間は7分。司会やタイムキーパーなど進行は全て生徒が行います。また、ゲストコメンテーターとして、学校運営協議委員の自彊会会長の新居様、PTA会長の船山様、大阪市立木津中学校長の田中先生、石井記念愛染園で前PTA会長の村田様、大国保育園長の西野様、エール学園の浦瀬様にお越しいただきました。ご多用の中、有難うございます。




はじめは、「面接で100パーセント⁉合格する方法」のテーマで、第一印象が面接試験にどれだけ影響するかについて詳しく調べ、実際に企業の人事担当に訊くフィールドワークや実証実験などの研究を通じて発表していました。仮説に反し、メラビアンの法則のとおり、概ね第一印象は重要であることが分かったようです。発表の途中まで、ステージの3人が第一印象の異なる役割を演じながら話していたことを聞き、より分かりやすく伝えようと工夫していることに感心しました。




次は、「vs老後の健康課題~高校生が考える健康体操~」のテーマでソレイユのIさんも一緒になって取り組んだ探究の発表です。高齢者の中には、腰や膝、四肢の痛みや動作が思うようにできない悩みを持たれている方が多いことに対して、理学療法士の方のアドバイスを聴き、自分達で高齢者の方が3分で出来る簡単な「いまみや体操」を考え、それを毎日してもらうことで、運動に必要な筋力を強め、痛みなどから解放されることを提案しました。実際に近隣の施設に出向いて、高齢者の方々と一緒に「さんぽ」の曲に合わせて「いまみや体操」をしました。その施設では今でも彼女たちが提案した体操を続けられているそうです。




次は、「アップサイクルを身近に」のテーマで、多量に出るさまざまな廃棄物を楽しく効果的に再利用する方策について探究した成果発表です。ゴミ問題や廃遺物の再利用については、これまで多くの生徒達が探究テーマにして取組んできましたが、AIアプリを作製して取り組んだというのは初めてです。この班は廃棄物の素材や大きさなどの情報とどのような再利用を欲しているかを入力することで、魅力的な商品にアップサイクルのアイデアを提示してくれるAIアプリを製作し、AIとともに実践しました。例として捨てようとしていたズボンで、AIが提案したお洒落なトートバッグを作っていました。




次は、「保育を広めるには」をテーマに、社会問題になっている保育士の不足と向き合い、高校生でも資格を取ることができる「子育て支援員」にフォーカスを当てて探究を深め、子育て支援員の資格を持って保育に携わる高校生を増やす方策を提案していました。「保育する人が不足しているのは、制度と環境の問題である」と、言い切る強さを持てたのは、十分な調査や研究と、フィールドワーク等の実際的な体験を踏まえたからだと感じました。




次は、「理想のヒーローがおっさんに~蛙化現象~」のテーマで、蛙化現象(=好意を持っていた相手が自分に好意があるとわかると、その相手に生理的な嫌悪感を抱くこと)を「好きな人の些細な言動に幻滅して気持ちが冷めてしまうこと」と定義づけ、そのような経験値の有無についてアンケート調査を行い、なぜ蛙化現象が生じるのか、その原因についての考察を深め、自己肯定感と結びつけて考えるなどを行い発表しました。




次は、「カラオケ完全攻略法」をテーマに、16タイプ3タグを精査できるAIアプリを作ってどのように歌えば、高い得点が取れるか何度も何度も同じ曲をカラオケBOXで歌い、100回ほども実験を繰り返したという発表でした。実験は班のメンバーだけでなく、大人の人にもしてもらったとのこと、結果はアプリを遣えば、全員点数が上がることが分かりましたいよいよ生徒達がAIアプリを簡単に作製する時代になったと言えるでしょう。今までたくさんの発表を聴いてきましたが、あまり例のない珍しくて面白い探究でした。




次は、「苦手な野菜をなくそう!」のテーマで、野菜が苦手な子どもが多く、特にその代表格であるピーマンにフォーカスを当てて、ピーマンを克服するための調理方法を、あれこれときめ細やかに検討し、試してみてお奨めの調子方法の提案をしていました。例えば、縦に切るより横に切る方が苦みが少ないなど、知らなかったこともありました。また、子どもの舌と大人になってからの舌とは、好き嫌いに影響する味の感じ方が変わることも伝えていました。勉強になります。




次は、「 i L♡VE 勉強」のテーマで、勉強するが習慣がつくために、どいうすればよいか考え、アンケートを取ると、人によって異なることが分かり、一概に「○○だ!」とは言えないことが分かりました。そこで、簡単なアンケートに答えることで、自分に効率的な勉強のタイプが分かるAIアプリを開発し、実験の実証を試みました。自分の得意な勉強の仕方を、当事者である高校生が作ったAIアプリが提示するような時代が来たんだと、改めて実感しました。




最後の班は、「トイレボリューション」と題して、学校の男子トイレのパーテーションを自作し提案していました。発表の中で生徒も言ってたように、例えば伊丹空港のトイレにはお洒落なパーテーションがあったり、あべのハルカスの扉がないだけの個室のような立派なパーテーションがあるようなところが増えてきていますが、学校もそのようにしたいと思う生徒が少なくないことがわかりました。このような視点や発想はとても大切ですが、「誰が綺麗に清掃するのかという視点も持って考えてください」とのゲストコメンテーターの言葉もありました。ぜひ考えてくださいね(^^)/
取り組んだテーマは様々ですが、皆、熱心に取り組み生き生きと発表していました。中には、とても興味深い発表もありました。生徒の皆さんお疲れさまでした。この経験をぜひ次につなげてほしいと願っています。有難うございました。